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現場住所 愛知県名古屋市昭和区
本日はいつもお世話になっているマンション管理会社様より「駐車場に出るための通用口のレバーがガタついて調子が悪いので見て欲しい」とのご依頼で出動!
外側レバーは固定のため下げらないようになっており、手前に引くための把手として使用します
内側レバーがガタついてわずかに垂れ下がっています
こちらの通用口は、半年ほど前にシリンダーが壊れてシリンダーのみ交換させていただいたところです。
その際にレバーがガタついていたため増し締めしましたが、半年後に再発、錠前の耐用年数10年も過ぎているという事で今回は交換させていただくことになりました。
ついている錠前は、GOALの自動施錠タイプレバーハンドル錠「V-LHL-7」です。
MIWAで言うと「LAL-2A」という品番になります。
内側レバーを外したところ
バックセットを間違えたのはここだけの秘密ですw
GOALのLHには、大きく分けて今回ついているLHLと、LHTの二種類があります。
(他にもLHBやLHSもありますが、一般的にほとんど使用されていないので割愛)
LHLは、鍵を一度開錠方向に回してから元の位置に戻し抜いてレバーを引けばいいので片手で開扉できます。
LHTは、鍵を開錠方向に回してキープしたまま、レバーを引かないといけないので両手を使って開けなければなりません。
これだけ見ればどう考えてもLHLの方が便利なわけですが、では何故LHTという設定があるかというと、そちらの方がより防犯性が高いからです。
何故LHTの方が防犯性が高いかというと、LHTはその構造上、鍵を持った人が必ずその場で操作しないと開錠できませんが、対するLHLは鍵を一度開錠方向に回してしまえば、ドアを一度開けない限り開錠状態が維持されてしまいます。
例えば、車を降りてマンション内に入ろうとして鍵を開錠方向に回した後、忘れ物をしたことに気づきドアを開けずに再度出かけてしまった場合、誰でもレバーハンドルを引くだけで開けることができてしまうわけです。
フロント刻印「GOAL LH」の下にそれぞれLとTの刻印があります
要するに、利便性をとるか防犯性をとるかという話ですが、個人的には一般のオートロックのマンションは共有部に入ろうと思えばいくらでも入れてしまうので、あえてLHTにする必要はないのかなと思います。
買い物袋二つ持って左手で鍵を回した状態をキープしながら右手でレバー引くってまぁまぁ大変ですしね(笑)
更にもう一つデメリットがあって、そんな構造のため、入居者の中から両手を使って開けるのが億劫になり、鍵を回した状態で鍵をレバー代わりに引っ張ってドアを開ける人が続出し始めます。
そうするとどうなるか・・・シリンダーが壊れて鍵が抜けなくなるというトラブルが起きやすくなるんですね~
と言っても鍵屋的には、そのマンションに初めから設定されていた錠前をつけるんですけどね(笑)
交換完了♪
ということでやっていきましょう。
前回交換した、逆マスターシリンダー以外の部品を全てと取り換えて動作確認したら作業終了です。
今回交換させていただいたレバーハンドルはステンレス製のため、既設アルミハンドルレバーより傷がつきにくく対候性も高いのでいいのではないでしょうか。
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