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作業場所 愛知県名古屋市北区
本日は某ドラッグストア様より「外部トイレのドアの丁番が壊れて外れそうなので直して欲しい」とのご依頼で出動!!
去年は毎日1本は作業事例を更新することを自分に課したので、それがモチベーションになって頑張れたんですが、今年からはボチボチ更新すればいいや~なんて思ったものだからサボりまくっています笑
まぁ、お陰様で出張工事のご依頼を多くいただいて忙しいってのもあるんですけどね。
ということで久しぶりの更新ですが、今回は画像多めでお送りいたします。
今回のご依頼は提携させていただいている店舗メンテナンス会社様からの案件なんですが、トイレのドアが壊れかけているので修理希望ということでお伺いしてみたらそれは凄まじい状態でした。
ドラッグストアによくある外部に面したトイレなんですが、重たい鉄製のドアがステンレス旗丁番3個で吊ってあります。
ドアを開けてみたところ上の丁番のみ辛うじてついている状態で、真ん中と下の丁番は完全に外れてしまっています。
上の丁番も辛うじてついているとは言え、ビスが緩んだ状態で曲がっていたり、ビスの頭が折れてネジ穴に残っていたりなので、今すぐ修理しないと事故に繋がる可能性が高いです。
提携先の店舗メンテナンス会社様に状況を報告したところOKをいただいたので、このまま丁番を交換してドアを修理させていただく事になりました。
持ってて良かったステンレス旗丁番(笑)
ということでやっていきましょう。
ドラッグストアが営業中の作業となり、お客様が近くを通られるので、まずはコーンの設置をして危険がないようにしてからドアクローザーのアームを外しドアを取り外します。
丁番を固定するビスは、より強度を高めるためにドアや枠の裏側にある裏板で挟み込むようにして固定するものがほとんどです。
通常その裏板はビスを外した際に脱落しないように留まっているんですが、このドアの裏板は長年ガタガタの状態で使い続けたことにより裏板が外れてしまっていました。
そのため、既に裏板が脱落してしまったところは、裏板以外の固定方法を検討し、辛うじてついている裏板は脱落しないように注意しながら作業していきます。
また、複数箇所で頭が折れてネジ部分のみ裏板に残ってしまっているところがあるので、これを取り除いていきます。
折れたネジを取り除いたら、次に弱っていたりネジが効かなくなっているネジ山(メネジ)の強度を高めるためにリコイルシステムという特殊な道具を使用して補強していきます。
専用のドリルで穴を広げたらこれまた専用のタップを使用してネジ山を切り直します。
次に断面が菱形の高品質ステンレスワイヤーをスプリング状に巻いて造られたリコイルインサートをねじ込んで奥にあるタングと呼ばれるパーツを折ります。
詳しくは上記リンクの動画をご覧下さい。
続いて裏板が脱落してしまった部分の補修をしていきます。
こちらで使用するのはターンナットと呼ばれるパーツです。
こちらは指定の大きさまで穴を広げて挿入することで裏板と同じ働きをします。
これで準備ができたので、枠に順番にステンレス旗丁番を固定していきます。
3カ所全て固定したら続いてドアを吊りこみますが、鉄扉なので50キロくらいあり滅茶苦茶重いので一人でやるのはなかなか辛い物があります😅
ドアを吊りこむときは3カ所ある丁番に同時にはめないといけないんですが、少しでもぶれると上手くはまらないんです。
プルプルしながらはめようとしては失敗してハァハァ言いながら休憩すること3回(笑)
やっと上手く吊り込めました♪
まずはドアが問題なくスムーズに開け閉めできるか確認します。
スムーズに開け閉めできたので、続いてドアクローザーのアームを接続します。
今回のような状態になった大きい原因は、ドアクローザーが壊れて勢いよくバタン!としまってしまう状態で長年放置したことにより、衝撃ででビスが緩んだり破断してしまったことです。
そのため、このまま壊れたドアクローザーを使い続けるとまた同じ状態になる可能性が高いこと、また指を挟んだりする事故にも繋がりかねないことをお伝えして後日交換させていただくことになりました(ホッ)
こういったドアの不調は、どうしようもなくなってからご依頼いただくよりも、早めにご依頼いただいた方が修理で直ったり、交換する部品が少なく済み結果的に安上がりになることが多いです。
少しでもおかしいなと思ったら、早めに当店にご相談下さい。
【その他ヒンジ・丁番の作業事例はこちら】
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