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作業場所 愛知県春日井市
本日は、某店舗の方から「店の出入り口の自動ドアのつまみが固くて開けられなかったのでペンチで回したら閉まったまま空回りするようになってしまったのでので修理して欲しい」とのご依頼で出動!!
2枚引き分け自動ドア
お伺いしてみると、店舗出入り口の2枚引き分け自動ドアが開かない状態になっています。
シリンダーはついておらず、サムターンのみついている内締まり錠です。
引き分けタイプの自動ドアにはそれぞれ錠前がついていますが、自動ドアが連動して動く仕組みのため2カ所とも開錠されていないと自動ドアを開ける事ができません。
今回は片側は開錠されていますが、もう一方が空回りしているために自動ドアが開けられない状態になってると言う事です。
空回りして開けられません。
サムターンを触ってみると確かに空回りして開きません。
ペンチで強い力を加えた事により、錠ケースを動かすカムの部分とサムターンの連結部分のカシメが折れて空回りするようになってしまっているのでしょう。
破錠します。
今回はサムターンを破綻して直接錠ケースにアクセスして開けることにします。
他にも開ける方法はありますが、店舗営業中につきお客様の出入りが多いため、できるだけ危険のない方法でやっていきます。
開きました。
美和ロックのDG2のトラブルには何度も対応していますが、今回のケースは初めてなので、錠前の構造をイメージしながら慎重に作業していきます。
最初に決めた位置に穴を開けてみたところ見事に不発だったので、気を取り直して別の場所に開け直したら取り外す事ができました。
これで錠ケースにアクセスできるようになったのであとは余裕かなと思ったら、道具が入る余地がなくて回せないので頭をもう一ひねりしてある方法でやってみたところ無事解錠♪
サムターンを外して新しい物に交換します。
自動ドアが開いたので新しいサムターン交換して動作確認したところ、どうやらデッドボルトがレール底面とストライク(受け金具)に接触して開錠不良を起こしているようです。
調整前の隙間は約5mm
調整後は約12mm
このままではまた同じ状況になりかねないので自動ドアの建付け調整をしていきます。
左右の自動ドアのバランスを見ながら持ち上げて仮止めしてから、傾かずにピシッと閉まるようにして固定します。
自動ドアが水平になるように吊り車を調整します。
これでデッドボルトはレール底面に干渉しなくなりましたが、まだわずかに引っかかりがあります。
自動ドア自体は隙間なくピシッと閉まっていますので、どうやら元々ストライク(受け金具)がきつめの位置に取り付けてあるのが原因のようです。
ストライク(受け金具)
外して位置をずらします。
最後の調整として、ストライクを取り外し少しだけずらして再固定したところ、今まで斜めの位置で止まっていたサムターンがきちんと水平状態になり、とてもスムーズに施錠できるようになりました。
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