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作業場所 愛知県名古屋市守山区
本日はいつもご依頼いただいているマンション管理会社様より「マンション通用口の電気錠の調子が悪いので見て欲しい」とのご依頼で出動!
MIWA JNシリンダー、フロント刻印は「MIWA AL-01」です。
フロント上部の出っ張りがラッチボルトで、その下は閉扉検知用のトリガーです。
室内側から退出する場合は、サムターンをひねってからレバーを下げます。
こちらのマンションは少し前に、同じ共用部通用口ドアのシリンダーが開いたり開かなかったりするということで、シリンダー交換をさせていただいたところでした。
今回の鍵のトラブルは、鍵を回さなくても開いてしまうという症状でしたので、調べて見たところ電気錠本体がお亡くなりになっていました。
既設電気錠は既に廃盤となっていますが、加工なしで交換可能な代替品の「MIWA ALT50-1HS」が出ていますので、そちらを取り寄せて後日交換させていただくことになりました。
左側がピン留めタイプのLAシリンダー、右側がねじ込み固定方式のDZシリンダーです。
右下にあるのがコアシリンダーです。
後日、錠前が入荷したので再度現場へ向かいます。
上でも書きましたが、このドアのシリンダーは少し前に変えたばかりですので流用します。
共用部のシリンダーですので、マンションの関係者全員の鍵で開けられるよう、逆マスターキーシステムがついていますしね。
ただ、既設錠のシリンダーはねじ込み固定方式の「JN-DZ」シリンダーで、新しく交換する電気錠のシリンダー固定方式は横からピン留めタイプの「JN-LA」ですのでそのままでは移植できません。
ということで、コアシリンダーのみを移植していきます。
左が既設電気錠、右が代替品の電気錠「MIWA ALT50-1HS」
ALT50-1HSはフロントについているディップスイッチで通電時解錠、通電時施錠など自由に変更できます。
シリンダーの移植が終わったら電気錠を交換していきます。
まずはシリンダーとサムターン、レバー、錠ケースと順番に外していきますが、電気錠本体は扉内の線とコネクターで繋がっているのでこれも外します。
あとは逆の順序で新しい電気錠を取り付けていきます。
既設ストライク。下のビスのところにトリガーの後がついています。
AUって刻印があるのが磁石パーツ。
続いてストライクの交換です。
新しい電気錠はトリガーではなく、マグネットで閉扉を感知するためストライクには磁石のパーツが付属しています。
マグネット方式のおかげで、開扉時にはデッドロッキングラッチが引っ込んだままになるので(フラットラッチ機構)、扉を閉めるときの力(ラッチング力)が必要なくなりました。
つまり、ラッチが出ている状態でドアが閉まるにはバネが効いた状態で飛び出ているラッチを引っ込ますためにある程度の閉扉力、要は扉が閉まるスピードが必要なんですが、この方式では扉が閉まってからデッドロッキングラッチが初めて飛び出るので、扉が閉まるスピードをゆっくりにしても大丈夫なんです。
ということはドアが閉まる時の音や振動も小さくなりますし、振動によって起こる不具合も少なくなるのでメリットしかありません。
この磁石の位置はドアの勝手によって変わるんですが、デフォが右勝手用になっているので磁石パーツを外し、位置を変えてから枠に固定します。
共用部のみ使用できる鍵が三本付き。
フロント刻印は「MIWA AUAL」
交換終了後、マンションの管理人さんに動作確認をしていただいて作業終了です。
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