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作業場所 愛知県名古屋市西区
本日は、集合住宅の管理組合の方より「集会場の引戸に鍵を挿したら抜けなくなったので修理してほしい」とのご依頼で出動!
キーヘッドにはINBの刻印が
お電話いただき状況をお伺いしました。
お客様「集会所の鍵は回って開いたけど鍵が抜けなくなくなりました」
私「鍵のメーカー名はわかりますか?」
お客様「鍵にINBと書いてあります」
私「あーそれ、物置のイナバの鍵なので多分違う鍵を挿してしまったんですね。抜けるかどうかやってみないとわかりませんが抜けたら一万円くらい、抜けなかったら交換が必要なので現場でお見積もりします」
というやり取りを経て出動。
現場に到着すると、引違い戸にナカニシ(中西産業)の差し込み栓錠(シリンダー栓錠)がついており、たしかにINB(イナバ)の鍵が刺さっていました。
倉庫と書いてあります
で、鍵を見てみると、抜き差しする位置から半回転(180度)した状態で回らず抜けない状態です。
これは比較的単純なシリンダー錠でたまにある現象なんですが、正しくない鍵でもたまたま回ってしまい、そのまま半回転させることで鍵穴に上ピンが落ちてきてかみ込んでしまいそれ以上動かなくなるという現象です。
上ピンが落ちてきているので回らないのはご理解いただけたとして、では何故鍵が抜けないのか。
これはシリンダーの内筒が回っている段階で、下ピンが鍵山に収まった状態で決まっており、本来鍵を抜き差しする際に上ピンと共に上がるはずの下ピンが、逃げ場がないために抜けなくなるんですね~
でも、なかなか文章で呼んでも分かり難い(私の文才がないとも言うw)と思うので、ピンタンブラー錠のGIFを見てみてイメージしてみてくださいね。
ということでこれを踏まえ、手持ちの道具を加工しながらあれやこれやとやっていると、しばらくして鍵穴がクルッと回りました♪
棒を差し込んで鍵を掛けると棒が抜けなくなる仕組みです
鍵穴が回って正規の位置に来てしまえば、あとは何苦労もなくスルっと鍵が抜けました。
鍵穴には3000以上の種類がありますが、近い形の物は刺さってしまう場合があります。
今回のようにたまたま刺さってたまたま回ってしまうという事例は稀で、違う鍵を挿してしまった時点で回らないし抜けないという事態になってしまう場合がほとんどです。
こういったトラブルを防ぐためには、普段使っていない鍵を使う場合は、鍵穴に書いてあるメーカー名と鍵の頭に書いてあるメーカー名が一致しているか確認してから使うことが重要です。
まぁ、鍵が合鍵だったらメーカー名がわからないんですけどね(笑)
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中古マンションや中古住宅の鍵交換、MIWA(美和ロック)、GOAL(ゴール)、ALPHA(アルファ)、WEST(ウエスト)、SHOWA(ショーワ)のプッシュプル錠、引き違い錠、引き戸錠の交換、取り付け、修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。