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防犯コラムColumn

「2022年05月」のアーカイブ

夜道の防犯 ③防犯グッズ

映画やドラマでは護身グッズで相手を撃退するシーンがありますが、シロウトにはなかなか難しいのが実情でしょう。
相手は自分より弱そうな対象を選び、有利な状況で襲ってきます。防犯グッズを取り出す暇がなかったり、取り出そうとしたことで利き手が使えない格好のまま抑え込まれる可能性もあります。例え取り出せても、使い慣れないグッズを焦っている状態で動く相手へ効果的に使用できるでしょうか。
バイクであればヘルメット、徒歩でも帽子・マスク・眼鏡等で顔を隠している相手へスプレー系は当て難く、逆に奪われて反撃される危険もあります。

傘等は距離を取る為の威嚇には使えるかもしれませんが、殴打で相手を攻撃しても、すっぽ抜けたり奪われたり、当てることができても握った手に衝撃が加わるのでしびれたり自分も怪我をして取り落とす可能性があります。何より常に傘を持っているわけではありません。
さらには、怪我を負わせてはこちらが傷害罪になってしまいます。
おおまかには、恐怖や危険を感じて攻撃=過剰防衛実際に襲われて防衛の為に反撃=正当防衛だそうですが、立証が難しい場合も。
更には護身用とはいえ使用すれば相手に怪我を負わせてしまう物(催涙スプレー、警棒、スタンガン等)は、所持は違法ではなくても携帯及び使用は軽犯罪法に該当する場合があり、相手に奪われれば非常に危険です。
また紛失して誰かが悪意を持って使用するおそれ、誤作動等で周囲に迷惑をかけることがないよう、日頃の管理・取り扱いに注意が必要です。

その為、前記事「夜道の防犯 ②対策」の【夜道の歩き方】①~⑩の外見や仕草によって、テキパキして隙が無い・警戒していると印象づけ、まずはターゲットにされ難くすること、いざという時に逃げる為の準備(靴や服装、時間を稼ぐ防犯グッズ)をしておくこと、が重要です。

その上で所持するならば、相手に接触しなくても使える防犯グッズが自身にとっても安全と言えるでしょう。



■防犯グッズ

【防犯ブザー】
音で撃退+周囲に危険を知らせることができます。「助けて!」という音声タイプも有り。

大切なのは、防犯ブザー+叫んで助けを求めること。「助けて」だけだと、周囲も突然のことにびっくりして何をすればよいか分からない場合がありますので、「通報して」等、明確に。
またあくまで音で威嚇・救援を求めるだけのグッズであり、周囲に誰もいない場合もあります。相手が怯んだ隙に逃げる、逃げながら叫んでピンチをできるだけ広く知らせることです。


【フラッシュライト】

強い光のフラッシュライトなら遠くからも効果があるので、相手との安全な距離を確保しながら顔へ向けて目つぶしができます。
状況によっては振り回す・点滅させる等で周囲にピンチを知らせる使い道も。但し音と違って付近に人がいなければ効果はありません。逃げる時間を稼ぐこと、叫んで助けを求めることが大切です。


【アイチポリス】
スマホで防犯ブザー機能が使えて、付近で起きた犯罪状況も分かるので用心しやすいと思います。
使用感としてはブザー音が小さいのが心もとないですね。

警視庁防犯アプリ:Digi Police
※防犯ブザーはありますが、地域情報は首都圏のみ

他にも無料の防犯ブザーのアプリがあります。


後をつけられたら逃げることは大事ですが、堂々と振り返って相手をけん制する、抜かせて先に行かせる、その際スマホを片手または防犯ブザーを握って「騒ぎを起こせるぞ」と誇示してもよいでしょう。騒がれて厄介そうな獲物だと判断して諦める可能性が上がります。
※実際に襲われた際は取り上げられる前にブザーを鳴らしましょう。

※持ち歩きやすさ、即使用できる装着・所持の仕方を選ぶ。実際使用時に手間取らないようにする。いざという時に不具合がないか、動作や電池残量等は大丈夫かを点検する。

※前記事の最後に書きましたが、何か理由や執着、個人的な感情等があって狙ってくる相手は、振り返って牽制、相手に追い抜かせて先を行かせる、防犯ブザー等では逃げ出さない、または一度は逃げても諦めない可能性があります。
相手の危険度合いによって自己防衛レベルを上げねばなりません。それこそ夜道はひとりで歩かない、警察や警備会社等プロ、周囲や家族の助けを借りる、防犯アイテムの選択幅を広げる(但し上記したリスクを考慮する必要有り)、自宅のセキュリティも見直し強化する、更には物理的に相手が把握できない場所へ逃げる等。


【催涙スプレー】
前述の通り、保管及び取り扱い要注意ですが、相手との接触無しに命中すれば撃退することができます。

奪われない、紛失しない、誤作動させない。命中しないリスクと、場合によっては軽犯罪を問われる可能性も有り。



■通報+更なる対策

防犯アイテムを使用した、ということは予防の段階を越えて危険なめに遭ったということです。
相手が逃げ出して被害を受けなかったとしても、念の為に直接家に帰ることはせず、警察へ届け出ましょう。
相手が逆恨みしたり、狙う理由が行きずりではなかった可能性もあります。逃げたとみせかけてまた後をつけ、家の場所を知られてしまうかもしれません。その日の帰宅及び暫くは後をつけられていないか充分に注意しましょう。

大事なことなので前記事に続いて書きますが、
尾行には常に気をつけて

また、届け出ることでその情報が周囲へも警戒を呼びかけ、警察の巡回を増やすことにもつながります。

その上で、自身の防犯対策レベルを強化、警戒しましょう。
同じ道は通らないできるだけひとりにならない、特に夜間はひとりで歩かない等。



夜道の防犯 ②対策

夜道は痴漢・つきまとい・連れ去り・暴行・ひったくり・路上強盗等の危険度が増します。
前記事【夜道の防犯 ①危険な場所】で身近な場所・よく利用する道で危険を想定できる要注意の場所を挙げましたが、「家に帰って鍵をかけるまで」常に用心することが大事、前記事に挙げた場所は輪をかけて警戒すべき場所です。
では日頃からどんな対策があるでしょうか。

『暗くなったら出歩かない』
ひとりの時はひとけのない時間帯・場所は出歩かない、これが一番です。相手が複数人の場合、ひとりでなくても狙われる可能性はあります。特にカップルだと余計に狙われる要因になることも。
また明らかに酔っている様子だと、狙われやすい獲物と判断されるでしょう。
性別では女性が全年代で狙われやすいですが、中高年では男性も主に金銭目的で狙われやすくなります。

しかしこれでは生活が成り立ちませんので、夜間は日頃から用心して出歩くしかありません。



■場所ごとの用心

①家の付近にいる人間がこちらを気にしていないか・ついてこないか確認してから家へ入る。

②門扉や玄関、集合住宅のエントランス扉・居室扉の鍵を開けるのは、背後左右に誰かひそんでいないか・後について入ってこないか確認してから。入ったら必ず施錠。
 →鍵開け中の無防備を襲われる危険、押し入られる危険有り

一軒家は門扉が施錠されていても、乗り越えて玄関付近の死角や植木の影で待ち伏せしやすい。

一軒家の敷地内や集合住宅の共有部は
死角が多く、外部からは見え難い

特に集合住宅は住人同士であっても自分の鍵でエントランスを開けて入るのが防犯の鉄則。
 →参考【我が家の防犯・集合住宅編】

③エレベーターはできるだけひとりで乗る。
帽子等で顔がカメラに映り難くしている人物が乗ろうとしたら譲って自分は乗らない途中階で乗ってきても降りる


④夜間はできるだけ階段を使わない。
 ※集合住宅・テナントビル・屋外含む。

階段は使用者にも周囲からも死角が多、足場的にも逃げ難い。

⑤高架下・高架沿い・地下通路・公園内や公園側道・堤防沿い等、前記事②~⑨に挙げた場所はできる限り避ける。

⑥車・自転車の乗り降り前は駐車場・駐輪場(特に駐車中の車の中や影)やその周囲に不審そうな人がいないか確認してから。
車は乗ったら即施錠する。

⑦電車やバスでジロジロ見られていないか、一緒に降りて後ろをついてくる人がいないか?
もしいたら(できるなら人がいる場所・明るい場所で)追い抜かせる



■夜道の歩き方

①できるだけ人通りの多い、明るい道を選ぶ。

②いざという時に助けを求められる場所を把握しておく。
 →交番、コンビニ等の夜間営業している店等
 ※24時間営業以外は営業時間を把握する

ながらスマホをしない・イヤフォンをしない
 →操作や通話中、音楽を視聴中は無防備で狙われやすい。

速足で歩く。

⑤周囲の視線や気配、後ろをついてくる気配がないか周囲に意識を配る。

⑥カーブミラーで死角を確認する。
曲がり角で待ち伏せていないか、背後をつけてくる不審者はいないか確認に活用。


⑦片手にスマホを持ち、いざという時にすぐ110番できるようにする。

⑧バッグはできるだけ体の前、または道路と反対側へ。

⑨もしついてきているかな?と思ったら、距離が離れている内に振り返る
ついてきているなら振り返ってけん制しつつ、できるだけ早めに人がいる場所・明るい場所で追い抜かせる

※相手の目的が悪戯や性的暴行なら怯えた様子を見せると喜ぶ=行動がエスカレートする危険があるので、振り返る際は毅然と。但し未遂の段階で攻撃的な態度で怒らせない。因縁をつける理由を与えない。
※振り返る目的は相手に気づいていること、警戒心のある相手だと思わせることです。

⑩遅くなると分かっている時は、ブランド物のバッグ等持たない、走れる服装・靴にする。
 →逃げ難い格好は狙われやすい。
 →ブランド物のバッグはひったくりの目印になりやすい。

ヒールを駅でスニーカー等に履き替える方もいるそうです。
またドレスコードとしていかにも狙われやすい装いが必要な場合、遅くなったらタクシーを使う、迎えに来てもらうと安心です。



■それでも襲われたら

相手が複数の場合、囲まれない内に・刺激しないようさり気なく、助けを求められる場所へ逃げ込みましょう。タクシーに乗って逃げるのが一番です。
相手が攻撃的な様子を見せている場合、コンビニ等へ逃げ込んでも店員さん1人では太刀打ちできません。そういった相手の動向・状況によっては即、警察へ通報、可能なら警察署へ逃げ込みましょう。

相手がひとりだとしても、振り返る・相手に追い抜かせて先を行かせるという行為をしたのに諦めない場合、その場で物色して選んだのではなく、何か理由や執着、個人的な感情等る、すぐ警察へ通報または逃げ込みましょう。
警察は事件にならないと動かないという面はありますが、警察へ相談して履歴を残しておくことは、本当に襲われた際、僅かでも警察が迅速に動く上で大切です。パトロールを増やしてくれる可能性もあります。
更には相手の危険度に合わせて自己防衛レベルを上げねばなりません。それこそ夜道はひとりで歩かない、警察やプロ、周囲の助けを借りる、自宅のセキュリティを見直し・強化する、または物理的に相手が把握できない場所へ逃げる等。

※但し自宅のセキュリティを強化しても道具を用いて力ずくで侵入しようと思えばできなくはない為、手段を選ばない相手、危険度の高い相手の場合は通用しない可能性有り

上手くやり過ごせた、撃退できた、逃げられた、としても、相手が逆恨みしたり、狙う理由が行きずりではなかった可能性もあります。逃げたとみせかけてまた後をつけ、家の場所を知られてしまうかもしれません。その日の帰宅及び暫くは特に後をつけられていないか充分に注意しましょう。

常に尾行に気をつけて