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お伺いしてみると、鉄筋コンクリート造の一階の玄関にMIWAのPRシリンダーがついたバックセット38mmのレバーハンドル錠LA・MAがついていました。

ヘルパーさんが来る時に毎回階段の昇り降りをするのが大変なので、リモコンで簡単に鍵を開けられるようにしたいということでした。

電池式のリモコン錠はいくつも販売されていますが、電波到達距離見通し100mのINAHO社のインターロックとスマートリムロック以外は玄関付近で使用することしか想定しておらず、電波は届いてもせいぜい見通し15mといったところで、とてもじゃありませんが鉄筋コンクリート造の2階から開けることはできません。

ということで選択肢はINAHO社のインターロックとスマートリムロックか、もしくは大掛かりな電気錠システムを構築するかになるんですが、電気錠システムは予算的に合わないのでもうINAHO社一択。

でも、取り付けたいドアは狭框ドアで、ついている錠前はバックセット38mmと、インターロックの設置可能条件である外開きドアで51mm以上という条件を満たしていないため取り付けできません。

したがって、取付できるのはインターロックの面付補助錠タイプであるスマートリムロックしかないんですが、これもかなり変則的な取り付け方をするしかありません。

お客様には、変則的な取り付けになるので取付強度が少し落ちることをご説明しましたが、それよりも便利さを優先するということでご成約いただきました。

で、早速INAHO（FUKI）にスマートリムロックを発注したところ、「廃番になりました♪」と無常の一言・・・
どうやら製造元に発注したロット分が切れたようで、これを機にインターロックに集約することにしたようです。

スマートリムロックとても使い勝手良かったのになんでや・・・
で、スマートリムロックの代わりに面付本締り錠として使用するためのオプションが発売されたという事なのでそちらを取り付けすることにしました。

後日インターロックが入荷したのでお伺いさせていただきました。

まず取り付ける前に接続して電池を入れ2階からリモコンで開錠できるか確認をします。

バッチリ二階のドアを閉めた状態で部屋の奥からでも開錠できました！

再度ばらして取り付けにかかるわけですが、初めて使用するオプション品だし、変則的な取り付けだからいつもの三倍くらい慎重に取り付け位置などを検討します。

うーん・・・なんとかぎりぎりイケそう！

ということで穴あけ位置を罫書き、取り付け部拡大兼厚み調整用の木材をカットして黒色に塗装して取り付けます。

次にインターロックオプションの面付用錠セットを組み立てて取り付け、室外部カードリーダーからの線を通します。

次に室内ボディにリーダーからの線と閉扉信号を取るためのマグネットスイッチの線を接続してから取り付けます。

ドア側の取り付けが終わったので次は枠側です。

面付ストライクとマグネットセンサー用のマグネットを枠にビス留めします。

設置が終わったら電池を入れて問題なく作動するか確認します。

問題なく動いたので仕上げに室外側リーダーをコーキングで防水処理します。