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作業場所 愛知県名古屋市北区
本日は某施設の方より「お客様控え室の引戸の鍵が掛からなくなったので見て欲しい」とのご依頼で出動!
拝見させていただくと、間仕切引戸の鍵が確かに掛からなくなっていました。
原因は、引戸がレールから外れてしまい位置がずれ、引戸鎌錠の鎌がストライク(受け金具)に入らなくなっていたためだったので、引戸を正しい位置にはめ直したら復旧しました。
レール部分を見てみると、何度も引戸が外れた状態で開け閉めした事によりレールの横に木が削れてもう1本のレールのようになっていました(笑)
これでは、何度でも再発してしまうので、レールの交換をお薦めしたところご成約いただきました。
木部分が削れてレールのようになっています。
アトムリビンテック株式会社ホームページより引用
間仕切引戸のレールと戸車には以下の5種類があります。
①V型 車輪とレールの断面がV字になっているもので、比較的多く使用されているタイプ。
②Y型 車輪とレールの断面がY字になっているもので、脱輪防止溝があるのでV型よりも外れにくく安定している。
③T型 脱輪防止兼戸車走行ガイド溝に戸車の突起部分がはまるタイプ。レールの彫り込み深さが浅く済むので施工性が高い。
④丸形 古くから使われてきた型で、甲丸レールと呼ばれている半円断面形のレール上を半円状に凹んだ形の戸車が走るタイプ。最近はほぼ使われていない。
⑤平型 レールはなく、敷居の上を戸車が転がるタイプ。
今回のはV型ですね。
やるぞ~
後日、部材が揃ったので修理にお伺いしました。
V型レールといっても形状により様々な種類があるんですが、今回は既に削れてしまった木部分も隠したかったので、ウイングレールというタイプを採用しました。
ということでやっていきましょう。
まずは、レールを取り付ける部分の長さを測りレールを切断します。
あとは既設レールの上にそのままのせてビスで固定します。
傷も綺麗に隠す事ができました。
あとは引戸をはめてスムーズに動くか、きちんと施錠出来るか確認します。
今回はバッチリ施錠出来ましたが、レールを被せて設置したので何ミリか引戸が上がるため、ストライクに遊びがない場合はそちらの調整も必要になります。
ジャストフィットである
また、今回の元々の原因は、引戸と中方立【なかほうだて】(片引き戸の中央に垂直に取り付ける方立)の隙間が大きい上に、隙間を防ぐ方立モヘアなどがないため、室内側から引戸を押すと簡単に外れてしまうと言うことでしたのでこちらの対策もしていきます。
と言ってもあくまで簡易対策ですけどね。
使用するのはホームセンターであれこれ考えながらぶらついて発見したカグスベールです。
これなら中方立の上下に貼り付けるだけなので部品代だけで済みますし、滑りが良いので引戸の外側に当たって傷が付く事もありません。
まぁ本当は隙間を全て塞げればベストなんでしょうが、全館空調の施設なので隙間風を心配する必要もないので良しとしましょう。
中方立の上下にカグスベールがチラ見えしてます。
被せタイプのレールですがほとんど段差はありませんので躓く事もありません。
ということで、カグスベールを貼り付け後に室内側から引戸を押してみましたが、カグスベールが優しく受け止めてくれて外れませんでした。
これで安心♪
当店では、鍵と錠以外にも建具の修理や調整なども広く承っております。
建具などの調子が悪いが、どこに頼んでいいのか分からないという方は一度当店までご相談下さい。
その際は、当店ホームページお問い合わせフォームよりお問い合わせいただき、その後メールにて画像を送っていただくと対応可否と正確なお見積もりをする事ができますので是非ご利用下さい。
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