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防犯コラムcolumn

車に乗ったら施錠していますか?

車に乗ったら施錠していますか?→「走り始めたら勝手にロックがかかるよね」
自動車が走り出すと自動でドアがロックされる、車速連動ドアロック機能。降車の際も車から離れるだけで自動施錠する機能もあります。
あちこちでオートロック機能が増えた昨今。勝手に施錠されることに私達は慣れちゃいましたよね。

しかし!できれば!車に乗ったら即・自分でロックする習慣をつけて頂きたいと存じます。
ということで、私の友人に起きた出来事を紹介します。


■安心感が仇に

それは数年前の夜。友人A(女性)から電話がかかってきて、かなり怯えていました。
Aは車通勤。仕事を終え、コンビニに寄ったそうです。夜といってもそれほど遅い時刻ではなく、コンビニには他に人もいました。
夜のコンビニって煌々として人の気配もあるし、安心感がありますよね。彼女もそうだったのかも。

Aが買い物を済ませて車に乗り込むと、突然助手席に見知らぬ年配の男性が乗り込んできたそうです。
車ってドアを閉めれば外界と遮断されますし、居住性があるので自分の空間という安心感がありませんか?そこに他人がずかずか入ってくるとは普通思いません。
想定外のことにギョッとした彼女に対し、男性は腕を掴みました。

ナイフ等で脅されたら言いなりになるしかない状況です。相手が素手だったのでまだ運が良かった。
男性の要求は行きたい所があるから乗せてとのこと。しかし行き先はごちゃごちゃ不明瞭。Aは表面上冷静を装って男性に車から降りるよう説得を試みました。
その間、当然ながら外からの助けはありません。

なぜか?他のお客さんが他人に無関心で冷淡、というわけではないでしょう。ガラス張りであっても、外から見て分からないのです。車内で何が起きているのか。彼女が怯え、大ピンチ!なことが。
車の前を通り過ぎた人がガラス越しに彼女の表情を見て、やや不審に思ったとしても「彼氏または親と揉めているのかも?」事情が判明しないのに、常識のある人・プライバシーを尊重する人は他人の車に近づいたり覗き込んだりはしません。

「キャーッ、助けて!!」と悲鳴を上げれば、もしかしたら気づく方がいたかもしれませんが、Aは怖くて自分と相手を落ち着かせ、語尾を震わせないよう低く抑えた声しか出なかったそうです。

男性はかなり粘ったものの説得に応じたのか諦めたのか、それ以上何もせず車から降りたそうです。

強引なヒッチハイク?しかし男性の要求通りに車を走らせたら最後、車内は完全な密室です。コンビニの前だから暴行や窃盗目的の言動を見せなかっただけ、かもしれません。

Aは運が良かった。そして隙があった。『コンビニの敷地内だという安心感』『車内という閉鎖空間への安心感』それとは真逆の『車はガラス張りだからひと目があるという安心感』
確かに相手は狙い澄まして絶妙なタイミングで車に近づきドアを開けたのかもしれません。それでも素早く乗り込んで即ドアをロック、という行動はしなかった。
車内の狭さもあって、まず荷物を助手席や後部座席へ置こうとする方が大半ではないでしょうか。私もそうです。もっと呑気だと姿勢を直したりシートベルトをする等の発車準備が整ってからロックする方もいるのでは?私のことですけど。
場所的にシートベルトのついでにロックしちゃうんですよね。彼女の件があって私も改めました。が、最近また忘れがち…車に乗り込んだら即ロック!!



■車のドアを開ける・乗り込んでくる事案

駐車場及び車道で停車中の車に見知らぬ人物がドアを開ける・乗り込んでくる事案は意外とあります。

①助手席に乗り込んでくる
②後部座席に乗り込んでくる
③ドアを開けようとする、内側からのロックを阻止する
④ドアや窓を叩いて開けるよう強要する
⑤複数人で車を囲み、乗せるよう要求
⑥運転席に乗り込んでくる

助手席も怖いですが、後部座席は背後を取られる恐怖にホラー的恐怖も加味されて本当に心臓に悪い。
乗り込んでこなくてもドアを開けられてしまえばもうロックできません。
ドアを開けようとして施錠済だった為、しつこくガチャガチャされるのも怖い。

これらの行為はヒッチハイク、悪戯・嫌がらせ、暴行や窃盗目的等が考えられます。悪戯や嫌がらせといった事件にまで至らない事案はニュースにならない為、周知され難いかもしれません。

ひとりだと助手席にバッグや荷物を置くことが多いと思います。ふらっと車両の横を通るフリで近づいてドアを開け、バッグをひったくることも可能です。バッグを取り戻そうにもこちらは運転席にいて手を伸ばすくらいしかできないし、急いで車から降りている間に相手は走り去っています。

乗り込まれても乗り込まれなくても、こちらは心理的に運転席から降りる・車から離れることに抵抗があります。物理的にも一度乗ってしまえば身動きが不自由で、車を利用している時を狙われるのは意外と対応が制限されてしまいます。

⑤⑥は暴行や窃盗が目的の可能性が高く手口も乱暴になる傾向があり、大変危険です。よくタクシーが狙われますが、乗用車も充分に注意すべきです。ひとけも車通りもない暗い道で前後挟まれたりかぶせられたりした事件は過去にも発生しています。


■そもそも車内は安全か?

ロックさえすれば、車内は安全なのでしょうか?

乗車中に狙われた事件を見ると、むしろ車内で身を守ることは難しい気がします。
ガラスは割ろうと思えば割られますし、狭い車内では抵抗もほぼできず、逃げ場はありません。完全な走行中以外、車は車内は安全とは言えません。走行中さえ、車で幅寄せされたり、前を遮られて停車を強いられれば終わりでしょう。

「マッドマックスみたいな世界に住んでないから心配しすぎでは?」
まぁ、確かにそうですが、車両が狙われる事件がまったくないわけではありません。乗車中を狙ってくる相手の危険度、手口や目的が暴力的にになりやすい点が心配なのです。

最低限の防御であるドアロックをおろそかにしてはいけないということ。むしろそれしか自動車には防御すべき機能が無いということです。


■車中泊のリスク

ひとけのない公園や道の駅の駐車場、がらんとしている方が落ち着きますか?それとも誰かがいた方が安心ですか?

誰もいない場所でひとりはリスクが高まります。勿論、近くにやってきた誰かが犯人の可能性もありますので、他の自動車がいれば安全とはいきません。
深夜だからといって、ひとけというか車っけ?がまったく無いサービスエリアなんて少ないと思いますが、そんなサービスエリアでも覗きや暴行事件があったりします。ついでにキャンプブームですがテント泊でもリスクはあります。

ソロキャンや女性だけのキャンプ・車中泊は狙われやすいですが、男性も一緒だからといって安心とは限りません。逆にカップルが狙われることも。
上記の通り車中は身動きが制限されますし、テントも外から攻撃する側の方が優位です。

女性の方が腕力差や性的暴行や嫌がらせ目的で狙われる率が残念ながら多いことは事実です。しかし男性が性的被害に遭うことはありますし、金銭目的や嫌がらせが目的である可能性もある為、性別に関係なく用心するに越したことはありません。