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作業場所 愛知県名古屋市北区黒川本通
本日は、BRIDGESTONE ブリヂストン の電動アシスト自転車の鍵を全てなくしたお客様がご来店!
BRIDGESTONE ブリヂストンの電動アシスト自転車 Assista アシスタは、ブリヂストンのベーシックな電動アシスト自転車です。
主な電動アシスト自転車メーカーは下記のようにいくつかありますが、一般的に有名なのは1993年に世界初の電動アシスト自転車としてヤマハ発動機が発売した「ヤマハ パス」と今回の「ブリジストン アシスタ」かもしれません。
お客様は下記作業事例を見てご来店いただいたようです。
https://www.kagi-9948.com/case/2019/01/27/bridgestone-assista/
しかし、今回のアシスタはディンプルキーではなくギザギザキータイプなのでおそらくモデル初期のタイプなんでしょう。
ということでやっていきましょう。
まずは鍵穴にささるブランクキーを探します。
自転車用のブランクキーの品番は現在CY1からCY25までありますが、今回適合したのはCY1でしたので、これからも結構昔のモデルということが分かります。
ちなみに自転車用のブランクキーですが、あくまでCY1~CY25は日本市場に多く流通している大手メーカー用にブランクキーメーカーが製造しているだけです。
現在は中国製の電動アシスト自転車も多く流通していますが、こういったマイナーな製品用のブランクキーは発売されないため、バイク用やデスク用など他のブランクキーを選定して加工したりして対応することになります。
バイクや自動車などの場合は手持ちのデータがあるため、ブランクキーさえ判明すればそのシリンダーのタンブラーの本数や位置、高さのデータがわかるので比較的簡単なんですが、自転車の場合はデータがないので鍵穴から手作りで作っていきます。
鍵穴の中をスコープで覗いたところ、上下に3本ずつ計6本のタンブラーが入っていました。
そのあと、タンブラーの位置を確認するため専門用語で「ピッチを取る」という作業をします。
タンブラーの位置が判明したら再度鍵穴の中をスコープで覗き、タンブラーのそれぞれの高さを記憶してコードマシンと呼ばれるキーマシンでブランクキーを削ります。
で、鍵穴が回るか確認するわけですが、
一発目回らない・・・
二発目回らない・・・
三発目、しぶーい感じでなんとかバッテリー用のシリンダーは回りましたが後輪錠の方が回らない・・・
あとはキーマシンではなく、専用のヤスリを使ってブランクキーを少しずつ手作業で削っていきなんとかバッテリー用の鍵穴と後輪錠ともにスムーズに回る鍵ができました。
あとは、追加で合鍵を1本作成して作業終了です。
これがバイクであれば10分もあれば出来るんですが、今回は1時間近く掛かってしまいました😅
やっぱりデータは大事だよな~と思いながら、いつもその取ったデータをどこかにしまって分からなくなり、データを探すよりすぐ作業した方が手っ取り早いと思ってしまうタイプなので、次回また同じ種種類のアシスタが来たらまた少し手こずる予感しかしません笑
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