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作業場所 愛知県名古屋市東区大幸
本日は提携しているロードサービスアシスタンス会社より、トヨタ アクアの解錠依頼で出動!
アクアは年式によって、普通のギザギザキーのタイプと内溝特殊キーの場合があります。
今回は高年式のため内溝特殊キーのMT-6と呼ばれるタイプです。
ギザギザタイプの鍵は、ピッキングして決めたら(タンブラーを揃えたら)シリンダーを回して解錠後にそのまま元の位置に戻せば普通に鍵で開け閉めできるようになります。
しかし、このMT-6は、解錠後にシリンダーを戻そうとすると、鍵穴が斜めの状態で一部のタンブラーが噛みこみ元の位置に戻すことができません。
この状態では鍵がささらない状態になっています。
鍵穴を元の位置に戻すためには、もう一度ピッキングして噛みこんだタンブラーを決め直さなければいけないわけですが、コツをつかんでいないと、解錠するためのピッキングよりシリンダーを戻すときのピッキングの方が時間が掛かってしまう事もあるんです。
この位置で噛みこんで戻らなくなります。
まだ鍵屋を初めて間もない頃、夜の8時くらいにロードサービスからの依頼で今回と同じMT-6がついているハリアーの解錠に向かい、解錠こそ10分程でできたものの、鍵穴を戻すのに6時間くらい掛かって、腕は攣りそうになるわ腹減ったわ真っ暗な中で心細いわで泣きそうになったのも今となってはいい思い出です(笑)
そんなMT-6ですが、10年以上の経験を経てすっかり腹の出たおっさんになった私はそんなに時間を掛けずに開けて戻せるようになりました(笑)
正しい位置に戻りました。
という事で今回は解錠してシリンダーを戻すのは5分ほどで出来ました。あとはお客様に鍵で開け閉め確認していただいて作業終了です。
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