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作業場所 愛知県名古屋市東区泉
本日は某企業様より「鍵はあるのに解錠方向に回らなくて扉を開けられない」とのご依頼で出動!
お伺いしてみると、主に自動ドアや強化ガラス扉に使用される美和ロックの「U9 DG2」がついていました。
この錠前は長い間自動ドア用として使用されていたMIWA「DG」の後継モデルです。
DGは構造上、シリンダー交換や折れ鍵取り出しの際に扉を脱着しなければならず、交換費用の他に扉脱着費用が掛かるのでお客様の負担になっていました。
DG2はその点を改良し、扉を外さなくてもシリンダー交換ができるようにして、更にバール攻撃への耐久性を高めたモデルとなっています。
しかし、MIWAが事前に起こり得るトラブルを想定して設計しなかったのかは知りませんが、ある特異な状態で施錠すると鍵が解錠方向に回らなくなり開けることができなくなったというご依頼で度々出動しています。
今回も、電話受付の時点できっといつもの不具合だろうと高を括って伺いました。
DG2は自動ドア用なので下向きにデッドボルトが突出します
早速お客様の鍵をお借りして普通に解錠方向に回しますが全く回りません。
という事で、いつもの要領で再チャレンジしますが何回やってもびくともしません(汗)
30分ほど頑張りましたが、お客様のタイムリミットが近づいているため、相談のうえで破壊解錠に切り替えることになりました。
かなり苦労してなんとか無事破錠できましたが、当店ではDG2を在庫しておらず、更に日曜日のため問屋も休みで交換ができません。
このままでは鍵を閉める事ができませんので、代わりに補助錠を取り付けさせていただきます。(事前にご説明済み)
厚扉エアタイト対応パーツ
このように取り付けてピンで固定します
補助錠を選定していきますが、この扉が鉄製の頑丈な物で扉厚が60ミリもあります。
更に、気密性を高めるためのエアタイトゴムが枠に埋め込まれているタイプのため、その分も室内側に受け金具を逃がさなければなりません。
しかし、一般的な補助錠の対応扉厚はだいたい30~55ミリくらいとなっていて、それでは取り付けすることができません。
そんな時に頼りになるのがコチラ!
長沢製作所のキーレックス04744です!
この錠前は両面ボタンタイプになっていて、泥棒にガラスを破られて手を入れられても室内側の暗証番号を押さないと開錠できない仕組みになっていてお薦めの錠前です。
普通のキーレックス04744だと対応扉厚は30~45ミリなんですが、オプションの「厚扉エアタイト対応パーツ」という物を使用すると74ミリまで対応する事ができるんです。便利!
うーん、分厚い(笑)
という事でやっていきましょう。
位置を決めたら罫書いて穴あけをしていきますが、鉄板が厚くてちょっと大変。
穴あけが終わったら、厚扉エアタイト対応パーツをつけた錠前を設置します。
あとは枠側にデッドボルトが入る穴を開けてストライクを取り付けて取付けは終了。
あとはお客様と一緒に暗証番号の設定と動作確認をして作業終了です。
なんとかお客様のタイムリミットピッタリの時間に全ての作業を終えることができて大変喜んでいただけました。
室外側(どのボタンを何回押すかで番号を設定します)
室内側(どちらも個別に番号を設定可能です)
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