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作業場所 愛知県名古屋市中村区
本日は自動販売機の業者様より「ゴミ袋を交換に来たら変なところで鍵が抜けてささらなくなって閉まったので修理して欲しい」とのご依頼で出動!
修理前
お伺いしてみると、エースキーのカムロックがついていました。
このエースキー、一般の皆さんはなんて呼んでいいかわからないようで、「円筒状の鍵 」とか「筒みたいな鍵」とか「丸い鍵」と言われたりします。
英語圏ではチューブラーキー(Tubular Key)と呼ばれていますが、日本での一般的な名称は八万ロックです。
これは日本で初めて製造したアルファ創業者の勘違いが定着したそうです(笑)
1955年、「八万ロック」を日本で初めて製造・販売しました。八万(はちまん)という名前の由来は、技術者から「この鍵の鍵違い数は八万二千通り」と聞いた創業者が命名しましたが、実は八十二万通りの間違いでした。すぐに訂正されましたが、八十万では語呂が悪いので、語感が良い八万ロックをそのまま利用し、今でも通称となっています。
「八万ロック」を開発したことから、ATMやゲーム機、自動販売機などのさまざまな産業機器にアルファの鍵が採用されていくことになりました。
アルファホームページより引用
鍵穴を見てみると、本来12時の位置になければならない内筒の凹部分が1時の位置に来てしまっています。
本来鍵の抜き差しは12時の位置でしかできないようになっているんですが、ピンの摩耗や配列によりまれにこのように抜けてはいけない位置で鍵が抜けてしまう場合があるんですね~
こうなってしまうと、正しい鍵があってもささらないため開けようがなくなってしまうので、内筒を本来の位置に戻してあげれば直ります。
エースキーピック
ということでやっていきましょう。
エースキーピックと呼ばれる専用の治具を使ってピッキングしていきます。
暫くやっているとカチャッと元の位置に戻りました♪
修理後
あとはお客様の鍵で開け閉めに問題ないことを確認して作業終了です。
再度こういったトラブルを起こさないためには、鍵を抜く際にしっかり12時の位置に戻してから抜くようにすれば防ぐことができます。
今回はエースキーで起こりましたが、他の住宅用の鍵で起こるトラブルですので、開け閉めの際は慌てず落ち着いて鍵の抜き差しをするようにして下さいね。
八万ロック(チューブラー錠、エースキー、丸鍵)
アルファ、KURIKI、ATOM、BEST、スガツネ工業等の間仕切り解錠・鍵開け、修理はカギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。