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防犯コラムColumn

「2021年12月」のアーカイブ

愛車を守るには 対策編Ⅰ

前回の記事でまとめた通り、車種に関係なく盗みやすい状態にした自動車は盗まれますので、全車種で必要な予防から、車種や利用状況・駐車環境によって必要と思われた際の対策をご紹介+注意点をまとめます。

■日頃の予防

①一瞬でも無締りにしない、絶対に施錠する
②窓もすべてしっかり閉める
③鍵をひとめにつく場所に置いたり所持せず、しっかり管理する
④できるだけ長時間・長期間放置しない
⑤張り紙やチラシがあったらすぐに剥がす
⑥荷物や鞄類を載せっぱなしにしない
⑦ETCカードを挿しっぱなしにしない
⑧管理された駐車場以外に駐車しない

日頃の予防で「盗みやすい自動車」と思わせない、興味を持たせないことが肝心です。
次からは物理的な防犯対策です。盗まれやすい車種・利用状況・駐車環境、周囲で多発していて不安等、状況やご都合に合わせて、対策しましょう。


■シャッター施錠付きガレージ

すべての盗難手口に有効。
前記事の盗難発生場所データでも自宅敷地内・屋外駐車では37%、

施錠できる屋内駐車場では5%と圧倒的に少なく、窃盗犯はできる限り屋内へ侵入するリスクと手間を避けています。

とはいえ、一度侵入すれば中で何をしているか見つかり難い為、防犯性の高いガレージであることが大事です。
監視カメラやセンサーライト等の設置は抑止力になりますが、一番はしっかりと施錠できること。

但し車庫が足場になる家は以前「被害に遭いやすい家」に書きましたが、侵入盗に狙われやすいので充分ご注意を。自宅のセキュリティ強化をおススメします。


※問題点①
自動車を守れるのはあくまで自宅駐車場のみ。
「外出先でも対策したい」「通勤先駐車場で長時間停める」等の場合は、別の対策も追加しましょう。

※問題点②
すべての家がシャッター付きガレージを設置できるわけではない。費用もかかる。
狭い日本では防犯上理想の駐車場を確保するには土地とお金がかかります。特に複数台所有していると、近くの契約駐車場を借りる場合もあります。ちなみに契約駐車場(屋外)が最も多い盗難発生場所です。契約駐車場(屋内)は少ない為、近場にないことも。
シャッター付きガレージへ施錠して駐車できない場合、別の対策を講じることで防犯性を高め、狙われる率をできるだけ下げましょう。


■車用ロック

【ハンドルロック/ステアリングロック】
ハンドル操作できないように固定するアイテム。
写真のような4点留めタイプで正しい設置の仕方をすれば一定の効果が見込めます。覗けば外からでも見える為、「防犯対策をしている自動車」としての抑止力も期待できます。

※注意点
ハンドルの細い部分に設置すると、ハンドルを簡単に切断して取り外せてしまいます。同じくハンドルロック自体も細い物・頑丈な材質ではない物は容易に切断できます。


【タイヤロック/ホイールロック】+【ロックナット】
タイヤに取り付けて自走を防ぐアイテム。外からひとめで対策しています!と見せつけることで抑止力にもなります。
大切なのはロック自体の頑丈さ。さらにはナットも合わせて守ること。タイヤ交換に手慣れている人なら簡単に外してしまえるからです。

頑丈なタイヤロックと合わせて、ロックナットという専用工具でしか外せないセキュリティ部品に交換することで対策できます。
タイヤと一緒にナットもガードしてくれるタイヤロックもあるようですが、材質や強度は要確認。

※注意点①
前々回の記事でレッカーという大技の窃盗手口を紹介しましたが、前輪駆動か後輪駆動かでロックすべきタイヤが変わると思います。四駆は・・・前後どっちもした方が安全でしょうか。
道路に牽引跡を残す為のでっぱりがあるタイヤロックも有り。但し 落ち着いて破壊できる近場まで移動しただけならその先は分かりません。

※注意点②
他のロック製品と同じく細い物や材質が頑丈でない物は容易に切断されてしまう。


【ペダルロック】
ブレーキペダルまたはアクセルペダルを固定して踏めなくするアイテム。
外から見え難いと、まず自動車自体を解錠されてしまう危険があり、単体より他の抑止効果のある対策との併用がよいと思います。

※注意点
他のロック製品と同じく細い物や材質が頑丈でない物は容易に切断されてしまう。



※車用ロックの問題点①
ハンドルロック又はタイヤロックをしていたのに盗まれた!という事件が愛知県内でも発生しております。
突破されてしまった主な理由としては、

①材質や施錠部分、形状が破壊・外しやすい対策品だった。
②正しい(効果的な)設置方法ではなかった。
③車高のある自動車や馬力のある自動車だとタイヤロックによってはつけたまま走行できてしまう模様。その音や痕跡をいとわない犯人(落ち着いて破壊できる近場までの移動、または車載トラックに乗せるまで)だったのでしょう。また、馬力のある自動車でタイヤロックをつけたまま走行してタイヤロックの方が外れてしまう事象も。

何度も書きますが、切断・穴あけ防止の強化合金等を使用した頑丈な材質の物を選ばないと、いくら厚みや太さがあっても切断・突破されやすいということ。

前提としてどんな材質の製品でも電動工具を使えば破壊・切断できます。鍵業界でも防犯対策シリンダーの評価は解錠の難易度だけでなく、破壊行為に何分耐えられるかで判定されます。犯人にとって1分でも早くセキュリティ解除することが重要だからです。
だからこそ防犯対策品はより頑丈でより太い・分厚い等の切断・破壊しにくい物を選びましょう。そして鍵屋としては錠の部分も頑丈な材質でシリンダー性能のできるだけ高い物をオススメします
ロック品を突破しようとする犯人が電動工具を持っていないわけがないので、幅広のロック部分を切断するより小さな錠部分を壊す方が早いと判断する錠では意味がないということです。

これらの商品についている錠はダイヤルタイプか鍵タイプです。もし鍵タイプだった場合、鍵の種類(一般的な刻み鍵/ディンプルキー/エースキーと呼ばれる管キー等あり)はディンプルキーをおススメします。
鍵屋的には刻みとエースキーのピッキングに時間はかかりません。

防犯商品は全般的に、急いでいる窃盗犯に「手間がかかって面倒だ」と自分の自動車を選ばせない抑止力です。

下見は昼間。この中から選ばれないことが大事。


※車用ロックの問題点②
窃盗犯に「手間がかかって面倒」と思わせるくらいですから、日頃乗る持ち主にとっても面倒です、とっても。
購入したものの、急いでいて忘れる、途中で設置しなくなる、では意味がありません。時間に余裕がない方には不向き、とも言えます。
「鍵を持たない犯人にはこれ以上の面倒臭さを味わわせてやれるんだ」くらいに思って継続し、愛車を守りましょう。

製品の材質やシリンダー性能には現行のハイクラス品以上の物は存在しませんし、犯人がどの手口・どんな装備を持って来るか分からない以上、更にセキュリティを高めたい場合はひとつの対策だけでなく複数にするとよいと思います。※継続できるか自身と相談の上



愛車を守るには 盗まれやすい状況編

盗まれやすい状況・盗まれやすい自動車についてまとめます。


■盗難状況データ ※2020年度

【盗難発生時間帯】
日中(9時~17時) 12.7%
夜間(17時~22時)10.8%
深夜~(22時~ ) 66.5%

深夜は狩りの時刻

持ち主や周辺住民が寝静まり、暗くてひと目を避けられる時間帯の発生は圧倒的に多い。
暗くても帰宅等で人と自動車の動きが多い夜間は、逆に日中より少なめ。

【盗難発生場所】
自宅(屋内)5.1%
自宅(屋外)37.3%
契約駐車場(屋内)8.9%
契約駐車場(屋外)40.5%
通勤先駐車場 3.2%
他、コンビニ・スーパー駐車場、路上等 5%

自宅駐車場でも37%発生

屋外駐車場は下見もしやすく盗み出しやすい為、家から離れた契約駐車場は勿論、自宅駐車場でも多く発生。

日中は明るくてひと目につきやすい反面、終業時間帯まで戻って来ない、長時間駐車が分かる通勤先駐車場が狙われている可能性がある。
しかしコンビニ・スーパー等の駐車場や路上でも発生し、これらは毎年変動していることから、計画的というよりその場で持ち主の隙を突ける・盗みやすいと判断された自動車が盗難に遭っていると思われます。

【車名別盗難件数ランキング】

1位:ランドクルーザー
2位:レクサスLX
2位:レクサスRX
2位:プリウス
5位:クラウン
6位:アルファード
6位:レクサスIS
6位:レクサスRX
9位ハリアー
9位:スカイライン

他…ヴェルファイア、ハイエース、もランクイン。
しかしニュースや被害情報を見るとGT-R窃盗団がいるという噂があったり、スープラやインプレッサ、ワゴンR等の国産車、外国車も被害に遭っていました。
高級車やこだわりの名車が狙われやすいのは勿論のこと、ファミリー層向けまで幅広く盗まれている点から、盗みやすい状況下に自動車を置けば、どんな車種でも盗まれてしまうということです。



■盗まれやすい自動車

①無締まり
ほんの2~3分だからと無施錠で自動車から離れたり、鍵をすぐ分かる場所・見える場所に置く等すれば、車種に関係なく盗みやすい自動車になります。
日本人は自動車を綺麗に使用する(乗り換え時に下取り価格が高くなりますしね)傾向にあるので、大抵の自動車はお金になるでしょう。

また自動車窃盗は売買目的だけでなく、犯罪に利用する目的だったり事故を起こす可能性もあり、所有者に嫌疑がかけられる、責任を追求される場合もあり得ます。

「私の車はランク外だから盗まれないだろう」ではなく、自動車は物にぶつかれば壊すパワーがあり、誰かを轢けば怪我を負わせ、最悪死に至らしめてしまう所有物だという認識でしっかり施錠・鍵の管理をしましょう。
 ※盗まれてしまった際にすべきことはまた別途。

盗難件数の多い車種というのは、一般市場(海外含む)で人気があり、且つ盗難車を取り扱う市場で価値が高い車種ということ。
つまり一般的なセキュリティを施していてさえ、盗まれてしまう可能性のある車種なわけで、1分だって無施錠放置は窃盗犯へご馳走を奢るようなものでしょう。

ご馳走



②長時間・長期間駐車
自宅駐車場や契約駐車場から盗む場合、窃盗グループは下見をして持ち主の駐車する時間帯、あるいは乗車しない曜日を確認します。
最近の手口ではわずか5~10分で簡単に自動車を盗み出せますが、持ち主が盗難に気づかない時間が長いほど犯人は安全が確保できます。自動車盗難は一晩の出来事であることが多く、取り戻せるのは約2割強。長時間駐車になればなるほど、盗難に遭うリスクは増えます。

また規則性のある長時間駐車を繰り返す、週末以外は駐車したまま、等の長期間自動車に近づかず放置する駐車もリスクが高くなります。

管理された駐車場でさえ盗まれるのに、管理下にある駐車場以外の場所に長時間駐車する行為はリスクを高めます。


以上のことから、自動車の盗難対策はどのレベルまでするか、日頃の予防で済ませるのか、自動車の車種・普段の利用状況・駐車環境等から、判断するとよいかと思います。

ということで、次回は対策編です。


自動車窃盗もハッキングの時代

2021/12/07

前回のNEWSで紹介した通り自動車窃盗手口は新時代に突入、キャンインベーダー(CAN-INVADER)が主流となりました。
それを踏まえて自動車盗難状況と対策をまとめていきます。

オールドスタイル
昔はレクサスもランクルもコレでやられていました


■キャンインベーダー

現在流行中の手口。初めて摘発・機器を押収したのは2021年8月。
バンパー内部にある配線にモバイルバッテリー型の特殊機器を接続し、車の動作全般を制御するネットワークへ侵入します。侵入された自動車はセキュリティ(イモビライザー、ドアロック)もエンジン始動も制御されてしまう為、犯人は車体に傷も痕跡も残すことなく走り去ります。その間、5~10分。容易かつ迅速な手口です。

コードグラバーやリレーアタックのように、スマートキーの所在(自動車との距離)を気にする必要もなく、狩り場(駐車場)から獲物を選んで単独でも犯行が可能。


■コードグラバー

スマートキーの電波を傍受してIDコードをコピーしてスマートキーの複製を作ってしまう手口。
専用機器はスマートキーに似た形状をしており、100m先まで傍受、高性能の機器なら500mの遠隔傍受が可能な為、スピーディ且つ単独でも犯行が可能。複数人で手間のかかるリレーアタックの進化版。
また、コピーと同時に妨害電波を発してローリングコード(施錠・解錠の度に新しい認証コードを発行するセキュリティシステム)も無効にします。

駐車場に自動車を停めた持ち主はその場を離れ、気づかない間にスマートキーからIDコードを盗まれ、自動車も盗まれてしまうのです。

スマートキーは便利だけど…



■リレーアタック

コードグラバーが流行する以前の手口。
スマートキーの電波を駐車場の自動車まで中継してロック解除、エンジン始動させてしまう。
スマートキーの発する電波の発信距離は約30m、建物内にいる持ち主のスマートキーを外から受信機を用いて受信・増幅させて駐車場の自動車付近にいる仲間へ電波をリレーします。2~3人で行われることが多い模様。

犯行グループの1人は必ず持ち主、または家のそば、もうひとりは自動車のそばにいることになります。スマートキーと自動車は勿論、家の周辺へ不審者を寄せつけないことが大切です。

■イモビカット

イモビライザーキー

スマートキーが主流の現在ですがそれ以前の、イモビライザー(防犯装置)搭載の自動車を盗む手口もあります。
物理的な鍵とIDコードの両方が照合されないとエンジンを始動させないイモビライザーですが、イモビカッター(ID消去)という機器があります。また、我々専門業者しか購入できない筈のイモビライザー複製機器を海外から不正購入できるルートもある模様。


■レッカー

駐車禁止でレッカーされるだけではありません。まさに力技!希少価値の高い、あるいは高級なスポーツカーがよく”レッカー”されてしまう模様。

こんなんや、
こんなんに載せられたら、
故障車両を業者さんが運んでると思って逆に疑わないかも。
自動車窃盗が業者レベルになるほど大きいということですかね。




■犯行の下見マーク

家のポストや表札、メーター等の気づきにくい場所に泥棒がシールや記号でマーキングを残しますが、自動車にも下見のマーキングがあります。

自動車の下見マークの場合、買い取り業者やセールスを装って駐車場内を回り、チラシや伝言?等を貼ったりワイパーに挟んだりします。
契約駐車場ならば管理人や利用者を装うことも。空き巣の下見でも書きましたが犬の散歩を装う場合もありえます。

目的は犯人グループの中で獲物を見定める係が盗む価値のある自動車・盗みやすい自動車に目印をつけ、実行係に知らせること。
更にはチラシや張り紙の撤去状況で持ち主が自動車に近づく頻度を計ること。チラシや張り紙の放置期間が長いほど持ち主が自動車に近づく頻度が少ない=盗む機会が多く、盗まれてもすぐ気づかないからです。

『すぐ気づかれないことは犯行グループにとって重要!!』

自動車盗難は時間との勝負になります。その日の内に発見できなければ、ほぼ無事に戻らないとも言われます。
盗難車は殆どの場合が解体されて海外へ輸出されるか、他の車へ生まれ変わって流通ルートに乗せられます。その間3~4日とも言われ、探すべき自動車は跡形もなく、あるいは外見を変えてしまい、探しようがなくなってしまいます


■犯行グループの役割分担

キャンインベーダーやコードグラバーは単独でも実行可能ですが、自動車窃盗の多くは役割分担されたグループだそうです。
実際の防犯カメラの映像では、単独で可能な手口(キャンインベーダーやコードグラバー)を用いている場合にも作業係と見張り兼車両移動係らしき2名が映っていることがあります。
おおよその分担は下のような感じでしょうか。

下見係 → セキュリティ解除係 → 移動係 → 解体係 → 事務手続き・売買・輸出手配係

移動係の手から取り返すか、解体の順番待ちで保管されている(ことがあるならば)僅かの隙に発見しないと厳しいでしょう。


次回からは盗難状況と、対策・その注意点等をまとめます。