
今回は、前回の作業事例とはまた違うスイングドアの修理です。
本日は画像多めでお送りいたします~
拝見させていただくと、サンヨープレハブ冷蔵庫用扉の下のヒンジを固定しているビスが左右ともに一本しか残っておらず、扉を開けるとヒンジが一緒にスイングしてしまう状態になってました。ジャズかw

唯一残った床面のビスを支点にヒンジが回転しまくってるので床に跡がついてます(笑)

枠側のアルミアングルに固定されていた側面4点のビスも全て脱落・・・
ということでやっていきましょう!
まずは、上部にあるスイングドアの要の部分を外してドアを外します。

サンヨープレハブ冷蔵庫用扉って書いてあるけどOEMっぽいな

この山型になっている部分がミソで、開けた時にずれた軸がこの位置に戻ろうとする力を使って閉扉するわけです。
どうやら、過去にも壊れてどこかの業者が補修したようですね。

最後の生き残りのビスよく頑張った!感動した!

でも取っ払います。

ということで斫っていきますよ~

ん?

むむむ・・・

反対側もいっぱい出てくるし・・・
なんか、劣化したアンカーがもりもり出てきます(笑)
結構大変なので勘弁していただきたい。

アンカーを全て取り除きモルタルを打ちます。

反対側もね~

以前修理した業者さんは枠をアルミアングルで補強していましたが、より強度を出すために鉄製アングルを加工して取り替えます。

長さが違うのはミスったわけじゃなく枠側とのかねあいですよ~

側面も鉄製アングルにしっかり固定します。

モルタルが固まったら前の物よりサイズが大きく金属製で頑丈なCTアンカーを打ちます。その分ビスも大きくなって破断しにくくなります。

あとは扉を吊り込んで動作チェック

スムーズに動くようになりました!

外側から

内側から
とてもスムーズに動くようになりました!
これで当分大丈夫だと思いますが、構造上、戸当たりがないため、ドアを勢いよく開けるとドアが枠側の角(アングルを取り付けた場所)にあたり、そこを支点に遠心力で強い力がヒンジに掛かってしまうので、従業員の方に勢いよく扉を開けないようお願いして作業終了です。
スイングドアの修理、ヒンジの交換、扉が閉まらない、扉が床にこすっている、扉の建て付け調整、丁番が外れてしまった、丁番調整などのご相談はカギの救急車 上飯田店 黒川店までお気軽にご相談ください。