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作業場所 愛知県名古屋市中区錦
お得意様のメンテナンス業者様から「カラオケボックスの扉にドアクローザーをつけて欲しい」とのご依頼で出動!!
ドアクローザは、ドアを油圧によりゆっくりと自動的に閉めるための装置です。
一般的な住宅の玄関ドアや勝手口などに取り付けられているドアクローザーはパラレルタイプと言って、ドアクローザ本体とアームが平行(パラレル)になっていて、外開き扉の内側に取り付けられています。
対して、標準型はスタンダードタイプと言って、ドアクローザ本体に対してアームが直角になっていて、主に内開き扉の内側に取り付けられています。
家屋が比較的狭く、玄関の上り框で靴を脱いで置く日本では、内側にドアを開けると靴に当ってしまうので、ほとんどの扉は外開きです。
従って、ドアクローザーはパラレル型がついている場合が多いんですね。
しかし、例外もあって、名古屋市北区には全ての扉が内開きの団地があります。しかもこの団地、なぜか内開きの扉の外側(廊下側)にパラレルタイプのドアクローザがついてるんです。
なぜそうしたのかわかりませんが、ドアの美観は損ねるし、シリンダー交換などの依頼などで伺ってもやりにくくてしょうがありません(笑)
また、ドアクローザーはドアの寸法や重さによって番手が異なります。
末尾番号 | 適用ドア寸法 DW×DH mm |
ドア重量 kg 以下 |
---|---|---|
1 | 800×1800 | 30 |
2 | 900×2100 | 45 |
3 | 950×2100 | 65 |
4 | 1050×2400 | 85 |
5 | 1200×2400 | 120 |
6 | 1800×2700 | 180 |
7 | 2000×3000 | 250 |
一般的な建築物の場合は、ほとんどが末尾番号「2」の番手を使用しています。
従いまして、当店ではこの2番手のドアクローザーのスタンダードとパラレルのシルバー色とブロンズ色を在庫しています。
ちなみに、室内の木製間仕切り等は軽いので末尾番号「1」ですね。
で、今回は事前にお取引様より、カラオケボックスの防音扉という事と、現場の画像を送っていただいていたので、 RYOBIの取替用ドアクローザ スタンダード型「S-203」を発注し、入荷後に交換に伺いました。
(末尾番号が「3」ですので、3番手ってことですね)
作業前
作業後
だいぶ前に壊れたのか、ドアクローザーは既に取り外されていました。
こりゃ取り外す手間が省けるわ~なんて思っていたら、またこの時みたいにアームを固定するためのビス穴一カ所に破断したビスが残ってるし・・・
恐らく、ビスが金属疲労で破断してグラグラになったので、誰かが石膏ボードにアンカー打ってそこにアーム固定しようとして失敗したんでしょうね~
ドアクローザーって、多分皆さんが思っている以上に負荷が大きい(大きいビスの頭が破断するくらい)ので、石膏ボードに固定しようとするなんて論外です。
ということでやっていきましょう。
まずは、破断したビスを取り除いて、ビスの径をワンサイズアップしてタップを切ります。(ねじ山を作る事)
続いて、本体取付け用ベースを固定します。
アーム取付け座設置
アームがどーんと飛び出るのがスタンダードタイプです。
次にアームの取付け座を固定して、本体とアームを取り付けて連結します。
二か所交換したのでこちらは違う扉。
この位置でストップするように調整。
続いて、ストップ位置とスピードの調整をしたら作業完了です。
日本ドアーチェック製造株式会社(ニュースター・NEWSTAR) リョービ株式会社(RYOBI) ダイハツディーゼルNHN株式会社(NHN)
美和ロック株式会社(MIWA) 大鳥機工株式会社(DIA) クラウンドアーチェック株式会社のドアクローザー(ドアチェック)交換、取り付け、修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。