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作業場所 愛知県名古屋市北区黒川本通
本日は、高級外車販売店の方が積載車にFERRARI フェラーリ599を載せてご来店!
イモビライザーキーの合鍵を作製させていただきました。
フェラーリ599は、V12エンジンFR二人乗りクーペタイプのグランツーリスモです。
5,999ccのエンジンを搭載することから「599」の名称が付けられました。
日本以外の国での正式名称は「599GTBフィオラノ」ですが、日本ではすでに「GTB」をトヨタ自動車が、「フィオラノ」をオートバックスセブンがそれぞれ先に商標登録していたため「599」のみとなりました。
2008年7月当時における日本での価格は3,458.7万円で、2012年2月29日には後継車であるF12ベルリネッタが発表されました。
フェラーリの合鍵は、20年以上鍵屋をやっているのにまだ1回くらいしかやったことがありませんでした。
今回電話にてお問い合わせいただき、イモビライザーが入っているのでとりあえずドアが開けられればいいという事と、内溝キータイプという事でしたので、「多分できると思います~」とお伝えし、後日積載車にフェラーリ599を載せてご来店いただきました。
まずは鍵をお預かりして、適合するブランクキーを探す訳ですが、目星をつけていたブランクキーがピッタリだったのでこちらを使用していきます。
コンピューターキーマシンで削ることも考えましたが、データが入っているのか不明だったのと、誤差があってシリンダーが壊れると洒落にならないのでマトリックスという鍵専門店御用達の手動特殊キーマシンで切削していきます。
材料が固かったので少し時間が掛かりましたが、出来上がった合鍵をドアシリンダーに挿して回したところ無事一発でスムーズに回りました。
ちなみに、ギザギザキータイプの物でも作製できますが、物によってはブランクキー取り寄せとなる場合があります。
はじめはドアが開けばいいという事でしたが、イモビライザーチップを専用の機械で読み取ったところコピーできるID48タイプだったので、「ご希望でしたらエンジン始動可能な鍵にもできます」とお伝えしたところOKをいただきました。
まずはデータをコピーしたら、車両に乗り込んでイグニッションキーシリンダーを何度もONOFFしてデータを吸い上げます。
何度かやったら、データをサーバーに送って計算してコピーチップに書き込みます。
あとは先程作製した合鍵のキーヘッドにコピーしたチップを埋めてイグニッションキーシリンダーを回し、ハンドルについているスタートボタンを押したところ無事エンジン始動しました。
基本的に、スマートキータイプではない、イグニッションキーシリンダーに鍵を挿して回すタイプであればイモビライザーキーの合鍵を作製できると思います。
web検索してもフェラーリの合鍵事例はほとんどヒットしないので、他の鍵屋さんはあまりやりたがらないのかもしれません。
他の鍵屋で断られたけど、鍵が1本しかないから不安だという方は一度お問い合わせ下さい。
しかし、フェラーリの鍵全紛失したらいったいいくら掛かるんでしょうね。恐ろしい…😅