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作業場所 愛知県名古屋市
本日は「盗難防止用ハンドルロックのカギが鍵穴の中で折れて開かなくなったので開けて欲しい」とのご依頼で出動!
長年治安が良かった日本ですが、最近は高級車や人気の車種を中心に車両盗難が相次いでいます。
最近もダレノガレ明美さんがトヨタ・アルファードの盗難被害に遭ったそうですが、幸い取り戻せたそうです。
車両の盗難防止には、セキュリティシステムやGPSを取り付けることも有効ですが、ハンドルロック(ステアリングロック)やタイヤロックなどの物理的な対策も非常に効果が高いです。
その中でもハンドルロックはコンパクトで安価な割に防犯効果が高く人気があります。
ハンドルロックには大きく分けて、暗証番号式と鍵式があります。
暗証番号式のメリットは、カギがないので紛失やカギの盗難、鍵折れなどのトラブルがない事が挙げられますが、デメリットは無意識に番号変更モードにしてダイヤルを回してしまい開けられなくなってしまうリスクがあるということです。
鍵式のメリットは、カギさえあれば解錠できるので簡単、デメリットは上記のようなカギにまつわるトラブルが考えられるということです。
ご依頼時にお電話で状況をお伺いしたところ、折れた鍵が鍵穴に残っている状態ということだったので、カギのどの位置で折れているか伺ったところ「根元から折れている」ということでした。
それならば折れた鍵の断面が鍵穴の表面にある状態だろうと高を括ってお伺いして鍵穴を見たところ折れた鍵が全く見えない状態です(汗)
幸いお客様は折れていない鍵もお持ちでしたのでそのカギを挿してみたところ途中までしか刺さりません。
カギは大きく分けて、カギの先端が鍵穴の奥に当たった状態が基準になる「先端合わせ」と、カギの根元部分にあるストッパー(段差)が鍵穴の入口に当たった状態が基準になる「ストッパー合わせ」という二種類があります。
今回のカギは「ストッパー合わせ」でしたが、鍵穴の奥行きが一般的な物より長かったので折れた鍵が通常では入っていかない奥まで行ってしまっていたんですね~
ということでやっていきましょう。
まずはカギと鍵穴の形状を見て作戦を練ります。
折れた鍵の取り出しは今まで数え切れないほどやってきましたが、カギと鍵穴の形状、折れ方などで取り出し方法も変わります。
今回のカギは中国製の半円状のディンプルキーでした。
初めて見る形状のカギでしたが、構造自体は普通のピンシリンダーと変わりません。
鍵穴の中のカギの形状と位置をイメージしながら、手持ちの鍵抜き治具で最適な物を選びながらアレコレ試します。
暫くするとカギが少し手前に来たのでもう一度同じ方法を試すと、折れた鍵の断面が顔を出したので後は引っ張り出して作業終了です。
ハンドルロックに限らず、鍵穴の中で折れた鍵を自分で取り出そうとする方が一定数いらっしゃいます。
カギ折れで特に多いのがロッカーやデスク、美和ロック製リバーシブルタイプのURキー(ギザギザキー)ですが、そういった場合にやる方が多いのが、クリップを曲げて引っかけようとしたり、瞬間接着剤をカギの断面に付けて取り出そうとする方です。
クリップなどで取り出そうとしても絶対に取り出せませんし、中でクリップが折れてしまったりクリップ自体が抜けなくなる事もあります。
接着剤の方は、鍵穴の中にある精密なタンブラーという部品について固まってしまい、完全に壊れてしまうこともあります。
もうひとつ希にあるのは、シリンダーを分解して取り出そうとしてバネ部品を飛ばしたり、バラしてはいけないところまで分解して戻せなくなる方です。
そうなるとシリンダーどころか錠前全部の交換が必要になり、安く済ませるためにチャレンジしたのに逆に余計な費用が掛かってしまうことが多々あります。
なので、こういったカギのトラブルは、ぼったくり業者ではない技術力の高い地元に実店舗を持つ鍵屋に頼むのをお薦めします。
今回は無事取り出しできて解錠できましたが、取り出しできない場合や壊れている場合は破壊解錠することになります。
その場合他社だとディスクグラインダーで切断というところが多い用ですが、当店ではディスクグラインダーでの破壊解錠ではなく、粉塵が出ない方法でやりますので安心してご依頼ください!
ハンドルロック(ステアリングロック)の解錠、トヨタ(TOYOTA)日産(NISSAN)三菱(MITSUBISHI)富士重工業(SUBARU)マツダ(MAZDA)スズキ(SUZUKI)ダイハツ(DAIHATSU) インロック解錠、車の内溝キー、特殊キー、イモビライザーキーなどのご相談はカギの救急車 上飯田店 黒川店までお気軽にご相談ください。