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作業場所 愛知県名古屋市北区黒川本通
本日は黒川店に持ち込みで「ロッカーの鍵をなくしたので作って欲しい」というお客様がご来店!
無名メーカー「P○○○」印
拝見させていただくと、鍵穴にP○○○(○は数字)と刻印のある錠前でした。
当店では、大手メーカーのロッカーやキャビネットの鍵であればほとんどのコードデータは持っており番号からの作製ができます。
※ただし、よくお電話等でお問い合わせいただきますが、防犯上キーナンバーや鍵穴の画像からだけの作製は当店ではお断りさせていただいております。
で、いつものようにコードブックと呼ばれるデータが載った資料を見ても該当する物が見つけられません。
きっと無名メーカーなのでデータが存在しないんでしょう。
そういう場合は一から手作りで作製することになります。
まずは鍵穴に刺さるブランクキーを探すところから始めます。
ちょっと珍しいリバーシブルタイプの鍵だったので少し探すのに苦労しましたが、ドイツのハーフェレ(HAFELE)のブランクキーがピッタリ刺さりました。
ハーフェレは1923年に、ドイツのナゴルドで会社が創立され、今も尚世界でも有数の高度で最先端の金物技術と高品質な製品を追求しています。今日では、150カ国以上のお客様により、ハーフェレの専門知識と実績を信頼いただいております。ハーフェレの主な取扱製品は、「家具用金具/キッチンパーツ」、「家具用LED照明」、「建築用金物」、「木工用電動工具」の4つに大きく分けられます。
だそうです。
でも日本ではほとんど流通してませんね。
ブランクキーってのはできれば専用の物が良いに決まっていますが、鍵穴に刺さって幅などが同じであれば代用可能な場合が多いです。
長すぎる場合は先端をカットすれば良いだけですしね。
ブランクキーは「HAF2D」
ということで材料は見つかりましたので、次に鍵穴を覗いて作製していくわけですが、データがありませんのでタンブラーが何枚どれくらいの間隔(ピッチ)で入っているか、高さは何段階あってどの高さで削るかということも分かりません。
ですので、分解できるシリンダーの場合は分解して作っちゃった方が手っ取り早いんですね~
こちらは6本ピンです。一番奥のタンブラーは内筒外れ止めのタンブラーなので作製する鍵には関係ありません。
ということで錠前の裏側からバラして内筒を取り出すことができたので、それを元に鍵を作製していきます。
ブランクキーを刺した状態で出っ張っている部分を削って全ての出っ張りをなくすことで回る鍵になるんです。
全てのタンブラーが揃う鍵ができたら内筒を戻し組み立てます。
スムーズに回ります。
後は作製した鍵でシリンダーが回ることを確認して作業終了です。
DORAGON(ドラゴン)、ITOKI(イトーキ)、KOKUYO(コクヨ)、ODAIRA(オダイラ)、MUSASHI(ムサシ)、OKAMURA(オカムラ)、LION(ライオン)W.CS.CO、ワコー、sf(SEIKO FAMILY 生興)TW/WANGTONG(ワントン)Naiki(ナイキ) Locker ロッカー、事務机(デスク)、キャビネット、金庫などの折れたカギの取り出し、解錠、修理、復元は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。