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作業場所 愛知県名古屋市守山区
本日は、某店舗より「お店の自動ドアの鍵がないので交換してほしい」とのご依頼で出動!!
引き分けタイプの自動ドア
お伺いしてみると引き分けタイプの自動ドアがついていました。
ずっと鍵がない状態で内側からサムターンで施錠していたが、外からも鍵が掛けられるようにしたいので交換してほしいという事でした。
見てみると、シリンダーカラーが割れてえらいことになっています。
これステンレスで出来てるのにこんなんなってるの初めて見ました。
鍵穴から鍵の作製もできますがどちらにしろ自動ドアは脱着しなければなりませんし、錠の耐用年数はとっくに過ぎているうえ経年劣化で酷い状態なので錠前ごとセットで交換させていただくことになりました。
これは危ない(汗)
バックセットは23mm サムターンの固定位置が間違ってるのでMIWAの刻印が斜めですw
ということでやっていきましょう。
まずは室内側上部についている人感センサーとエンジンのカバーを取り外します。
こちらは引き分けなのでなかなかの長さです。
続いて片側の自動ドアを外し、横にして置きます。
非常灯に頭をぶつけました(笑)
重さは標準的
これで錠前のフロントが見えますので錠前を全て外します。
一般的にかなり古い自動ドアにはGOALやSHOWAの棒鍵錠、少し古い自動ドアにはMIWAのDG、最近の自動ドアにはDG2がついていることが多いです。
しかしこちらの既設錠はMIWAの狭框用本締り錠「BHN」のバックセット23mmがついていました。
珍しいですね。
こちらに錠前は廃盤品となっており後継機種として「DN」が出ています。
ちなみにDNにはバックセット29mmも設定されています。
フロント刻印は「MIWA BHN」
全て外したところ
今回は引き分けという事で錠前が左右二箇所ついていますので、U9の同一キーシリンダーを使用します。
このBHN(DN)はシリンダーをねじ込んで固定する方式の為、基本的には鍵がないとシリンダーを外すことができないんですが、ピッキングで問題になったディスクシリンダー(73シリンダー)は例外的に鍵がなくても外すことができます。
シリンダーを固定しているコの字型の出っ張りを手前に引き出してからシリンダーとサムターンを回して取り外したら、錠ケースも取り外します。
こちらは反対側。デッドボルトのすぐ下にあるのがシリンダー固定用の金具
あとは新しいU9DNを逆の手順で取り付けしてから自動ドアを吊り込んで固定します。
新しい錠前のフロント刻印は「MIWA DN」
あとはもう片方の自動ドアを同じ手順で交換して自動ドアを吊り込み、エンジンカバーと人感センサーを取り付けスイッチを入れて動作確認して交換は終了です。
室外側シリンダー
室内側サムターン
あとは追加で合鍵を工事車にて3本作製してお客様にお渡しします。
10:00オープンのお店で9:30から作業させていただきましたが正味一時間ほどで作業を終えました。
さすがに一人で30分で終わるのは無理でした(笑)
MIWA(ミワ)U9等の鍵折れ、自動ドア、住宅錠、自動車、バイク、ロッカー、事務机(デスク)、キャビネット、金庫などの折れたカギの取り出し、解錠、修理、復元、シリンダー交換は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。