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防犯コラムColumn

「2021年09月」のアーカイブ

特殊詐欺対策④愛知の取り組みetc

■特殊詐欺捜査協力報奨制度

特殊詐欺検挙グループの検挙へ協力すると、報奨金が支払われる制度です。ニュースでも特殊詐欺に遭っていると気づいた被害者が警察へ通報・協力して逮捕につながった話があります。
詐欺被害を減らすには、まず「詐欺に気づけること」が大事ですね。

愛知県警【特殊詐欺にご注意】



■〇(まる)っとあいち・絆プロジェクト

特殊詐欺を出さない地域づくりには、家族の絆、地域の絆が重要、ということで継続的な活動が可能な団体や事業者の方(2名以上の団体)を募集しているそうです。

※上記の愛知県警リンク内ページに詳細情報あります。



■寿がきや

愛知県民のソウルフード・スガキヤが愛知県警とコラボ!呼び出しベルに特殊詐欺注意喚起のシールを貼りつけているそうです。
※豊明市等の6店舗



■特殊詐欺対策電話の展示

東浦町役場で半田警察署が特殊詐欺対策電話を展示しました。
以前の記事【特殊詐欺対策②警察等推奨】でも紹介しましたが、直接話さなければ騙されることもない。
近くに家電量販店がない、通販だと各メーカー色々な機種があるし、触らずに購入は不安(操作に不安)。ご高齢の方が買い替えを迷う理由は様々あると思います。役所に行く用事のついでに実機が見れるのは、購入検討の一助になりそうです。

東浦町では今夏、銀行員を名乗る男から「キャッシュカードが不正利用されています」といった詐欺電話がかかってきていますしね。



■防犯ランニング

数年前から防犯ランニング、またはパトロールランニング、略してパトランという活動が起こっているそうです。
「健康管理目的にウォーキングやランニングをするなら、ついでに地域ボランティアとしてパトロールしよう!」ということですね。

【名古屋ランニングジャーナル】
 ※アプリもあります。

【パトラン】
こちらで参加チーム探せます。今のところ中部は西尾チーム発見!

HPで見つけられなくても、最近はSNSの方がお手軽タイムリーな情報発信ができる為、そちらで発見できるチームもあるかと思います。

ランニング・ウォーキング、犬の散歩をする人口の多い町は近所を見守る目が多く、犯罪がしにくい面があります。
しかし以前の記事【泥棒の真の姿とは】の中で「泥棒かも!?と、疑うべき人」にも書きましたが、ランニングやウォーキングを装って下見や空き巣に入ることもあります。
見分けるのは難しいですよね。町の人全員の顔を覚えるのは無理ですし。何より誰も彼もマスクをつけているご時世、顔を隠したい者にとって都合のよい状況です。顔を確認できない、何かあっても特徴を覚え難い。

かなり以前から、町内で「防犯パトロール中」の腕章や自転車のカゴにプレートをつけて回っていることがあります。パトランの方々も同様、グループで腕章等ありますので、参加者については見分けるポイントになります。

しかし腕章やプレートがあったとしても、どんな格好、どんな肩書の人にせよ、先入観なく相手の挙動・言動を観察することが大事かと思います。
相手は警察官にさえ変装するのですから。



特殊詐欺対策③続・変装は見破れる?

前回の「ニセ警察官の見分け方」続きです。



■ニセ警察官の見分け方-外見

ドラマ『ハコヅメ』で「笑ってはいけない通常点検」という人気ネタがありますが、点検はかなり厳しく、髪型や制服・装備等、不備や汚れに至るまで事細かにチェックされるとか。
なので警察官は制服姿でもスーツ姿でも決まった装備をきちんとつけ、身だしなみもしっかりしています。
ドラマや映画に出てくる刑事や警官とは違う、ということです。

【警察官の身だしなみポイント】
チェックしやすい順に行きます。

①男性は短髪、襟足やもみあげをきちんと整える。女性は長髪も可だが、肩より長い髪は束ねる。
制服警官がやってきた際、帽子の後ろ側から長い襟足ふぁさぁ!小顔効果でサイドふぁさ!はニセモノの可能性が高いということです。

②男女共に脱色・染髪は禁止。
髪色は個人差ありますので、元から茶色っぽい髪の場合もありますが、いかにも染めている、脱色だと分かる髪は、ニセモノの可能性がかなり高いでしょう。

③帽子は額までしっかりかぶる。
市民へ対応している時、角度をつけてかぶることは禁止されています。例え酷暑でも警察官は帽子をずらしたり浮かせたりしません。

④制服もYシャツ・スーツもきちんとクリーニングされ、靴も汚れは落とし、着崩すことなく全体的にぴしっ!と身綺麗。

※制服や手帳等の携行品は偽物との見分けがつきにくい可能性はありますが、念の為。
【警察官の制服と携行品の紹介】 ※長崎県警サイト



■警察官の名刺

詐欺師は名刺を活用する傾向にあります。いまや簡単かつ安価にそれらしく作成できます。
ガス・水道会社や金融関係等の職員を騙る場合同様、警察に扮する場合も名刺を渡してくる可能性があります。
しかし警察官の名刺は警察官の【公用名刺(職員名刺)】は悪用される危険が高く、特別な理由(捜査関係・警察活動に協力してもらう)がない限り、一般の方に対して簡単には渡しません。
ほいほい渡してくる警察官は偽物の可能性もあります。

※一般の法人名刺も悪用されることは多々ありますので、扱いは慎重に。

しかし、警察官の名刺には 【公用名刺(職員名刺)】 の他に、もう一種類【CR名刺】というものがあります。
【CR名刺】 とは、地域課の警察官が使用する顔写真・氏名・連絡事項等が記載された名刺です。
これは前記事の確認事項で警察官が訪ねてくる要件に記した、警察官が受け持ち区の巡回連絡やパトロールを円滑に進める為に必要に応じて活用されます。

警察の方から名刺を受け取った場合、名刺に記載された署の住所や電話番号が正しいか、チェックしましょう。ネットですぐ調べられるのに、確認ぜず名刺の電話番号にかけるのは危険です。

本物の警察官の名刺が悪用されれば困るのは私達です。取り扱いは慎重に、紛失しないよう、不要になったらシュレッダーにかけましょう。

ニセ警察官の名刺を手に入れた場合は、警察へ通報しましょう。

※個人情報保護法の観点から、どの名刺も紛失させない、他者へ渡さない、不要になったらシュレッダーが基本です。


問題は特殊詐欺に騙されない為のマニュアルを警察や自治体が公開したり、我々みたいな業者も対策を呼びかけるわけですが、特殊詐欺を計画する側もそれらを見ることができる、更なる対策を練れる、ということなんですよね。
特に警察に関しては何もかも手の内に通じる内容を公開して、逆手に取られて犯罪者側がレベルアップを図るのでは意味がない。
そう思うと、何をどう、どこまで書くべきか、悩むところです。そして私達側も「警察」という肩書が悪用されないよう、自分達を守る為に彼らを守る(名刺等もそうですが)意味での協力も必要と感じます。