事例 キーワード検索
事例カテゴリー一覧
タグ
作業場所 愛知県名古屋市中区錦
本日は某リペアショップ様から「合鍵から合鍵を作ってお渡ししたお客様の鍵が抜けなくなったので対応してほしい」とのご依頼で出動です。
拝見させていただくと、MIWAの本締錠「U9 DZ」の鍵が抜けなくなっていました。
U9は、美和ロックが独自に開発したシリンダーで「ロータリーディスクシリンダー」と呼ばれています。
ロータリーディスクシリンダーには他にも、U9のリバーシブルタイプである「UR」と、ディンプルキータイプである「PR」、PRのショートタイプ(鍵が短い)の「PS」等があります。
いずれも鍵の形状は違いますが、基本的な仕組みは同じです。
鍵をさすとタンブラーが軸を中心に左右に弧を描くように動きます。
正しい鍵をさすと、全てのタンブラーの切り欠きがロッキングバーと呼ばれる棒状の部品の位置に揃い、ロッキングバーが切り欠きの中に落ち込むことで内筒に収まり開け閉めができるという仕組みです。
このロッキングバーというのが曲者で、ピッキングをほぼ不可能にしているだけではなく、合鍵の作製にもかなりの精度を必要とします。その辺りのリペアショップや金物屋、ホームセンターでも作れますが、下手な店で作ったり、今回のように合鍵から合鍵を作製したりすると、開かなかったり抜けなくなったりします。
抜けなくなる原因は、精度が悪ければ本来は回らないはずの合鍵が、タイミングや力任せに回したことなどでたまたまロッキングバーが落ち込んで回ってしまった時に、合鍵にタンブラーが咬み込んで、ロッキングバーが元に戻らなくなるためです。
今回もそういった原因で、ロッキングバーは落ち込んでいるため施解錠は問題なくできますが鍵が抜けない状態でした。
こういった依頼は、リペアショップや金物屋、ホームセンターから定期的にあり慣れたものですのでサクッと鍵を抜いて、きちんと使えるスペアキーをその場で作製して作業終了です。
皆様、こういったトラブルを避けるためにも、鍵はできるだけ技術力のある専門店で作りましょうね~
美和(MIWA)の鍵抜き、折れ鍵取り出し、修理、スペアキー複製は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。