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作業場所 愛知県名古屋市西区
本日は某幼稚園・保育園・こども園様より「通用口の門扉が壊れてバタンと勢いよく閉まって危ないので直して欲しい」とのご依頼で出動!!
お伺いしてみると、日東工器(NITTO KOHKI)のオートヒンジ「133L-PC」がついていました。
オートヒンジ(autohinge)とは、ヒンジ(丁番/蝶番)としての働きと、扉の開閉スピードを制御するクローザー機能を兼ね備えた装置で、丁番型とドアに内蔵される中心吊型があるが、一般的には丁番型が多く普及している。
オートヒンジ丁番型は、ダンパーヒンジとスプリングヒンジで構成され、通常一枚の扉の上部にスプリングヒンジ、下部にダンパーヒンジを設置することでオートヒンジとして機能する。
スプリングヒンジが扉閉力を生み出し、ダンパーヒンジが閉扉スピードを制御している。
鍵・防犯の用語集
さっそく状態を見てみましたが、下部ダンパーヒンジについているスピード調整をしても一向に良くなりません。
一般的なオートヒンジの耐久回数は約10万回の物が多いですが、幼稚園・保育園・こども園についている門扉 は、非常に出入りが多いので、マンションの駐輪場などに使用されているオートヒンジよりも寿命が短い傾向があります。
オートヒンジの交換の目安ですが、今回のようにバタンと勢いよく閉まったりする以外にも
・油が漏れている
・扉を開けて手を放しても自閉しない
・扉開閉時にオートヒンジがガタガタ動く
・扉の動きがおかしい
・扉開閉時に異音がする
などの症状があった場合は、早めの交換をお薦めいたします。
そうしないと、突風や強風で扉が煽られた場合、オートヒンジに強い負担がかかり オートヒンジが曲がって扉が閉まらなくなったり、扉と戸枠に手や体が挟まりケガをするといったトラブルが発生する可能性があります。
そんなトラブルが起こってしまうと、建物の管理者責任を問われる自体にもなりかねませんから、やはり不特定多数の方、とくに子供達が使用する門扉には特に気を付けていただきたいところです。
当店では一般的に多く使用されているステンレス旗丁番の在庫は持っていますが、さすがにオートヒンジは在庫していませんので、お取り寄せして後日交換にお伺いさせていただきました。
ということでやっていきましょう。
まずはスプリングヒンジにスプリングピンという物が打ち込まれているので、プリセットネジを締めてからスプリングピンを抜き、門扉を吊り上げて取り外します。
この際、閉じ力を解除しないで羽根の取り付けネジをゆるめたり、ドアを取り外すと故障や事故の原因となりますので気をつけないといけません。
次に、壊れている上部スプリングヒンジと下部ダンパーヒンジを枠側と扉側それぞれ取り外します。
枠側のオートヒンジを上下ともにそれぞれ新しいオートヒンジを取り付け、扉側のオートヒンジも同じように取り付けたら門扉を吊り込みます。
続いて、スプリングヒンジにスプリングピンを打ち込むんですが、これが地味に難しくてなかなか上手くいきません。
なんだかんだでこの作業が一オートヒンジ交換作業の中で一番難しいような気がしますw
なんとか奥まで打ち込めたら、次にスプリングヒンジのプリセットネジの頭が表面に来るまでゆるめてからスピード調整をします。
初期設定は一番早くなっているので、プラスドライバーで少しずつ調整ねじを回して、自動施錠の本締り錠がきちんと閉まり、かつバタンと閉まらいよう最適なスピードに調整します。
あとは最後にお客様に動作確認していただき作業終了です。
カギの救急車 黒川/上飯田では、訪問時にオートヒンジの調整で直るのか、それとも交換が必要なのか、ドアの建て付けが悪いのかなど、不具合の原因を確認し、 適切にアドバイスさせていただきますのでお気軽にご相談下さい。
扉が閉まらない、ドアが床に擦れる、ドアが枠にあたる、扉の開け閉めがしにくい、手で押さえながらでないと鍵が掛けられない、扉が重たい、開け閉めしづらい、開閉がガタガタする、扉を閉めても隙間がある、鍵がかけにくい等のドア回りのトラブル。
オートヒンジ、フロアヒンジ、グレビティヒンジ、丁番(蝶番)、建具の修理、交換、建付け調整はカギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。