作業場所 愛知県名古屋市
本日は「カローラスポーツのスマートキーを全部なくしてしまったので作って欲しい」というお客様のご依頼で出動!!
カローラスポーツは、12代目カローラシリーズのハッチバックモデルとして2018年に登場しました。「カローラ=大衆車」という従来のイメージを覆す、スポーティなデザインと走行性能が最大の特徴です。

今回はハイブリッドモデルのカローラスポーツです。お客様はスマートキーを全紛失して、一週間探しても出てこないのでディーラーに聞いたところ、レッカーでディーラーに持ち込みスマートコンピューターを交換しないと行けないので納期が約2週間で費用は20万円以上と言われたそうです。
そこで当店にお問い合わせいただいたので価格をお伝えしたところご依頼となりました。
高年式車の場合、在庫のスマートキーが適合していない場合があります。
今回も在庫品ではなかったため、取り寄せ後に作業させていただくことになりました。

まずは車内に入るため、ドアの解錠作業を行います。
専用の解錠治具でサクッと解錠したところセキュリティが発報したため、ホーンのヒューズを抜いて静かにします。
続いて、スマートキーの電池切れの際などに使用する非常用の金属キー(メカニカルキー)を車載のコンピューターキーマシンで作製して動作確認。
無事一発で回りました。

車内に入れたら、専用の機材を車両のOBDコネクタに接続し、コンピューターにアクセスします。 車両側に登録されている古い鍵のデータをリセットし、新しく用意した新品スマートキーのデータを登録していきます。
今回は「今後も安心できるように」とのことで、スマートキーを2つ登録させていただきました。
登録作業が完了し、プッシュスタートボタンを押すと…無事にシステムが起動し、エンジン(ハイブリッドなのでREADY状態)がかかりました!

最後に、ドアのロック・アンロック、エンジン始動など、全ての動作が正常であることをお客様と一緒に確認します。
作製したメカニカルキーでの施錠・解錠も問題ありません。
これにて作業完了、雲一つない夕焼け空の中、無事にお客様にお車を引き渡すことができました。

最近のトヨタ車はスマートキーの見た目が同じで同じ車種でも基板が違う物が何種類かあったりして全ての在庫を揃えるのが困難になってきています。
また、適合していないスマートキーを登録しようとすると何らかの不具合が出る可能性があるため、車両の車台番号からスマートキーを特定して登録する方が安心です。
その分、問い合わせや取り寄せに時間が掛かる場合がありますので、全てのスマートキーを紛失する前に予備のスマートキーをあらかじめ追加登録することをお勧めいたします。
まずはカギの救急車黒川までお気軽にお問い合わせ下さい。