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防犯コラムcolumn

窃盗被害に遭いやすい家 其の弐

被害に遭いやすい家の特徴の続きです。

・窓に鍵が一ヶ所しかない
面格子のない窓がある

今回は泥棒の侵入経路の第1位である『窓』の状態について見てみましょう。


■窓は何もしていなければデフォルトの防御値ほぼゼロ

①「面格子のない窓がありますか?」
 ⇒ YESなら② / NO

②「その窓に鍵はかかっていますか?」
 ⇒ YES / NO

当然、②では殆どの方が『YES』とお答えになるかと思います。

では、「窓にはどんな鍵が幾つついていますか?」

こんなカンジで鍵がひとつだった場合、プロの方(泥棒)に窓を診断してもらったら、②の答えは『NO!』となるでしょう。

標準的な窓の錠・クレセント錠(画像)は、果たして錠と呼べるでしょうか?
鍵を持っている人や暗証番号を知る特定の人だけに開けられるものが、錠の役割を果たします。
一方のクレセント錠は、誰でも指先ひとつで開けられますよね。誰でも簡単に開けてしまえるということは、ドアノブと大差ないのでは?

泥棒が侵入する際、一番に窓を狙う理由は「目撃されたくないから、1秒でも早く中に入りたい」為で、玄関より外部からのひと目を避けることができる位置にある窓を、「玄関や勝手口の錠より早く簡単に開けられる」からこそ狙うのです。その条件に階数は関係ありません。

例え玄関や勝手口が防犯性能的に並程度の錠だとしても、金属製とガラスでは強度が違います。玄関や勝手口を解錠するにせよ破錠するにせよ、窓ガラスをこじ破る方が2~5秒程度で済みます。
こじ破りはどこにでもある先端の尖った道具を用い、クレセント錠を開けられる程度の小さな穴を開けるだけなので、周囲に気づかれるほどの音もしません。

クレセントの取っ手へ届く場所に2cm程の穴

ちなみに写真のような網入りガラスは防犯の為のものではありません。防火設備として火災時の熱により、ガラスが割れた際の飛散を防ぐ為のもので、ガラス強度には関係ありません。
むしろ飛散防止性能によって、写真のようにこじ開けた部分だけ割れて外れるので、怪我もしにくく音もしにくいガラスということになります。

ということで、泥棒目線で『クレセント錠のみ=ほぼ無締り状態の窓』には、補助錠を推奨します。


■面格子付きの窓

面格子は家の1階裏側や道路に面した窓、水回りの換気用窓、集合住宅なら通路側の窓に、標準で備え付けられていることがあります。

「面格子付きだから換気の為、空けたままちょっと外出」が大丈夫!なわけではありません。
侵入の手間に5分以上かかる場合、7割の泥棒が諦めるという統計結果があります。
では、面格子の切断や取り外す手間はどの程度でしょうか?

①「面格子が室内側に付いている』
⇒ YES / NOなら②へ

②CPマークの製品である
⇒ YES / NOなら③へ

③アルミ製の面格子で、取付け部分が一般的なネジ留め・露出している
⇒ YES / NO

縦格子よりヒシクロス格子、アルミ製よりステンレス製の方が防犯性は上になります。また重要なのはネジ部分で、外側に露出しているごく一般的なネジを使用している物は簡単に取り外せてしまいます。
CPマーク取得の製品、もしくはステンレス製、防犯用特殊ネジ使用の製品の面格子ならば、切断や取り外しにより時間を要する為、防犯性が高いということです。
但し、③でYESだった面格子も補助錠を取り付けた途端、防犯性能はUPしますので、どんな面格子でもあるに越したことはありません。

そして庭側の掃き出し窓やベランダの窓に元から面格子が備え付けられていることは稀ではないでしょうか。そういった窓は要注意!対策必須です。
面格子付き窓でも玄関や勝手口のドアに近接しており、手や器具を伸ばせば届く場合も用心に越したことはありません。窓かドアに対策を。




■マンションの上層階なのに、ベランダの窓に対策って必要?

集合住宅の上の階程、必要です!確かに、戸建てのベランダのように外から登ることはほぼ不可能ですが、集合住宅のベランダにはコレがあるのです。

コレ

1ヶ所でも玄関から侵入できてしまえば、泥棒は非常の際でもないのにココを利用して渡り歩くのです。避難梯子も有効活用すれば、下の階へも移動できちゃいます!
1ルームや独身向けで長時間不在の部屋が多く見込める集合住宅、ゴールデンウィークやお盆・年末年始等で不在宅の多い時期が狙われます。
上層階ほど音が気づかれにくく、道路からは勿論向かいのマンションからも目撃されにくいでしょう。
※過去記事【集合住宅の危険性】もご参照ください


■ルーバー窓(ジャロジー窓)は便利だけど危険

ルーバー窓(ジャロジー窓)は外からの視線を気にせず換気ができて便利ですよね。しかし防犯上はオススメできません。なぜなら、通常の窓ガラスのようにこじ破る必要さえなく開けられるからです。

ルーバー窓のメリットとしてガラスやアクリルの複数枚でできており、好きな角度に変えられ、交換も可能。
しかし外からでも角度を変えられるので覗いたり指等も入れやすく、交換可能のガラスやアクリルの板は取り外しが容易!あっさり侵入を許してしまいます。
この仕様の為、お手軽に対策できる補助錠や窓強化になる防犯ガラスや防犯フィルムによる対策も不可能なので、守るには厄介な窓です。


■扉だってガラスならこじ破られちゃう!?

窓はガラスだからこじ破りという手口で簡単に侵入されるなら、ガラスを使った扉も防御力低すぎでは?
と、お気づきの方もいらっしゃるでしょう。
その通りです。被害に遭いやすい家の特徴・入口(玄関・勝手口等)編で触れたいと思います。



窓の防犯は非常に重要!でも扉と違って数も多いしサイズもそれぞれ違って大変そう!
と思われるかもしれませんが、工事いらずのお手軽お手頃な物から、ここは要塞なの!?的な防御力増し増し商品まで、ご紹介します。

次回→「窓こそ守ろう!」

防犯性のある面格子か、簡単に外せるネジかどうかなんて素人にはワカラン!…という方は、お気軽にご連絡ください。
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