防犯コラムcolumn
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愛車を守るには 対策編Ⅱ
2022/01/11
対策紹介の続きです。鍵屋には畑違いの製品もありますので、詳細は実績があって信用のできる専門店の詳しい担当者へ質問相談お願いします。
■スマートキー保護
【電波遮断ポーチ】
スマートキーが常に発している電波を遮断する素材のポーチ。外出先・自宅でも有効。
クレジットカード等の貴重品を全部まとめて管理する場合は、スキミングも対策されている製品を選びましょう。
【金属製ケース】
ブリキ製の缶等に収納して蓋を閉めれば電波を遮断できます。外出先には不向きなので自宅用になります。
【節電モード】
車種・年式によってはスマートキーに節電モード機能があります。節電モード時は電波を発しません。
乗車時は節電モードを解除します。
機能の有無と操作方法はメーカーごとご確認を。
※注意点①
現行主流のキャンインベーダーは勿論、他の手口からは守ることができません。
※注意点②
ポーチや蓋を完全に閉じなければ遮断できません。隙間に注意。
※注意点③
電波を受信する車体側は守られていませんので、対策していると分かる視覚的抑止効果が無く、下見の段階で選ばれるリスクがあります。
■後付け盗難防止装置
※注意点①
後付け盗難防止装置は自動車メーカーの純正ではありません。
信用のおけるきちんとしたメーカーの実績のある製品を選び、信用のおける専門店に取り付けてもらうことが重要です。
メーカーによって呼び方(製品名)が違いますので、ざっくり機能でまとめます。
【盗難防止装置(始動停止タイプ)】
IDが一致しない場合、シフトチェンジやエンジンを停止する機能。+αでリレーアタックやコードグラバー対策、キャンインベーダー対策機能付き等が販売されています。
専用のデジタル認証機能や、持ち主の本体キー以外との通信を車両側でシャットアウトする機能等によって対策を行っている模様。
現行手口に対応したVerを選べば、当面(これを解除する手口や新しい手口が出てくるまで)は効果を見込めるでしょう。
【警報装置】
警報装置のセンサーにも種類があります。
①チルトセンサー
車体の各部位を監視し、振動、傾斜(ジャッキアップ)等の異常を感知すると大音量の警報音を鳴らし、ひとめにつきたくない犯人を威嚇する。
②フィールドセンサー
レーダーで自動車周囲を監視し、誰か近づくと警報音を鳴らして威嚇。
契約駐車場など他人の出入りがある駐車場には不向き。
③音感センサー
振動として検知できない自動車から発せられる音で解錠行為を感知し、警報音を鳴らして威嚇。
※注意点①
感知範囲や感知機能が正確で誤作動の少ない製品を選ばないと、自身の心臓にも悪く近所迷惑になります。
※注意点②
電池タイプは電池切れに要注意。
※注意③
これらの商品は周囲へ犯行を知らせて犯人に諦めさせる為の物です。犯人が音に驚いて逃げる、あるいは周囲の視線を集めることができれば逃げるでしょう。しかし盗難発生時間帯は深夜が圧倒的に多く、ひとめを集めるのは難しいでしょう。
持ち主が駆けつけて犯人が逃げればよいですが、空き巣や忍び込みの記事にも書きましたが犯人との遭遇は襲われる危険があります。先に通報しても警察が駆けつけるまで時間がかかりますし、特に自動車窃盗は複数犯であることが多いので危険度は高まります。
■車両位置監視・追跡システム
盗まれない為の対策ではありませんが、盗まれてしまった後に取り戻せる確率を上げる対策として、GPSで車両位置を監視・追跡するシステムがあります。
メーカーと種類によりますが、スマートフォンやパソコンから車両位置の確認や追跡ができて、車両異常をメールで通知してくれる機能がある場合も。
またセキュリティ会社から同サービスも提供されており、緊急出動隊員が駆けつける等の対処も行ってくれる模様。
※注意点①
GPS取付け位置が重要。
抑止効果を狙って目立たせる他の対策品と違い、気づかれないように設置する必要がある為、実績と信頼のある専門店で取付けた方がよいでしょう。
※注意点②
GPS電波が届きにくい場所だと位置情報が得られなかったり、誤差が生じる。
※注意点③
車両位置が分かっても個人で取り返すのは難しく危険も伴う為、警察へ車両位置の情報を提供して捜査してもらう、またはセキュリティ会社に任せることになります。
自動車は外に置いておくしかない財産になります。また車内の荷物、お金やETCカード、カーナビ、ETC車載器、オーディオ、アルミホイール、エアロパーツ等も車上荒らし(車上狙い)に盗まれる危険があります。
実際に私の知り合いは営業車にPCを置き忘れて駐車した小一時間の間に車上荒らしに遭いました。
狙われないよう日頃の予防(前記事参照)を心がけ、狙われやすい環境・車種等不安要素があるならば必要と判断した対策で守りましょう。