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防犯コラムcolumn

自転車を盗まれたら

【自転車を守ろう】に続き、盗まれてしまった時にすべきことをまとめます。

転売目的の自転車窃盗(ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク等のブランド・高級自転車、電動自転車がターゲットになりやすい)の場合、取り戻すには自動車・バイクと同じく時間との勝負になります。日頃から万が一に備えましょう。



■備えておくこと

①防犯登録をする
購入・譲渡どちらでも登録する。有効期限は10年自転車防犯登録甲カードは必ず保管。
は自転車防犯登録甲カードが必要です。
 ※警察へ盗難被害届、防犯登録の継続・廃車・住所変更・所有者変更の手続きの際には自転車防犯登録甲カードが必要です。

②自転車の写真を撮影しておく
 ※撮影はできるだけ自宅・会社等個人情報につながる場所以外で、人間が映らないように(背景のガラス等を含む)しましょう。

③GPSトラッカーを付けておく
万が一盗まれた時の為にGPSトラッカーを付けておけば、異常を検知した際スマホに通知が来て素早く通報、位置情報を確認できます。
但し性能差や電波状況によっては位置情報を見失ったり誤差が生じることがありえます。

④駐輪場の住所、警察署・交番の把握
自宅敷地内で窃盗に遭えば住所も届け先の警察も知っているでしょうが、通学・通勤で利用する駐輪場で盗まれた時に備えて、いつも利用する駐輪場の名称・住所、管轄の警察署・交番の場所を把握しておきましょう。
 ※交番によっては不在が多くて用件は署への内線をかけることになりますので、距離的に警察署へ行った方が早い場合もありえます。

⑤自転車用の損害保険
条件を満たす自転車なら保険を活用するのも安心です。


■盗難に遭ったら

落ち着いて現場で必要なこと「被害に遭った日時(駐輪を始めた日時~盗難に気づいた日時)・場所(駐輪した住所と名称)・状況」をまとめ、必要な物「印鑑身分証明書自転車防犯登録甲カード」、あると便利な物「自転車の画像、自転車の特徴を伝えられる情報」を準備し、一刻も早く警察へ届け出ましょう。

【警察へ盗難被害届を出す】
①盗難に遭った場所を管轄する警察へ届け出
自宅以外の出先なら管轄の警察署を調べましょう。交番は通報対応やパトロール等で不在だと待たされる場合があります。行ける距離なら警察署の方が確実です。

②届け出に必要な物・情報
身分証明書・印鑑・自動車防犯登録カード甲(登録番号・車体番号・所有者情報・購入先や登録店)、自転車の特徴、被害に遭った日時・場所・状況。
メーカー・車種・カラーは自動車防犯登録カード甲に記載がありますが、カスタムパーツやステッカー・ペイント等の特徴があれば伝えます。
盗まれた自転車は防犯登録シールを剥がされている可能性があり、自転車の画像があると警察も職質し易く探しやすくなります。
GPSトラッカーを付けているなら位置情報を伝えます。個人で窃盗犯のもとへ出向くのは危険なのでやめましょう。
 ※見つかり難い小型発信機でも気づかれて取り外される可能性はあるので、届け出も捜索も早い方が取り戻せる確率が上がります。

③届け出の必要性
持ち逃げした犯人が人身・物損等の事故を起こした場合、盗難被害届が出ていないと、事故を起こしたのは持ち主の自分ではないという証明が必要ですし、所有者責任を負わねばならない可能性があります。
またその場の足として利用して捨てる窃盗犯も多く、放置自転車によるトラブルや損害(私有地への無断駐輪、消防車や救急車の妨げになった等)も所有者責任になります。さらに放置自転車が撤去されて保管庫に回収された場合、盗難被害届が出ていないと保管料を請求されてしまうこともあります。
被害者なのに更に無用なトラブルに巻き込まれないよう、必ず届け出ましょう。

損害保険に入っている場合、申請には盗難被害届の受理番号が必要です。


【捜索するなら】

①注意点
自転車盗難で取り戻せる率は約50%、しかし転売目的のロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイク等のブランド・高級自転車、電動自転車(特にバッテリー)の確率はその半分以下に落ちます。
その場の足として盗まれて発見された自転車は発見まで数日~数ヶ月と状況によりますが、転売目的の場合は時間が経つほど発見が難しくなります。運搬や解体、転売が容易だからです。パーツごとに売られてしまえば確認もできません。
その為、1~2日の短い期間の捜索が勝負の分かれ道。待ってばかりはいられない!となれば、自分で捜索するしかありません。
自身で捜索をする!ならば、身の安全を第一に心掛けましょう。
身の安全とは、自転車発見と共に窃盗犯に遭遇した際、相手の抵抗から暴力沙汰になる危険があるからです。警察へ通報することが安全です。
盗難被害届の受理番号がこの時に活きて、警察も迅速に駆けつけてくれるでしょう。

では個人が短期間でどうやって捜索すればいいのでしょう?

②意外と近くにある可能性
GPSを付けていない場合、自分の足で探すしかありません。
無事発見した際の情報の中に、「意外と近場にあった!」というのがあります。
大がかりな窃盗グループなら儲けの金額的にバイクを狙うことが多く、自転車はひとりか少人数の確率が高いでしょう。物色した後、自分で乗って立ち去ることも多く、その場合の危険を冒しながらの移動距離は短い方が窃盗する側からすれば安心です。
意外と近場にある可能性はあるが移動時間が短いということは、ガレージ等へ入れられて転売の準備に入れば発見は困難になるということ。転売目的の窃盗で取り戻すのは非常に厳しい時間との勝負です。

その場の足に使う目的の窃盗では乗り回した後、駅前や商業施設等の無料駐輪場、集合住宅や公園の管理されていない駐輪場等、木を隠すなら森の中作戦をすることがあります。転売目的でもすぐには解体しない・できない状況であれば、こういった場所へ一時隠す場合もあるかもしれません。
探し回っていたら他人の家の敷地内に隠すように停めてあった!即通報!ということもありますが、捜索の際に自身が不審者にならないよう注意は必要です。同じ自転車で誤解という可能性もあります。

無料駐輪場で終電後に残るのは
放置自転車か被害品か

その場の足として使われた場合、使用後はどうなっても構わないといったふうにその辺の道端や空地へ放置、または人通りがなく草木で鬱蒼として隠せる場所という理由で停めておくこともあります。


③SNS等の活用
近所を探す…と言っても個人では限界がありますし、時間との戦いです。機動力である自転車を失ったオーナーが探せる範囲は限られ、体力と時間がかかります。
そこで友人知人を頼る、次に多少の個人情報を公開する覚悟があるならば、SNSや情報サイトを活用するのもひとつの手でしょう。

SNSや盗難自転車捜索の専門サイトで情報を公開し、目撃者を募ります。ここでも撮影しておいた自転車の画像が活きます。
※UPする画像は自宅・会社等の個人情報につながる場所以外で、人物を映さず(背景のガラス等にも要注意)撮影した写真を利用しましょう。
※そういった画像が無い場合、位置情報を削除したり見せたくない所や人物にはモザイクをかけます。

SNSは拡散され、より多くの方の目に留まらなければ効果が出にくいですが、拡散にはリスクがあることも忘れてはいけません

複数のSNSで呼びかける、専門アカウントやサイトの協力を得る場合、専門アカウントやサイトの選別は管理元がしっかりしていることを必ず確認する必要があります。
皆の協力がバトンみたいにつながって無事発見!愛車を取り戻した!という成功例は感動します。しかし善意の閲覧者ばかりとは限りませんので活用は自己判断、自己防衛を忘れずトラブルがあった際は自己責任となる覚悟は必要です。


大切な自転車を盗まれた被害者なのに、捜索するにもリスクを負い手間暇をかけさせられてしまいます。必要な物が必要な時に無い負担と憤り、いつ戻ってくるのか分からず新しい自電車を購入せねばならない出費、そうして戻ってこない悔しさ、やっと発見されてもパーツ取りされていたり乱暴に乗り回されて無傷ではない場合もあります。
そもそも無事に戻ってきたからと言って、嫌な気持ちは拭えず盗まれる以前には被害者は戻れません。
「高い防犯対策品を買ってツーロックしてたのに盗まれた」確かにそういう場合もあります。防犯対策された自転車に挑むかどうかは、窃盗犯の手口や技術・リスクを冒してでも欲しい自転車だった等、状況によります。
それでも少しでも嫌なめに遭う確率を無くす為に、防犯対策をおすすめします。