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我が家の周辺環境から防犯しませんか? 集合住宅編
■オートロック式の集合住宅は安心…ではない!からこそ、全員での取り組みが必要不可欠
前回、個人でできる対策の中に、集合住宅に関する内容について3点挙げましたが、内2点(下記)について今回必須対策として強く推したいと思います。
- 集合住宅のエントランスは例え業者の制服を着ていても、住人以外の人は通さない
- 集合住宅の共有入口の施錠徹底
この2点は個人が行うことではありますが、居住者全員で徹底しなければ泥棒の侵入を許し、全室一網打尽にされかねません。ここが集合住宅の怖さ、防犯の難しさになります。
■その親切心が命取り!
宅配業者さんが重い荷物を運んでいると、つい自分と一緒にどうぞ、とエントランスを通してあげたくなるかもしれません。
しかし例え顔見知りだとしても、自分が開錠した際に決して他人を通してはいけません。
宅配業者・検針他、集合住宅は出入りが多い為、居住者側が出入りを管理徹底しなければオートロックなど無意味です。むしろオートロックによる安心感で心の隙が生まれるならば、利便性だけの危険なシロモノと化します。
戸建てまたはオートロックではない集合住宅にお住まいなら、この心の隙は生まれなかった筈。直接玄関で家を守る意識で防犯に臨む筈なのです。
だからこそ「エントランスの出入りは我が家の玄関と同じ!」くらいの認識でいましょう。
暗証番号を入力するテンキータイプの場合、周囲(特に背後)に人がいる前での操作はやめましょう。盗み見られている可能性があります。
※この点は事務所や店舗、戸建ても同じです
■出入口の数だけ取り扱い注意
エントランスとは別に、共有扉がある場合、オートロックだとしても必ず扉がしっかり閉じて施錠されたことを確認しましょう。
事故防止の為、扉が閉じるまで時間がかかるタイプの場合、時間差で誰かが侵入する可能性があります。あるいは風で最後までしっかり閉じず、閂がきちんと飛び出ず半開きの無施錠で侵入されたというケースもあります。
泥棒にとって集合住宅は扉の数だけ、人の出入りの回数だけ侵入のチャンスが生まれると言っても過言ではありません。
■対策は個人+管理組合で
集合住宅に関しては居住者全員が心がける必要がある為、出入りや施錠に関して特にルールのない集合住宅ならば、管理会社経由での伝達や管理組合の総会等で話し合うのが良いかもしれません。
実際に防犯対策として、上記の注意事項が入居時のルールとして、または掲示物や配布文で定期的に周知徹底を呼びかけている集合住宅もあります。
また被害に遭った後に話し合いがもたれ、ルールが決められたケースもあります。
■集合住宅の危険性
集合住宅は例えセキュリティサービスに加入し、オートロックのエントランスや防犯カメラに守られていたとしても、入口ひとつ突破してしまえば、外からは誰が何をしているのか見えにくく、死角だらけ。
後は順番にひと部屋ごと回って悠々とひと目をはばからず窓や玄関の鍵を壊すだけですから、最も手間のかかる入念な周囲の下見と侵入が1度済み、利益は複数世帯分という美味しい物件になるわけです。
また万が一侵入者と共有部で遭遇しても、外からほぼ見えません。助けを呼んでも声が届きにくく非常に危険です。
セキュリティ設備を過信せず、居住者全員でより用心深く対応・運用することで、初めてセキュリティ設備が活きるのです。
次は欲張って町内会、周辺住民で行われている対策をご紹介します。
→次回予定「我が家の周辺環境から防犯しませんか? 其の弐」
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我が家の周辺環境から防犯しませんか? 其の壱
■周辺環境(町内・隣近所・集合住宅は敷地内含)を把握する
見慣れた風景である我が家の周辺…改めて見回してみてください。昼と夜で見えてくるものも違います。
どんな雰囲気、特徴がありますか?できれば泥棒になったつもりで。
- 清潔ですか?
- 回収日以外に出されたゴミが放置されていませんか?
- 寂れて感じませんか?
- 街灯や設備照明が切れていませんか?
- 手入れのされていない植木等で鬱蒼としていませんか?
泥棒は必ずと言っていいほど、現地の下見をします。
清潔な道や家の前、清潔なゴミ出し場、掃除の行き届いた集合住宅の共有部は、掃除をする人や管理する人がいる、ルールや伝達が徹底されているということ。
各々が家の前を掃く、善意で道を掃除してくださる方がいる、集合住宅の管理人が定期的に掃除をしているという、登校や出勤後の住宅街における昼間の風景は、「どの時間帯に最も人目が途切れるか」を探る泥棒としては入るタイミングが難しくなります。
逆にそういった人目が少ない、自分の住んでいる場所に無関心な環境では、泥棒は入るタイミングを狙い易くなるでしょう。
寂れて感じる場合、お隣りと距離がある、何時でもひと気のない家や空き家ばかり、街灯が切れている等、理由は様々あると思いますが、死角が多い、暗い、隠れる場所があると、泥棒にとって狙い目です。
子供にはかくれんぼの才能がありますから、お子さんにどこが隠れやすいか(死角か)質問したり、ご自身で童心に返って隠れる場所を探してみてください。それがご自分の家や周囲にあれば、要対策です。
■個人ができる周辺環境への対策
周辺環境を把握したら、次は対策です。自治体・町内会、集合住宅の管理組合等へ働きかけるのは大変、すぐにできないかもしれませんが、個人でできることもあります。
- ゴミ出し等のルールを守る
※自治体・町内会・集合住宅なら管理組合の各ルールを確認しましょう - 自分の家の前を掃除する(できれば時間は不定期が望ましい)
- 植木を定期的に剪定して整える
※死角を減らす、侵入者を見通せるポイントを作る - ポストに投函された郵便物・チラシはこまめに(できれば毎日)回収する
※留守かどうかの判断材料にされます - 家の前の街灯が切れた場合、連絡を入れる
※街路灯には管理番号、管理元と電話番号のシールが貼られています。
連絡先不明の場合、町内会または自治体へ
- 集合住宅の照明設備等が切れた場合、管理会社へ連絡を入れる等ルール通りに対応
- 集合住宅のエントランスは例え業者の制服を着ていても、住人以外の人は通さない
※次回詳しく記載 - 集合住宅の共有入口の施錠徹底
※次回詳しく記載
次は集合住宅における必須の対策です。
→次回予定「我が家の周辺環境から防犯しませんか? 集合住宅編」
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防犯は地域の犯罪情報を知るところから
■ご存じですか?愛知県は泥棒にとってご馳走エリア
令和1年までの12年間、愛知県は住宅の盗難被害全国ワースト1位。令和2年にやっと哀しい冠を脱ぎ、5位。まだまだ上位です。しかも被害総額だけならば全国ワースト1位(汗)
貯金してる人が多いというイメージのせいでしょうか?私が思い浮かぶのは、子供の頃に友人宅へ遊びに行くと、施錠されておらず、門限までは子供達の出入り自由な家が多かったこと。
時代が違う?確かに今は防犯意識の高い人が増えました。しかし今でも無施錠のお話を聞くことが実際あるんです。
「ウチは田舎だし。皆知り合いだもんで、勝手口から顔出してもらえるように開けてあるんだわ」あるいは「近所の目のある昼間は安心でしょ?夜になったらカギかけてるから」とか。
愛知県民は繁華街やビジネス街、商店街を除く住宅街を「ウチは田舎だから~」と、いまだ安心しているのかも。確かに新興住宅エリアの景色はのどかだったり、下町には古き良き時代の名残りがあったしります。“他人”を警戒しないというのは、平穏で微笑ましい。でも!だからこそ、守りたいのです。そんなあなたを大切な財産ごと。
あなたが警戒しないでいる“他人”とは、近所の人々のつもりでも、実際はどこか別のところから犯罪目的でやってきた“他人”も含まれるのです。そうして警戒しない方々を傷つけ、生活を脅かすのが犯罪です。
我々は実際に泥棒に入られ、怖い思いをされた方の生の声を聞く仕事でもあります。被害届を出して荒らされた部屋を片付け、より防犯性の高い錠に交換したとしても、一度悪意ある他人に侵入された怖さはつきまとい、不安な日々を過ごす方が少なくありません。
そんな思いをしない為に、今一度我が家を取り巻く周辺環境・立地まで含めて防犯対策について、考えてみませんか?
■まずは地域情報を把握する
そのエリアで発生しやすい犯罪というのがあります。
犯罪者にとって狙う理由がある、犯罪者に土地勘がある等…ひったくりや放火等が連続で起こる場合と同じく、泥棒も近いエリア、隣近所で続発することがあります。また、一度入られたエリアや家は対策しないままだといつか再び狙われることさえあります。
まずはご自分の地元情報を把握しましょう。
【アイチポリス】
※警察本部から犯罪発生情報・不審者情報・交通重大事故発生情報の配信アプリ
全国各県リンク集はコチラ
【愛知県警・パトネットあいち】
※不審者情報、犯罪情報配信メール
全国5位の愛知の中でも、自分の住む地区の件数を知ると危機感が生まれませんか?
市・区より更に絞り込まれたエリアの、直近の犯罪情報を知ると、更に恐くなりませんか?
泥棒同士のネットワークは、我々一般人が知り得る以上の横のつながりと情報量でターゲットに狙いをつけます。
危機感・恐れを抱いたならば、予防です。
予防の為に次はもっと身近な、我が家の周辺環境についても把握しましょう。
→次回予定「我が家の周辺環境から防犯しませんか? 其の壱」
危機感煽っておいて、連載なんて待っとれん!具体的なことをはよ!…という方は、お気軽にご連絡ください。
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