作業事例について　名古屋市でカギのことなら カギの救急車 黒川店 にお任せください！ 鍵のトラブル / 合鍵 / 開錠 / 防犯対策 等、お気軽にご相談ください。

作業場所　愛知県名古屋市西区

本日は「勝手口ドアのレバー錠が壊れているので取り替えて欲しい」というご依頼で出動！！

Ohshima（オーシマ）について

オーシマは、昭和6年創業の船舶用の錠前やパーツを専門に製造していた日本で唯一のメーカーです。
現在は建材メーカーの東洋シャッターのブランドとなっています。

・東洋シヤッターのブランドへ
平成3年に東洋シヤッターに吸収され、現在はその一部門として事業を継続しています。旧製品には「OSK」「OHS」といった表記のものもあります。

・過酷な環境に耐える高い技術力
船の上は塩害や振動など陸上とは比べ物にならないほど厳しい環境です。オーシマの製品は、そのような状況でも壊れにくいように、非常に頑丈で精密に作られています。

・錆びにくい高級素材へのこだわり:
本体のほとんどの部品に、錆びにくいステンレス鋼「SUS304」や真鍮を使用しています。
錠の内部にある通常は鉄製で錆びやすいスプリング（バネ）にまでステンレスを採用するなど、見えない部分にもこだわっています。

・住宅市場への参入
昭和52年からは、船舶用で培った高い技術力を活かして住宅用の錠の製造も開始し、品質を重視する層から支持されています。

・防犯性能の向上: 当初はピンシリンダー錠が中心でしたが、現代の防犯ニーズに応えるため、自社開発の高性能シリンダー「DC」を開発しました。

オーシマのケースロックについて

オーシマのケースロックはレバーシリンダー箱錠という呼称で、バックセット55mmの【CL】、バックセット40mmの【DL】、バックセット70mmの【BL】3種類があります。
いずれも国内主要錠前メーカーとはフロントサイズ含め異なるサイズの物ばかりで、なかなか鍵屋泣かせのメーカーです。
しかも、どの問屋も在庫を持っていないので、錠前を取り寄せるには約1ヶ月掛かるという・・・しかも製品代だけで6万以上という高級品！！
そんなん錠前が壊れたらもう違う錠前に切り替えるしかないじゃないですかー

切り替え交換のご提案

お客様にはオーシマの納期と価格をご説明のうえ、美和ロックの自動施錠型テンキーカードロックMIWA TK5LT3312-2に切り替えるご提案をします。
オーシマのケースロックは独特なサイズのため、普通の鍵式レバーハンドル錠に切り替えようとすると、元々開いている穴を隠す為に化粧座板が内外で2枚必要になります。
しかし、MIWA TK5LT3312-2はもともと美和ロックのランダムテンキーTK4LTから切り替えるために作られた錠前なので、既存の穴が隠せるように錠前自体が大きく作られており、化粧座板を使用しなくても綺麗な仕上がりとなります。
お客様ご自身も前からテンキータイプにしたいと思っていたそうでこちらでご成約いただきました。

加工交換作業

ということでやっていきましょう。
オーシマの錠前を取り外したら、TK5LTを取付けるための穴開け位置を決めますが、ストライクとの位置関係が重要なので、慎重に取付位置を確認して罫書きします。
オーシマのフロントは200mmですが、TK5LTのフロントは170mmなので、そのままでは錠ケースを固定出来ないので、続いて段付け金具と呼ばれる部材を使用して2カ所でしっかり固定出来るように加工します。
加工が終わったらTk5LTを取付けてから、受け金具（ストライク）を加工してデッドボルトが納まるようにします。

設定作業

取付が終わったら続いて設定作業です。
今回は暗証番号とお客様のスマートフォンを登録しました。
スマホで解錠できるのは便利ですし、万が一スマホをなくしたり壊しても暗証番号で開けられるので安心です。
ちなみに、TK5LTが故障したり電池切れの場合は非常解錠シリンダーで解錠できるので万全のバックアップ体制ですね。
TK5LTは今回のような勝手口以外にも、オフィスの間仕切りなどにも非常にお勧めです。
キーレスにしたい方は是非ご相談下さい。