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作業場所　愛知県名古屋市

本日は名古屋市立小学校より「職員室に置いてある大きい金庫のダイヤルが動いてしまったらしく開かなくなったので開けて欲しい」とのご依頼で出動!!

当店は名古屋市の登録業者ですので、名古屋市立の小学校や中学校から度々ご依頼をいただいています。

いつもは、鍵折れ取り出しや錠前の交換などが多いんですが、今回は職員室に置いてある大きい金庫のダイヤルが動いてしまったらしく開かなくなったという事でしたので、開錠できた場合の料金と、それで開かなかった場合は破壊解錠になる可能性があるという事をお伝えし、開錠用の道具一式を持ってお伺いしました。

拝見させていただくと、一応ビニールテープでダイヤルが動かないようにしてあったようですが、誰かがダイヤルにぶつかったかで動いてしまったのでしょう。

今回の金庫は業務用の大型金庫ですので、ついているダイアルは家庭用耐火金庫に使用される固定変換ダイヤルではなく、自由変換ダイヤル（100万変換ダイヤル）またはエール錠と呼ばれるタイプの物です。

この100万変換ダイヤルは、固定変換ダイヤルと基本的な構造が全く違うため、開錠方法も異なります。

固定変換ダイヤルは様々な手法で比較的簡単かつ短時間で解錠できる場合がほとんどですが、100万変換ダイヤルはその手法が全く通用しません。

ではどうするかというと、金庫ダイヤル解錠専用の【オートダイヤラー】という機械でダイヤル番号を総当たりで試して番号を探り当てます。

そのため、運が良ければ数時間で開くこともありますが、ほとんどの場合は丸一日前後掛かります。
しかも、このオートダイヤラーは、ダイヤルを回す際のトルクを感知しているため、ダイヤルの不具合で回すのが異常に重たかったりすると開錠できたと勘違いするかエラーが出てしまいます。

そうなってしまうと破壊解錠するしかなくなってしまうんですが、そうなると金庫に穴が開いてしまいますし、ダイヤルを交換するにも比較的高額な費用が掛かりますのでできれば壊したくないところです。
ちなみに、私もできれば壊したくないんですが、なぜかというと大変だからです（爆）

ということでやっていきましょう。

いつものようにオートダイヤラーをセットしますが、このセットがとても重要です。
機械を歪んでつけてしまうと、初めは良いのですが長時間動作することにより機械やダイヤルに負荷がかかりエラーが起きやすくなってしまうからです。

セットしたら、あとはお客様に解錠もしくはエラーが出た場合の連絡をお願いして引き上げます。
今回は夕方に設置しましたが、翌朝一番で「開きました！」とご連絡をいただきました。

再度お伺いして、オートダイヤラーを取り外し、解錠番号を控えて、お客様と問題なく開錠できるか確認して作業終了です。
壊さずに済んだので大変お喜びいただけました。

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