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「紛失防止」のアーカイブ
スーツケースのトラブル回避
2023/05/09
ゴールデンウィークは皆さま、如何お過ごしだったでしょう?国内外共にかなり出かけやすくなってきたのではと、地元から出ていないくせに思ったり。
夏休みはさらに旅行が活発化するだろうということで、今回は「スーツケースのトラブル回避」です。
「夏休みに備えるには早すぎない?」と思われるでしょうが、旅行から帰ってきてまだスーツケースが開錠施錠可能な状態にある今こそが大事なのです。
※TSAロックとは
我々鍵屋さんにとって、大型連休の直前~直後はスーツケーストラブルが風物詩。
連休直前になると、旅行を計画していざ準備を始めようとスーツケースを取り出したら「暗証番号が合わない」「鍵が見つからない」「鍵や暗証番号は合ってる(筈)が、なぜか開かない」→大急ぎで鍵屋へGO!
旅行中のお客様の場合、ホテルから依頼を受けることもあります。帰宅後に開かなくなったスーツケース持参で来店されるお客様もいらっしゃいます。
ちなみに車のルーフキャリア・ボックスやバイクのパニアケース等を無くして旅行前後に鍵屋へ~という方もみえるのでお気をつけて。
■スーツケースが開かない原因
①旅行前=長い間使わない・年に数回しか使わないから鍵を無くしやすい・鍵をどこにしまったか忘れた、暗証番号を忘れてしまう。
②旅行中=普段持ち歩かない鍵だから落としやすい、どこ(バッグ・ポケット)に入れたか忘れやすい。暗証番号を忘れてしまう。
③ダイヤル周辺を触った拍子に暗証番号が変わった。
→メーカーごとに仕様は異なりますが、ダイヤル部分の周辺や内側等に番号を変更する機能があり、無意識に触ってしまった、あるいはお子さんが知らずに触って起こるトラブルです。
④ベルトや中身が挟まったまま無理やり施錠、あるいは施錠部のかみ合わせが悪いのに気づかず無理やり施錠した。
⑤親族や知り合いに貸した際、暗証番号が変更されていた。
→返却時に暗証番号を確認せず、次のシーズンいざ使おうと自分の番号にしても開かない!回す前の番号(開錠状態)をランダムの数字だと思っていて覚えていない(実際は貸した相手の番号)、変更した相手も日数が経って番号を忘れた。
※私の体験談です。
前回の旅から帰った後、疲れて・日常に戻るのに忙しくて、さっさとスーツケースを片付けてしまい、次に使う頃にはその当時に何をどうしたかあまり覚えていないものです。
スーツケースは大きい分だけ一度しまうと出すのも面倒、使用頻度も人それぞれだったり年ごとに違ったりします。何年もしまいっぱなしになることも。トラブル予防の対策も次の旅行までにすればいいやと後回しにすると、ずるずるそのままに。
だからこそ、スーツケースをしまう前=旅から帰った今!対策してからしまいましょう。
■対策
【ルールを決めておく】
鍵の保管場所・保管方法、暗証番号【****】を決めておく。
トラブル防止に自分用のルールや対策を決めておく。
【記録しておく】
鍵の保管場所・暗証番号を忘れてしまいがちな場合は、メモしてスーツケースに貼る・タグ付け等してカバーをかけておく、あるいはスマホに記録しておく等、忘れた時に確認できるようにしましょう。
※本来、鍵の保管場所や暗証番号をメモ等で残すのは危険です。家族しか住んでいない家で、収納中のスーツケースはからっぽ、スーツケースに貴重品を入れない、メモのリスクを理解の上で、という前提です。
※スーツケース使用時は必ずメモを剥がす、タグを外します。
※スマホに記録の場合、旅先にもスマホは持参するので、削除するかスーツケースの暗証番号だと分からないようにする等しましょう。
【鍵の保管】
鍵を無くした方・暗証番号を忘れた方のスーツケースを解錠すると、中から鍵が出てくることがあります。
この場合は1本紛失したがスーツケースを開けさえすれば必ず純正キーが残っている、という点でメリットです。
スーツケース内に鍵を入れておかない代わりに、トランクの鍵穴に挿した状態で押し入れに収納する方もいます。
出っ張ていると引っかかりやすく、抜けてしまった鍵が行方不明…押し入れのどこかにある筈なのに見つからないといったこともあり、危険です。
【旅行中の鍵管理】
鍵の本数に余裕があるならば、1本(純正キー)を家に置いておき、2本(どちらでも可)持って旅行に行きたいところ。
旅先で鍵を無くしたタイミングによりますが、家に帰り着けば必ずスーツケースを開けることができるのは心強いです。
旅行中、慣れない部屋(環境)なのにTPOに合わせて服もバッグもいつもと違う、コロコロ変わる、ということもあるでしょう。
事前に自分でどこにどうやって持っておくのか、ルールを決めておきましょう。鍵単体、ポケットにそのままインは無くしやすいのでやめましょう。
旅先ではスリや置き引きに警戒する対策、紛失した場合用に2ヶ所(身につける・手持ちバッグの中等)に分けて所持や落下防止対策等が必要になります。
※過去記事【落下防止アクセサリーと注意点】 【鍵を無くさない為に】
【暗証番号】
自分のことは自分でしたい、お手伝いをしたい、理由は様々でも子供は自立心と知的好奇心に満ちて物を触ります。大人のすることを見て自分をチャレンジします。
成長過程のその行為が、子供ならではの器用さと不器用さで本人にも思いがけないトラブルを招く場合も。
また大人でも触ってしまったことに気づかずにダイヤルを回してしまい、暗証番号が変わることがあります。
お子さん用スーツケースは勿論、大人用スーツケースもお子さんの手の届く場所にある際に暗証番号を変更する部分を触ってしまわないよう対策をしておきましょう。
①ダイヤル部分の周辺や内側等に番号を変更する機能があるので、その部分が動かない・触れないようにデーピング等で固定やカバーしておく。
②スーツケースはお子さんの手の届かない高い場所や開けられない場所へ収納。
③スーツケースに「鍵をかけて開かなくできる」と、「鍵が開かなくなってしまう」の違い、開かなくなったらとても困る、が分かる年頃であれば、説明した上で触っても大丈夫な場所とダメな場所を教えましょう。
大人でもうっかりがあるので固定やカバーの対策はそのままがよいでしょう。
④ホテルの部屋ではお子さんが自分でスーツケースを開け閉めする機会が多いと思います。ホテルで自分のスーツケースが開かなくなってお子さん大泣き!なんてことを防ぐ為にも、スーツケースは大人と一緒に開け閉めする等のルールを作るのもよいでしょう。
【スーツケースを貸した場合】
親族・知人にスーツケースを貸す時は暗証番号をデフォルトの0にして渡し、返却時は暗証番号をデフォルトの0に戻した上で開錠されたた状態(鍵もダイヤルもかけない)で返却してもらうのがベストです。
返却されたらその場でスーツケースを確認をしましょう。鍵の本数は足りているか、開錠状態か。暗証番号はどうなっているか。
暗証番号が聞いた通りか確認の上、スーツケースを開けてみましょう。開いたら自分の番号に戻します。
開かないなら施錠されているということ。相手に確認した番号に合わせて開錠し、開いたら必ず自分の番号に戻しましょう。
※貸した相手に自分の暗証番号が知られない状況で戻しましょう。
【閉じる時・施錠時の注意】
スーツケースがきちんと閉まらない時に無理やり閉じると、鍵もあって暗証番号も正しいのに開かなくなることがあります。
解錠作業が上手くいかない原因に「何かがかみ込んでロック部分がズレている」「無理矢理かみ込ませたからロック部分が固くなっている」「斜めにはめ込んだ」等があります。
こうなるとスーツケースを上から押したり傾けたりしてかんだ中身をズレやすくさせる、力でかみ合わせを戻す等の力を加えながら解錠するしかなく、負荷をかけて閉じたロック部分に更に負荷をかけることになります。
挟み込みに注意し、詰め込み過ぎ・無理やり押し込む等はやめましょう。
負荷のかかった開閉部分やロック部分は徐々にグラついたり誤差を生じやすくなり、施錠開錠がしにくくなったり、壊れる可能性もあります。
左のジッププルが斜めに右の穴へ干渉して外せなくなったスーツケースのお客様もみえました。
慌てて閉めてしまったそうですが、何か挟んでいたりロック部分(スーツケースそのもの・ジッププルやダイヤル含む)がズレているのに押し込んでいないか、かみ合わせが悪くないか、鍵を回す時に回しにくい・固い等ないか、必ずスーツケースを閉じる際・施錠する際に確認しましょう。
以前、開かなくなったというスーツケースのダイヤルが緩くてややグラつきがあり、暗証番号が合わせ難いことが原因ということがありました。酷使だけでなく経年劣化で状態が悪くもなります。
鍵穴でも回り難くなったり引っかかりやすくなったら鍵専用の潤滑剤でメンテナンスをします。しかし経年劣化が原因の場合、潤滑剤は効かないかその場しのぎです。そのまま使っているとトラブルの原因になります。ロック部分が壊れて開かなくなった場合、鍵屋さんでも壊すしかなくなるので兆候が出たらスーツケースの買い替えを検討するのが安全です。
※ロック部分には必ず鍵穴専用潤滑剤を使用しましょう。
鍵穴専用の潤滑剤はサラサラでロック内部の動作を滑らかにし、詰まった埃等も洗い流せますが、一般的な潤滑剤はヌルヌルで埃を吸着したままロック内部を詰まらせる上、酸化すると固まって目詰まりしてしまいます。
落下防止アクセサリーと注意点
前回「鍵を落とさない為に」で完全に閉じないバッグ、ポケットのないバッグはホルダーで鍵をつなぐことをオススメしたので、今回は落下・紛失をできるだけ防ぐ為のアクセサリーをご紹介。
また、「キーチェーンやホルダーにつないでいたのに鍵を落としてしまった!」を防ぐ為の注意点をまとめます。
■落下防止アクセサリー
代表的な物を紹介します。左から…
①着脱式ホルダー
頻繁に使う鍵と使わない鍵を分けて管理できます。
ちなみに私はリモコンキー・大事な鍵・純正キーを大元のリング(バッグ内で固定)につなぎ、着脱側のリングへ頻繁に使う鍵の合鍵をつないでいます。
これにより、大元につないだ大事な鍵や純正キーはバッグ内に固定され落下しにくく取り出す頻度も少ないので無く率が格段に下がります。着脱側は合鍵なので万が一無くしても家に純正キーが保管されています。
②リール式ホルダー
ポケットやバッグにつないだままリールで鍵を伸ばして解錠する便利なアイテム。
リールはワイヤーや細いチェーン等あります。強度のある物を選びましょう。
③キーチェーン
チェーンの長さで選びます。バッグやベルト通しにつなぐ側はナスカンなので、外しやすい便利さの代わりに、ナスカンのバネが弱くなると外れてしまう可能性は多少あります。
④スプリングホルダー
キーチェーンより伸縮性に富んでいるので便利。代わりにスプリングの経年劣化はキーチェーンより早い。
キーアクセサリーは他にも色々あります。革製バッグの持ち手につけてもデザインを損ねないホルダー等、色々売られているので落下防止を兼ねたキーアクセサリーを探してみてください。
■アクセサリーの注意点
前回の記事で「キーチェーンが切れて鍵を落とした!」対策していても金属の経年劣化等で紛失した事例を挙げましたので、劣化しやすいアクセサリー・部品を紹介します。
※使用期間・頻度で変わります。
①要注意はコレ!!【ボールチェーン】
とにかくちぎれやすい、留め具が緩くなりやすい。トラブル時(引っ掛ける等の通常使用ではない力が加わった場合)の耐久性に乏しいチェーンです!…申し訳ありません、実は過去にご紹介したキーナンバー盗難防止のキーカバー商品に使われております。
可愛いけれど壊れやすいので、他のチェーンに交換するか、そのまま使うなら定期的に留め具部分をチェックしましょう。チェーンが切れやすい点は、引っかけないように気をつけて扱ってください。
②一般的な【キーリング】ですが…
鍵とつながった上のリングは問題のない状態ですが、もうひとつのリングはズレていますし広がっています。
このズレや広がりは取り外しや引っ張られたりを繰り返して徐々にできるので、定期的に確認して交換しましょう。
手作業で戻してもなかなかきれいには戻らず、新たな隙間やズレができたり、金属自体の劣化(曲がりやすくなったり折れたり)を招きます。
③キーホルダーの【丸カン】※写真ではC型に開いてしまっている小さな部品
キーホルダーの大元のリングが折れる、キーチェーンが切れる等はまれだと思います。キーホルダーやチェーンとキキーリングやナスカン等の着脱用部品とのつなぎに使われる丸カン(それに相当するつなぎ部品)が一番力に弱く、写真のように引っ張られて丸が開いてC型になった隙間から落とすことになります。
1~2mmの隙間でも外れることがありますので、定期的に、または引っかけてしまう等あった後は確認しましょう。
※購入時は丸カンが太めで丈夫そうなキーチェーンやキーホルダーを選ぶのもオススメです。
④ナスカン【閉じ口のバネ】
ナスカンも取り外しの頻度等によって劣化し、閉じ口のバネ(内側にあって写真では見えません)が緩むことがあります。可動する閉じ口がグラグラしていないか、締まりが悪くないか確認しましょう。
⑤【経年劣化品 / 新品】
左は10年以上使用/右は新品です。
頑丈な着脱部品と太いリングは問題ありませんが、フックのバネが壊れています。このフック、ほぼ未使用で太いリングに直接色々な鍵をぶらさげて使用していたそうです。
長い間、鍵とぶつかり、カバンの中で押しつぶされたり狭い中から引っ張り出されたり…その繰り返しによってフックのバネが壊れたのでしょう。使用年数的には充分に耐久性のある商品です。
このように、どんな物でも見た目は損なわれ、弱い材質、金属でもより細い・薄い部品・可動部分・つなぎめやつなぎ部品から劣化・故障します。
■おまけ
落下防止アクセサリーのところで、「私は合鍵を普段使いして純正キーをバッグ内の固定用収納場所に入れている」と書きました。
鍵を紛失しないことがベストですが、万が一紛失するなら純正キーより合鍵の方がマシなので普段使い・持ち歩き用はできるだけ合鍵にしています。
理由は「純正キーは取り寄せで納期もかかるし、高額になる可能性がある」「合鍵から合鍵を複製すると鍵としての精度が下がる・開かない合鍵ができることも。合鍵の合鍵から合鍵…を繰り返すと、更に開かない鍵になる率が上がる」からです。
鍵メーカーも防犯性の高い鍵を開発し続けるので、年々合鍵から作った合鍵では開きにくい精密な鍵が増えていくと思われます。
※合鍵から純正キーと同じ精度にカットするデータカットという方法もありますが、通常の合鍵より多少お値段かかります。
純正キーを注文に来店され、納期が間に合わずガッカリする方もみえます。お話を聞くと賃貸にお住まいで、鍵を紛失して数が足りないと交換費を請求されるので返却に間に合わせたかった、とのこと。
※入居時に鍵の交換費を敷金として支払い済、あるいは退去時に交換費を支払う契約になっている場合もあるので、契約書の確認、管理会社へ確認した方がよいでしょう。ということで、純正キーは大事に保管しておくに越したことはありません。
本数に余裕がある場合、予備として家に保管している方は多いと思います。できるだけそういった管理の上、合鍵を作る際はできるだけ純正キーをお持ちください。
鍵を無くさない為に
2021/10/27
急激に寒くなりましたね。重ね着する季節になると、鍵を無くす方が増える気がします。
寒い時期に鍵を無くすと、暖を取れる家を前にして入れない。身も心も懐も冷え込んでしまいます。鍵の取り扱いには注意しましょう。
この商売でしみじみ感じるのが、「鍵を無くす人がとても多い!とにかく多い!」ということ。鍵って貴重品だけど無くしやすいサイズ感なんですよね。
「無くす人がいなくなったら商売上がったりじゃない?」って言われればそう…いやいや!できれば安心安全な暮らしにつながる方面で快く儲けたいんですよ。
だって常連さん(!!)もいらっしゃって、それがひとりではない!のが実情。『また来ちゃった。合鍵作って』から始まる会話。
ツワモノともなると、来店3度目や4度目も。この町にこの方の鍵が一体何本落ちてるんだろう…と想像してしまうし、空き巣等が心配で仕方がない。
ということで、まずはそんな経験者のお話から分析してみましょう。
■鍵を無くす状況=注意すべき状況
①1位『覚えていない』…圧倒的に多い。当たり前ですが。
②誰かの助けで発見されたりご自身で探して発見できた際のお話(ウチへ報告してくださった事例)は以下の通り。
『お店で上着を脱いだ際、または着る時にポケットから落ちた』
『お店で座っている間にズボンの身動きでポケットから落ちた』
お店の方や他のお客様が発見、無くした状況から予想。または上記動作の際に落とし、自分で気づいた経験。
とにかくアウターやズボンのポケットに入れて落とす方が多いです。
『急いで家を出たからかも。家の前に落ちてた』
急いでポケットに鍵を突っ込んだorカバンに放り込んだことにより、落下。特に自転車の場合、ハンドルを振った際や走行中の振動で落とした可能性。
『車のそばor駐車場で発見』
お店で座った時同様、乗り降りの動作は特に落としやすいです。
来店されたお客様から紛失による解錠や合鍵作製依頼を受けた際、お話の内容によって探し方のアドバイスもします。特に解錠の場合、依頼後に発見してキャンセルする際、解錠担当者が出発後だとキャンセル料が発生してしまいます。
出発前に発見できた方、あるいはキャンセルの方から発見状況を伺うと、「冷静になって探したら家の前に落ちてた!」「車庫に落ちてた」等、家周辺や敷地内で発見ということがよくあります。
※家の周辺や敷地内で落とす行為は非常に危険です!!
空き巣に「どうぞ」と招待券を出すようなもの。その場で入られなくても、合鍵を作っておいて後日物色する時間がたっぷりある時に…もありえます。 鍵を交換するか、 しばらくは家の周囲で観察している人物がいないか等、注意してください。
③見つからなかったけど心当たりがあるパターン。
『急いでいて、いつもと違う場所に鍵をしまった』
『いつも通りバッグの中に入れたが、うっかりファスナーを閉めずに出歩いていた』
※閉め忘れは鍵だけでなく、財布等をスられたり置き引きされる可能性があります。また住所の分かる物と鍵を一緒に盗られると、家へ侵入される可能性があり、非常に危険です。
④『チェーンが切れてた!』
キーチェーンやキーホルダーにちゃんとつないでいたのに鍵だけ無い…これは虚を突かれます。これは無くし慣れて(?)いない方にも起こりえます。
■鍵を無くさない為に=対策
①収納場所を決め、必ず同じ手順と状態でしまう。
※外出時・在宅時共に
習慣化することも大切ですが、必ず収納時に「いつもの場所に、決めた通りにしまった」という完了報告を自身にしましょう。貴重品(財布・鍵等)に対する確固とした自己管理になります。②収納場所はバッグが望ましく、更に バッグの中のどこに収納するかを決める。
バッグの中にそのまましまうと、財布やポーチ等を取り出す際に落としたり、何か探す時に取り出して戻し忘れる危険があります。
鍵はできるだけ バッグの中の特定の場所(ファスナー付きポケット内やホルダーでつなぐ)に収納が望ましいです
③完全に閉じないタイプのバッグ、バッグ内に収納場所がない場合、フォルダーでつなぐのが望ましい。
④衣服のポケットはできるだけ収納先に選ばない。選ぶ場合は必ず落下防止対策をする。
ボタン付きポケットであっても、鍵は重みがある為、動作によって隙間から落ちやすい。乗車の際や出先で椅子に座って落とすのはその為です。座らなくても、商品を見たり何か拾う等で半ば無意識にかがんだりしゃがむ等も同様です。
ファスナー付きは、閉め忘れやスリに空けられる可能性が有ります。
※鍵は音がする為、場所がバレやすい。
何より、衣服は毎日変わる為、頻繁に鍵の移動が行われますし、収納場所の状態がや場所が変わります。ズボンの右ポケットと決めていても、別のズボンでは形状が異なったり、ポケットが後ろにしかなくて変更を余儀なくされる等も起こります。
また咄嗟の行動でどこに入れたか覚えておらず、アウターの左右・内ポケ、シャツの胸ポケ、ズボンの左右、全部探してやっと発見!という方もいました。衣服のポケットを収納場所に決めてしまうと、管理の習慣性が薄く、様々な要因が重なって無くす率が上がります。
⑤やむなくポケットに収納する場合はチェーンやホルダーでベルト通しにつなぐ、ストラップで首にかけて胸ポケットへや内ポケットへ入れる。
⑥外出時、在宅時ともに貴重品を放置しない。取り出した場合は必ずいつもの手順①の通り収納&完了報告をする。
よくお店等でバッグの中から探す時、取り出した物を空きスペースに置くことがあります。こういった時は要注意です。
最近はレジ前に荷物置きが備えられているお店もあり、そこに忘れ物する方がいますが、店員さん側からだと荷物置きが低いのでお財布等の小さい物だと気づきにくいことも。
「用事があって取り出したお財布を忘れるなんてないでしょ」と思われるかもしれませんが、受け取る物が多いとウッカリそういうことも起こります。何より知人に、ATMへお金を下ろしに行っておきながら、横の棚に財布を置き忘れた人がいますので。
手に持ちきれない場合、貴重品は棚におかずに必ずバッグへ戻しましょう。
それができない状況は、男性でお財布をポケットに入れている方に多いです。
ウチで合鍵を作ったお客様で、返却した純正キーと合鍵をキーチェーンにつなぐ為、財布を一旦台の上へ置きます。ところが新しくお客様が来店し、気を使われたのでしょう。キーチェーンにつなぐのを諦め、鍵をポケットへ押し込み、レシートとお釣りを掴んで急ぎ退店!しようとして、私が声をかけるまでお財布の置き忘れに気づかない、なんてことも。逆に作ったばかりの合鍵を忘れる方もいらっしゃいます。
バッグが無く、手のひらというキャパを超える場合、棚に物を置いた場合は必ず①の管理と確認を。
⑦キーチェーン、キーホルダー、リール等の劣化確認。
金属も経年劣化します。取り外し回数が多くて変形したり、種類によっては引っ張られる力に弱く、外れやすくなる物もあります。劣化していないか確認をしましょう。
金属部品(チェーンや丸カン)が広がって数ミリの隙間ができただけで外れることもあります。リールは摩耗しやすく、切れることがあります。
⑧鈴をつける
上記の落下防止対策をするのが一番です。それでも落とした時の為に、鈴をつけると気づきやすくなります。
「鍵なんて音がしやすいから落とせば気づく」と思われるかもしれませんが、急いでいる時や落とした地面が柔らかい、会話中や周囲が騒がしいと気づかないものです。
「鈴をつけてたのに気づかなかった!」という方がお店でひとつずつ鳴らして選ばれますが、これは正解です。鈴によって音も音の大きさも違うので、自分が一番反応できる音を探してください。
あまりうるさすぎる鈴も普段は困りますけどね。
次回→「落下防止アクセサリーの紹介と注意点です。
「無くしてからコレ読んだ!」「読んだけど無くした!」…という方は、お気軽にご連絡ください。住宅、国産車、輸入車、ロッカー、金庫等、 あらゆる種類の鍵を開けます!!
鍵を無くして純正キーが残り僅かで心もとない…という方、住宅、国産車・輸入車・ロッカー・金庫等、あらゆる種類の合鍵を作製します。鍵がまったく無い状態でも、解錠された状態の鍵穴から合鍵を作製します。