事例 キーワード検索
事例カテゴリー一覧
タグ
作業場所 愛知県名古屋市天白区八事
本日は、「今まで2段階で掛けていた外国製の鍵が1段階しか掛からなくなったので見て欲しい」とのご依頼で出動!!
シリンダーがレバーハンドルの下側にあります。
バックセット55mm
お伺いしてみると、ZEISS IKON (ツァイス・イコン)の錠前がついていました。
ZEISS IKON (ツァイス・イコン)については前回の作業事例をご覧ください。
今回は補助錠ではなく、レバーハンドル錠の不具合です。
ZEISS IKON (ツァイス・イコン)のレバーハンドル錠は、ユーロプロファイルシリンダーが採用されています。
ユーロプロファイルシリンダーは統一規格(EN規格)で設計されており、ヨーロッパで使用されている錠前はほとんどがこれです。
統一規格のため各社で互換性があり、他社製でもユーロプロファイルシリンダー【CISA(チーザ、シーサ)/イタリア】【Yale(エール)/アメリカ】【ABUS(アバス)/ドイツ】【modric(モドリック)/イギリス】【tenyale(テンヤール)/中国など】からの交換も可能です。
各社の規格がバラバラな上に、バックセット寸法や扉厚によって物凄い種類の錠前が乱立する日本とは大違いです。(在庫の山を抱えつつ涙)
こういうのって、ICカード規格やらキャッシュレス決済やらでも散見されますけどなんとかならないもんですかね~
欧州の合理的な考え方が羨ましいと思う反面、フロントからビス一本外すだけで誰でもシリンダー交換できてしまうので、ヨーロッパの鍵屋(ロックスミス)って成り立つんかいな?という疑問は拭えませんが(笑)
フロント刻印 ZI-IKON
シリンダーとサムターンは一体式です。
で、このユーロプロファイルシリンダー最大の特徴は、鍵もしくはサムターンを一回回すと扉の側面からデッドボルト(カンヌキ)が半分飛び出し、更にもう一回回すと残り半分のデッドボルトが出て鍵がかかるという2段階式の施開錠方式となっているところです。
今回はこの二段階目で鍵が引っかかってしまい、半分しかデッドボルトが出ないというものでした。
建築時から10年以上経過しているということで、メンテナンスではなく交換をお薦めしたところ、ご成約いただきましたので交換していきます。
ZI-IKON(ツァイスイコン)のレバーハンドル錠は、玄関用、空錠用、表示錠用と全て違う錠ケースとなっています。
また、バックセットが55mmの物と60mmの物があるので錠ケースは全部で6種類あるということです。
当店では玄関用の錠ケースを55mm、60mm両方在庫していますので、急に鍵が掛けられなくなってお困りの場合でも即日交換が可能です。
レバーハンドルとシリンダーの座は外と中からと互い違いにビス止めしてあります。
取り外したパーツ
玄関用の錠ケースは新型に移行しており、少し加工をしないと錠ケースが上手く収まりません。
実際にはめ込んでみてピタッと収まるように様子を見ながら削っていきます。
上手く収まったら、シリンダー、レバーと順に戻していきます。
左が新型 右が元の錠前
綺麗に収まりました。
今回は、錠ケースの交換のみでシリンダーの交換はしませんでしたが、当店ではユーロプロファイルシリンダー対応のディンプルキーも在庫していますので、鍵を盗られたり失くして交換を検討されているお客様はお気軽にご相談ください。
即日対応いたします。
ZI-IKON(ツァイスイコン)、ウエスト(WEST)、ゴール(GOAL)、美和(MIWA)の装飾錠(サムラッチ錠)や住宅錠、引き違い錠、引き戸錠の交換、取り付け、修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。