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今回はBMWのビッグスクーターのインロックです。

やったことがなくデータもないので、電話でご依頼いただいた時点で少し時間が掛かるかもしれない旨をお伝えし訪問させていただきました。
お伺いしてみると、BMW C650 GTというビッグスクーターでした。

このスクーターはイグニッションシリンダーでメットインを解錠するタイプです。

このスクーターに限らず、最近はほとんどがこのタイプですね。

メットイン専用のシリンダーがついている場合はピッキングで解錠できる場合が多いんですが、イグニッションシリンダーの場合はピッキングが非常に困難なため、鍵を作製して解錠することになります。

と言う事でやっていきましょう。

まずは鍵穴を覗きます。

国産のバイクやスクーターは片ピンと言ってシリンダーの中に組み込まれているピン（タンブラー）が片側だけに4～7本ほど入っている場合がほとんどです。

しかし、このスクーターは上下両方に交互にピンが入っているタイプでした。

自動車のシリンダーと同じ構造ですね。

で、鍵を作製するわけですが、まずはささるブランクキーを見つけなければなりません。

今回はK237という、APRILIA(アプリリア)、BMW(バイク)、BUELL(ビューエル)、CAGIVA(カジバ)、KTM KYMCO(キムコ)、MOTO GUZZI(モトグッチ)、PIAGGIO(ピアジオ)、TRIUMPH(トライアンフ バイク)に使用されているブランクキーがささりましたのでこちらで作製していきます。