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作業場所 愛知県清須市
本日は「子供がいたずらで鍵穴の中に木の枝を入れてしまい鍵が奥までささらないので修理してほしい」というお客様の依頼で出動!!
GOAL GRAND V ゴール グランブイシリンダー
QDJ-695 U-shin SHOWA
お客様から前日の夕方にお電話でお問い合わせいただいたので状況を伺い、異物が取り出せて直った場合のお見積もりと、直らなかった場合は交換することになる旨お伝えしたところ、検討するということで電話を切りました。
翌日の朝、やはりお願いしたいという事でご依頼いただいたのでお伺いさせていただきました。
お話を伺うと、とりあえず自分で何とかしようとシリンダーを外してみたけれど、どうにもならなかったので依頼したとのことでした。
こういった場合、自分で何とかしようとして逆に壊してしまう方がいらっしゃいます。
シリンダーには非常に小さなバネなどが使用されているため、安易に取り外すとバネがびよよ~んとどこかに飛んで行ってしまい復旧できなくなってしまいますので、ご自分で何とかしようとせず、地元の店舗を持った鍵屋に依頼するようにしましょう。
今回ついていたシリンダーは、GOALの最新型ハイセキュリティディンプルキーのGRAND V(グランブイ)です。
このシリンダー発売当初は、ほぼ高級マンションにしか採用されていませんでしたが、最近は低層マンションやメゾネットタイプのアパートなどにも採用されるようになってきています。
この鍵は、セキュリティIDタグシステムを採用しており、純正キーの注文はセキュリティIDタグがないとできないようになっていますが、当店ではセキュリティIDタグがなくても純正キーをお持ちいただければ合鍵の作製は可能です。
GOAL社総合カタログより抜粋
工事車で分解していきます。
ということでやっていきましょう。
グランブイは、鍵違い1000兆2800億通りという膨大な鍵違いが示すように、非常に精密な部品で構成されているため、目視できる木片が取れたとしても、細かい木くずなどがピンタンブラーの隙間などに入り込んでしまうと壊れてしまう可能性があるため、慎重に作業をしていきます。
まずはシリンダーを取り外したら工事車に持ち込んでスコープで木の枝を確認します。
鍵穴の一番奥にぎゅうぎゅうに押し固められてつぶれています。
きっとお客様が鍵が入らないのでぐいぐい押し込んだのでしょう。
まぁでも誰でもそうしますよね。私も鍵屋じゃなかったらそうします笑
ということで、この木の枝が様々な異物取り出し用の道具を使ってもびくともせず、下手したら道具が折れて中に残るという二次災害を引き起こしそうだったので方法を変更します。
鍵穴の最深部につまっていた木の枝
前が駄目なら後ろからやればいいじゃないってことでシリンダー後ろのカムを取り外してそこから攻めていきます。
ちなみにグランブイをばらすの初めてだったんですが、シリンダーの最深部にも超鋼でできたドリルガードピンが入ってて、これが邪魔して異物が取り出しにくい!
でもあれやこれやで何とか木の枝を取り出すことができました♪
問題なく回るようになりました。
あとは、シリンダーを組み立てて、鍵を挿して回るか確認します。
なんの問題もなくクルクル回ったので、仕上げに鍵穴専用潤滑剤「カギQトリオの潤滑剤」をスプレーします。
シリンダーを戻して動作確認
あとはシリンダーを元通りドアにつけて、お客様に動作確認していただいて作業終了です。
元通り使えるようになって、お客様には大変お喜びいただけました。
玄関 勝手口ドア 開かない 鍵が奥までささらない 鍵穴に異物(ゴミ)詰まり 木の枝 木屑 砂 小石 針金 クリップ 爪楊枝 つまようじ 悪戯 異物除去 接着剤 いたずら 嫌がらせ 何かが詰まっているといった鍵のトラブル修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。