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作業場所 愛知県名古屋市熱田区
本日はマンションのオーナー様より「マンション エントランスの電気錠が故障したのか、ドアが開きっぱなしで施錠されないので見て欲しい」とのご依頼で出動!!
Keiden ケイデンのカードキーシリンダー
フロント刻印「MIWA ALM」
お伺いしてみると、旧松下電工、現パナソニック電工の電気錠制御盤 NAis WQN412Wと、この制御盤専用の2線式本締電気錠(モーター施解錠型)MIWA AL3MNのシステムで、シリンダーはKeiden ケイデンのカードキーがついているというマニアックな仕様でした。
フロントを外すと本体にECAL3MNの記載
2線式本締電気錠(モーター施解錠型)MIWA AL3MN
まずは2線式本締電気錠(モーター施解錠型)MIWA AL3MNの不具合を疑いましたが、どうやら違うようです。
続いて、電気錠制御盤 NAis WQN412Wを確認したところ、施解錠ランプがカチカチ鳴り続けながらランプが点滅しています。
どうやらリレーか基板の故障のようです。
一旦制御盤で解錠すると復旧します。
再度ドアを閉めるとカチカチ鳴り続けながらランプが点滅します。
こちらのマンションにはエントランスの他に通用口があり、そちらも電気錠になっているんですが、そちらは以前から壊れていてずっと手動で使用されていたそうです。
電気錠制御盤 NAis WQN412Wは既に廃盤となっており、後継機種としてWQN4133WKが販売されていますが高額です。
また、今のところ壊れてはいないようですが、この制御盤専用の2線式本締電気錠(モーター施解錠型)MIWA AL3MNは更に高額で、錠前だけで8万円以上します。
この2回線の電気錠システムのままリプレイスするとなると非常に高額になりますし、更に10年以上後の更新時にまた費用が掛かることを考えると、パナソニック電工ではなく一般的な電気錠システムに切り替える事も可能な事をお伝えしたところ、通用口の方はほとんど人の出入りがないので別に電気錠じゃなくて良いので、できるだけ安く修理したいということで、一般的な電気錠システムに切り替えるお見積もりでご成約いただきました。
旧松下電工、現パナソニック電工の電気錠制御盤 NAis WQN412W
2回線用電気錠制御盤
後日、機器の準備ができたので工事にお伺いさせていただきました。
電気錠は、【名古屋市西区】マンション エントランス 美和 MIWA AL3M モーター錠からWEST E05に切り替え交換 取り替えで使用したWESTのモーター錠 E05に切り替えますが、入居者の方が今までと同じカードキーで開けられるようにカードキーシリンダーはそのまま移植します。
カードキーシリンダーはそのまま移植します。
WEST E05のローラー付きデッドボルトで滑らかで静かな施錠を実現します。
続いて電気錠制御盤ですが、こちらはART社のTASNAC TS-U501Aを使用します。
既設配線が2芯しかありませんが、こちらの制御盤に付属されている2線変換アダプターを使用すればそのまま使用できます。
今回は、既設電気錠制御盤NAis WQN412Wはそのままで、その横に新たにTASNAC TS-U501Aを取り付けました。
結線が終わったら、カードキー、集合玄関機の暗証番号、インターホンで居室を呼んで解錠ボタンで開錠できることを確認して作業終了です。
既存電気錠はそのままで横に新たに制御盤を設置しました。
ART社 TASNAC TS-U501A
通用口の電気錠は不要ということでしたが、将来的にやはり電気錠にしたい場合は、今回と同じシステムを増設することで対応可能です。
【その他電気錠システムの作業事例はこちら】
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