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作業場所 愛知県名古屋市
本日は某企業様より「バックヤードの搬出入口ドアのボタン錠が壊れたので修理して欲しい」とのご依頼で出動!
お伺いしてみると、カバ イルコ ユニキャン シンプレックス(kaba ilco unican simplex)1000シリーズがついていました。というかついていた痕跡がありました笑
カバ イルコ ユニキャン シンプレックス1000シリーズは、ドルマカバ(dormakaba)社グループのプッシュボタン錠です。
カバ・イルコ・ユニキャン・シンプレックスとカタカナが多いですが、どれもドルマカバ社に吸収合併されたブランドのようです。
こんな壊れ方は初めて見たんですが、室外側についているこの錠前の肝心要のプッシュボタンが取付ベースからもげてしまっていました。
取付ベースにはビス6点で留まっていたのに、長年使っているとこんな風になったりするんですね。
で、プッシュボタン部分がもげているということは、このままではロック機構自体が無効になっているのでマイナスドライバーか何かで捻ってしまえば簡単に開錠できてしまう状態です。
ということですぐにでも交換が必要ですが、かなりレアな錠前のため当店でも在庫しておりません。
しかも通常はあるはずのドルマカバ社の在庫が直前にロット買いされてしまったそうで、製造国のアメリカ?カナダ?から輸入しないといけないそう・・・
ともあれ、このままではまずいのでとりあえず当面は外から開錠できないように応急修理してこの日は引き上げました。
約1.5ヶ月してやっと錠前が入荷したので交換にお伺いしました。
ということでやっていきましょう。
こちらのプッシュボタン錠は勝手があります。
この勝手があるというのは、ドアの開き方によって錠前の向きが違うということで、右勝手もしくは左勝手などと言います。
この勝手は、錠前により右勝手もしくは左勝手を指定して購入しないといけない場合と、勝手変更と言って、あとから好きな勝手に変更することができる場合とがあります。
このシンプレックス1000シリーズは勝手変更ができタイプですが、工場出荷時は左勝手ドア用になっているので、まずはこのドアに合わせて右勝手に変更します。
ちなみに、一般的にはドアが開く方から見て丁番がある方、例えば右側に丁番があれば右勝手と呼びます。
続いて扉厚に合わせてパーツを組み替えますが、こちらは説明しにくいので省略(笑)
設定が終わったので、あとは順番に扉に取付けていきます。
取付が終わったら、お客様にお伺いしていた暗証番号を設定して、実際に開くかどうか動作確認します。
確認したところ、少しドアノブの動きが渋かったので微調整したところスムーズに動くようになりました。
元々は非常開錠用のカギはついていないタイプでしたが、現在メーカーで在庫しているのは非常解錠キー付きの物だけということで、今回はそちらにさせていただきました。
これがあれば万が一暗証番号設定時に番号が分からなくなったりしてもカギで開けることができるので安心ですね。
当店では1000シリーズ以外にもシンプレックスのプッシュボタン錠に対応しておりますので、修理や交換などお気軽にお問い合わせ下さい。
カバ、イルコ、ユニキャン、シンプレックス、MIWAランダムテンキーロックTK4LTやTK5LT、長沢製作所のキーレックス、その他キーレス錠、暗証番号錠(テンキー錠)、や住宅錠、引き違い錠、引き戸錠の交換、取り付け、修理はカギの救急車 黒川店 上飯田店までお気軽にご相談ください。
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