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【名古屋市西区】ドアが開きにくい ドアが枠に擦っている 昭和フロント フロアヒンジ KHS-222 NEW★STAR(ニュースター)日本ドアーチエック製造 埋め替え交換 取り替え

作業場所 愛知県名古屋市西区

本日は「会社の玄関のドアが開きにくく異音がするので修理してほしい」とのご依頼で出動!

昭和フロント NO KHS-222  NEW☆STAR

昭和フロント NO KHS-222 NEW☆STAR

錆でステンレスプレートが1センチ以上膨らんでいます。

錆でステンレスプレートが1センチ以上膨らんでいます。


お伺いして拝見したところ、フロアヒンジが錆びて膨らみ、それによってドアが持ち上がり上枠に擦れていて開きにくく異音がする状態になっていました。

フロアヒンジのステンレスプレートを見てみると、「昭和フロント NO KHS-222 NEW☆STAR」と刻印されています。

昭和フロントは、店舗用アルミサッシ(フロントサッシまたはアルミフロント)・カーテンウォール・ビル建材の大手です。

このフロアヒンジは、昭和フロント専用品としてフロアヒンジやドアクローザーの製造メーカー「 日本ドアーチエック製造株式会社」(NEW☆STAR)がOEM製造した物ということです。

古いフロアヒンジの場合、同じ物が廃盤になっており、代替品に切り替えるためにコンクリートを余分に斫ったりしないといけない場合がありますが、今回のKHS-222は幸い廃盤になっていませんでしたので全く同じ物を取り寄せて交換させていただくことになりました。

GOAL 面付型通電金具 RCL-16 

GOAL 面付型通電金具 RCL-16 

ドア上端と上枠が接触しており塗装面に傷が付いています。

ドア上端と上枠が接触しており塗装面に傷が付いています。


後日フロアヒンジが入荷したのでやっていきましょう。

こちらのドアには電気錠が設置されているので、ドアから離れた場所に設置された電気錠制御盤とケーブルで繋がっています。

そのケーブルのドアと枠の接続部分で橋渡しのために通電金具と呼ばれる部品が使用されています。

一般的な通電金具は、通電金具のドア側でコネクタ接続してある物が多いですが、通電金具に1本ずつ結線しなくてはいけない物もあったりします。

しかし、こちらのドアで使用されているのはGOALの面付型通電金具「RCL-16」というタイプで、これは電話線で使用されているようなコネクタをカチッとはめ込むだけの簡単なタイプなのであっという間に取り外すことができました。便利!

トップピボットまで塗装してあるので剥がします。

トップピボットまで塗装してあるので剥がします。

トップピボットを緩めるマイナスねじが出てきました。

トップピボットを緩めるマイナスねじが出てきました。


次にドアを外していきますが、本来見えるであろうトップピボットのネジ穴が見えません。

どうやらトップピボットごと塗装してあるようです。

幸い、養生テープのような物の上から塗装してあったので綺麗に剥がすことができました。

というか多分塗装屋さん剥がし忘れたんでしょうね笑

やっとドアを固定しているトップピボットを緩めるねじが見えたので、ドアが倒れないように支えながらゆっくり緩めていきます。

完全にトップピボットが上がりきり、ガコっとドアが少し動きましたが、いかんせん錆びたフロアヒンジに持ち上げられて上枠に当たっているためすんなりとは外せませんでした。

ドアを開いたり閉じたりしながら暫くやっているとなんとか外すことができたので、ドアを安全な場所に置いて目立つようにコーンを立てておきます。

ドアを外して安全な場所に置いておきます。

ドアを外して安全な場所に置いておきます。

フロアヒン本体とご対面

フロアヒン本体とご対面


ということでここからが本番です。

まずはフロアヒンジのステンレスプレートを取り外そうとしますが、セメントケースが腐食してねじが外れなくなっているところが何カ所もあるので、外せるところだけ外してからバールでもぎ取りました。

何もかも錆ついています。

何もかも錆ついています。

とりあえず既設本体が取り外せました。

とりあえず既設本体が取り外せました。


続いて本体を取り外しに掛かりますが、こちらもビスが腐食して外せないのでバールで持ち上げて取り出します。

次はセメントケースを外していきますが、今回は7カ所も埋め込まれた鉄筋に溶接してあり大変でした(涙)

様々な道具を駆使してなんとかケースはあらかた取り出すことができましたが、ここから更なる地獄を見る羽目に・・・

ケースも腐食してバラバラになっています。

ケースも腐食してバラバラになっています。

ケースもあらかた取れました。

ケースもあらかた取れました。


とりあえず、新しいケースを入れてみてどこを斫ればいいのか確認しますが、そもそも溶接するための鉄筋が7カ所も埋まっている訳で、これが当たってケースが収まらない訳です。

そのためヒーヒーいいながら(時には誤って自分の手を金槌で叩いたりしながら)これらの鉄筋を取り出していきます。

とりあえず新しいケースを入れてみて斫る場ところを確認しますが先は長い・・・

とりあえず新しいケースを入れてみて斫る場ところを確認しますが先は長い・・・

こんな長い鉄筋入れなくても良いと思うのですが・・・

こんな長い鉄筋入れなくても良いと思うのですが・・・


あらかた取れたところで次の鉄筋に取り掛かったところ、どうも様子がおかしい・・・

順にコンクリートを斫っていくと、フロアヒンジ中央部を端から端まで縦断する鉄筋が現れました・・・

何回かフロアヒンジの交換してますが、こんなの初めて見ました。

なんとかこれで全ての鉄筋を取り出せたので、もう一度ケースを入れて少しずつ当たっているコンクリートを斫ります。

セメントケースが完全に収まるようになったら、セメントケースの水平を出して速乾のモルタルで固定します。

防水用のゴムシート

防水用のゴムシート

新しい本体です。

新しい本体です。


暫くしてモルタルが固まったら本体を納めて仮で固定してからドアを吊りこみ、ドアを開閉しながらフロアヒンジ本体の位置を調整して固定します。

あとは、通電金具を接続し、フロアヒンジの閉扉スピードを調整してからステンレスプレートを固定して、電気錠の動作確認をして作業完了です。

二重の防水ゴムの上から

二重の防水ゴムの上から

ステンレスプレートを固定します。

ステンレスプレートを固定します。


お客様には、「こんなに大変な作業だと思わなかったけど、スムーズに開け閉めできるようになって良かった」とお喜びいただけました。

 

その他フロアヒンジの作業事例はこちら

ドアの閉まる速度が極端に早い、ドアの開閉時にドアと枠が干渉して開きにくい、扉を開けても自動で閉まらない、ドア開閉時に軸がガタガタ動く、ドア開閉時に異音がする、ドアが壊れた、扉が閉まらない、鍵がかけづらい、開け閉めしにくい、扉が床にこすっている、ドアが枠に当たる、扉の立て付け調整、丁番調整、ドアクローザー、フロアヒンジの交換などのご相談はカギの救急車 上飯田店 黒川店までお気軽にご相談ください。

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