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作業場所 愛知県名古屋市守山区四軒家
本日は、某施設の方から「電気錠が壊れたのか、鍵が掛からず開けっ放しになっているので修理して欲しい」とのご依頼で出動!!
右側が故障した制御盤C-U11
伺ってみると、電気錠は美和ロックのAUTA51-2が、電気錠制御盤は株式会社ARTのC-U11がついていました。
調べてみると、制御盤の電源ランプが点いていません。
100Vはちゃんと来ていましたので、制御盤の故障のようです。
製造年月日が2008年2月でしたのでちょうど10年くらいですね。
制御盤ですので厳密には錠ではありませんが、日本ロック工業会が定める「錠の耐用年数についてのガイドライン(PDF)」には「電気錠とは電気錠部、電気錠制御部、認証部から成り耐用年数の適用範囲に含まれる」とあります。
ということで制御盤も電気錠という事で、一般錠の耐用年数が10年/電気錠が7年からするとよく持った方ではないでしょうか。
室内側にサムターンがついていません。
電気錠 AUTA51-2は美和ロックのAUT, AUTA, AUR, AURAシリーズのひとつです。
AUT(A)の(A)は、アンチパニック機能のことです。
アンチパニック機能とは、震災や火災などが起こった時にパニックになって逃げ遅れることがないように、施錠していても内側からノブ(レバーハンドル)を回すだけで解錠でき、扉を開けることができる機能で、主に非常口・防災優先の扉で使用されています。
そのため、室内側から開け閉めするためのサムターンがついていないんですね。
ディップスイッチで機能を切り替えることができます。
電気錠には、通電時解錠型と通電時施錠型があります。
要するに電気が通っている時に開くようになっているか、閉まるようになっているかという事ですね。
美和ロックのAUT, AUTA, AUR, AURAシリーズは便利で、通電時解錠または通電時施錠の機能を錠ケースのフロント部に内蔵されたスイッチで切替が簡単に行えます。
今回は電気錠制御盤が壊れて電気錠に電流が流れなくなった→通電時施錠型だったので開けっ放しになってしまったという事です。
施設ですので開けっ放しはまずいんですが、残念ながら制御盤の在庫がないため制御盤が入荷するまで施錠できるようにしなければなりません。
という事で、ディップスイッチで通電時解錠に設定変更しました。
通電時解錠と言っても、中からはアンチパニック機能で今まで通りレバーを下げるだけで問題なく開錠できますし、外からは鍵を使えば開けることができます。
交換前
線を外して
制御盤を外して
新しい制御盤に結線します
後日、制御盤が入荷したので交換に伺いました。
画像のように交換して、電気錠の設定を元に戻して動作確認して作業完了です。
電気錠システムの設置工事、電気錠・電気錠制御盤のメンテナンス、入退室管理システム・出入管理システムの設置工事、電気錠の改修工事は、カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。