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現場住所 愛知県名古屋市中区栄
本日は「シャッターの鍵は有るけれど奥までささらなくなって開けられない」とのご依頼で出動!
あと5mm程ですがこれ以上ささりません。
お伺いしてみると、カワカミシャッターの新型ディンプルキータイプのシャッター錠がついていました。
鍵をさしてみると確かに奥までささらない状態です。
スコープで鍵穴をのぞいてみても特に異物は見当たりませんし、ピンタンブラーをハジキで触ってみても全ピン問題なく動いています。
ではなぜ鍵がささらないのか?
まずはシャッター錠の構造をご説明します。
シャッター錠を内側から開け閉めする場合、鍵穴の後ろ側についているサムターンを半回転させることによって開け閉めするタイプと、錠前本体の左右についているアームを直接左右に伸ばしたり縮めたりすることによって開け閉めするという2種類のタイプがあります。
構造的にどちらのタイプも、鍵をさすと鍵の先端部分が錠前の後ろ側にあるサムターン部分(厳密に言うとカム)と噛み合って、鍵を回すことによって鍵の先端部分がカムを動かし施解錠するという仕組みです。
サムターンがこれくらい斜めになっているともう鍵は奥までささりません。
こちらが正常な状態。
シリンダーの種類によって鍵をさす向きが水平と垂直の場合がありますが、いずれも通常は鍵の抜き差しはシャッターが開いているか閉まっているかどちらかの状態でしかできないようになっています。
しかし、原因はよくわからないのですがどのメーカーのシャッター錠も稀に鍵を掛けて鍵を抜いた後になにかの拍子でサムターンが少し戻って斜めの状態になってしまうんですね~
そうなると本来鍵穴と揃っているはずのカムのみが斜めになってしまい、カムの厚み分鍵が奥までささらなくなってしまうんです。
ということで原因はわかりましたので、ピッキングしてカムを正常な状態に戻し無事解錠です。
こういった場合、ほとんどは壊さずに解錠できますが、稀に破壊解錠せざるを得ないことがあります。
その場合は別途交換料金が掛かりますが、作業前に必ずお見積もりしてから作業いたしますのでご安心ください。
BUNKA(文化)シャッター、SANWA(三和)シャッター、TOYO(東洋)シャッター、KAWAKAMI(川上)シャッターの交換、取り付け、修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。