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窃盗被害に遭いやすい人
2021/03/09
■窃盗被害(空き巣・居空き・忍び込み・ひったくり・置き引き等)に遭いやすい人
- 無防備な人
- 弱そうな人
- お年寄り
- 女性
- 規則正しい生活をしている
- 金品を持っていそうな人
■決まり文句の「ウチは盗られるものなぁんも無いで」
普段そんなふうに言っていると、「謙虚な人」ではなく「無防備な人」と泥棒に判断される可能性があります。あるいは「謙遜しているだけで、実は貯め込んでいるのでは?」と。
生きていく上で必要な物は意外とお金になります。「なぁんも無い」家にある慎ましやかな暮らしの必需品を泥棒は何でも持ち去ります。その中には、当面の生活資金すら含まれるでしょう。
何より、万が一泥棒と遭遇してしまったら?
犯罪を犯す側の方が命懸けです。通報されることを恐れ、できるだけ遠くへ逃げる時間を稼ぐ為、殴られ、拘束されるかもしれません。縛られて口を塞がれた状態で助けも呼べず、発見されるまで何時間、何日耐えることになるでしょう?
逆に、ニュースになった事件で、大金を持っていることを言って回って、泥棒に入られてしまうこともあります。
懐具合を他人に教える言動は、謙虚であれ自慢であれやめておくことが無難です。
■誘っている人
本人にそんな気はなくとも、鞄の中身が見えていると誘っているみたいに見えてしまいます。ズボンからはみ出た財布も同じく。
わざわざ窃盗犯のチャレンジ精神に火を点ける必要はありません。面倒でもきちんと鞄を閉じ、ズボン等の後ろポケットに入れるサイフや鍵がはみ出ないように、またはストラップを付ける等、気をつけましょう。
特に鞄はデザインとして中身が覗けたり、透けたりしてしまう物もあります。その場合はバッグの内側でお財布や鍵、身元につながる物等の所在が分からない工夫をする、バッグをできるだけ体に引き付けて視界の範囲に持つようにしましょう。
そして金融機関へ行く際等は別のバッグが望ましいでしょう。
■犯罪者は弱者を狙う
許せないことですが、これが現実です。
力の弱いご老人や女性からバッグをひったくる方が成功率が高い、追いかけられても逃げきれる。盗みに入った先で住人と遭遇した際、ご老人や女性が相手なら制圧して逃げ出せる確率も高くなるわけです。
「自分は弱くない!」「武術経験ある!」と腕っぷしに自信のある方もいるかもしれませんが、あくまで犯罪者の主観で弱く見えるか否かになります。犯罪者の経験値や装備・人数によってターゲットの範囲も変わるでしょう。
■銀行・郵便局・ATM帰りは要注意
窃盗犯は狙いやすい人や金品を持っていそうな人を狙います。
服装や装飾品、鞄等の持ち物で判断する方法もありますが、最も簡単確実な方法は、通帳やキャッシュカード・現金を持った人が出入りする場所、銀行や郵便局・コンビニを含むATMを見張ることです。
振り込まれた年金を下ろすご老人、売上を預ける店員さん、会社の運転資金をやり繰りする経理、明らかにまとまったお金を出し入れした方等、獲物は選び放題。
金融機関への往復時はバッグの種類や持ち方、移動手段や道選び等にも注意を払った方がよいでしょう。
スマホはお財布や通帳を入れたバッグとは別にする、あるいは片手に持つと良いでしょう。バッグに入れてまとめて奪われては、すぐに通報できませんし、スマホを片手に持っていれば犯人を撮影できるかもしれません。
ただし、歩きスマホ等をして注意力散漫では、逆に狙われる可能性があります。そもそもスマホはスリのターゲットになりやすく、更には海外だと歩きスマホはスマホ自体を奪うひったくりも多いそうです。
対策として、ストラップで首から下げて内ポケットに入れる、手首や指に引っ掛けて持つ等すれば、ひったくり及び落とし物防止にもなります。
■規則正しい生活は推奨されるべきですが…
獲物の周辺環境から行動までを下見する泥棒にとって、毎日規則正しい行動を取る人ほど、安全に盗み出すタイミングを知ることができます。
よって生活スタイルに合わせて可能な対策が必要になります。1日の殆どを留守にする場合は物理的な防犯対策が主となり、家にいる時間帯を活用できるならば、過去記事に書きましたが家の前を掃除する時間帯をズラしてみる等のひと手間も有用です。
■ひと気のない夜道は誰でも危険
女性やご老人が狙われやすいとはいえ、昨今働き盛りの男性でも狙われることがあります。
夜ひと気のない道を帰宅中であったり、酔っていた等の狙われる要素もありますが、男性がターゲットの場合、犯人はまず相手を複数人で囲んだり凶器で殴打する等、制圧ありきで金品を奪う、より暴力的な傾向にある為、危険です。
金融機関の往復時と同じく、夜道を歩く際は歩きスマホをするのではなく、片手にスマホを持って備えておくと良いでしょう。
そのエリアで発生しやすい犯罪、最近横行している犯罪、というのがあります。特に侵入盗やひったくりの類は頻発することのある犯罪です。
各警察のサイトや情報提供サービス(愛知の場合はアイチポリスやパトネットあいち等)があり、事件の頻発具合や発生した町名まで知ることができることもありますので、用心するのに役立ちます。
※過去記事参考【防犯は地域の犯罪情報を知るところから】
次回予定→「窃盗被害に遭いやすい家」
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