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作業場所 愛知県名古屋市北区
本日は「鍵を家の中に置いたままドアを閉めてしまい中に入れなくなったので開けて欲しい」とのご依頼で出動!
最近は戸建て住宅の玄関ドアも電気錠が進み、カードをかざしたり、スマートキーを持っている状態でボタンを押すだけで解錠できたりと便利になりました。
また、アパートなどでは、両面テープで貼り付けるだけで使用できる電動サムターンを取り付けている方も増えてきました。
しかしこういった物は便利な反面、誤作動や、家の中にカード・スマートキー・スマホを置いて出てしまい閉め出されて家に入れなくなくなるというトラブルが多くなってきており、当店への解錠依頼の解錠依頼も増えてきています。
しかし、一昔前は住宅のインロックといえば、木造アパートに多く使用されていた円筒錠(モノロック)がほとんどでした。
古いホテルにも使われていたりするのでご覧になったことがあるかも知れませんが、室内側のドアノブに付いているボタンをポチッと押してドアを閉めると鍵が掛かってしまうアレです。
で、電話受付の時点でお客様に状況をお伺いした際に、アルミサッシの玄関ドアでツーロックになってるがインロックしたということなので、??と思いながらお伺いさせていただきました。
拝見させていただくと、上部にサムラッチ装飾錠が付いており、下部に電気ストライクと自動施錠タイプの本締錠である「自動本締錠」が付いていました。
なるほど~そういう事だったんですね。
電気ストライクということは、外部からキーレスで解錠するためのテンキーが付いているはずなんですが、お客様に伺ったところ随分前に故障してしまったので鍵だけで使用していたそうです。
ということでやっていきましょう。
幸い付いているシリンダーはMIWAのディスクシリンダー(ニーヨンパ)でしたので、ピッキング可能です。
サクッとピッキングして内筒は簡単に回るんですが、その後に錠本体を動かすカムがなかなか上手く動かず、なんだかんだで5回くらい無駄にピッキングするはめになりましたがなんとか解錠することができました。
解錠後に、自動本締錠を見たところ、フロント刻印が 「MIWA AJ」 となっています。
現行の自動本締錠は「MIWA AD」なんですが、この品番は初めて知りました。
調べたところ20年以上前に使用されていたようですが、当然ながら廃盤となっていますので、もし故障した場合は 自動本締錠は「MIWA AD」 もしくは、自動施錠ではない普通の本締錠に切り替える必要があります。
お客様は「壊さずに開けてもらえて助かった」と仰っていましたが、錠の耐用年数のことをお伝えし、早めの交換をお薦めして作業終了です。
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