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作業場所 愛知県名古屋市中区栄
本日は管理会社様より「マンションエントランスのドアが閉まりきらず、オートロックが開けっ放しになってしまうのでなんとかしてほしい」とのご依頼で出動!
フロアヒンジとは、ビルやマンションのドアの軸下の床に埋め込まれている扉の開閉スピードを制御する装置です。
フロアヒンジは、バネとオイルダンパーが内蔵されており、バネが扉を閉める力を生み出し、オイルダンパーでその力を制御しています。
その為、オイルダンパーの油が漏れ表面ににじみ出てきてしまうと油圧でバネの力を制御出来なくなり、扉の閉まるスピードが速くなり過ぎてしまいます。
また、今回のように扉が閉まりきらない場合もあります。
フロアヒンジ本体やフロアヒンジのケースが腐食して浮き上がってしまうと、扉自体も押し上げられ、扉と上枠が接触し扉が閉まらない、開かない、などの症状が発生する場合もあります。
その様な症状が見受けられた場合はフロアヒンジの交換が必要です。
交換前
ステンレスプレートを取ったところ
フロアヒンジのメーカーは現状下記の3社が中心です。
・DIA
・NEW STAR
・RYOBI
そのほかにCROWN、NHNなどのメーカーがありましたが現在は廃業して製品がございません。
しかしCROWNに関しては代替品を入手することができます。
今回は、DIA(大鳥機工株式会社) の「No.22」がついていました。
こちらは現行でも手に入る商品です。
ケースもかなり錆びています。
これを斫るのが大変なんです。
ケースが腐食していない場合はそのまま使用して、フロアヒンジ本体のみ交換することで費用を抑えることもできますが、今回は画像の通りぐずぐずに腐食していたためケースを斫って交換します。
水平を取りながら新しいケースを入れてモルタルで固定します。
フロアヒンジを入れて位置の調整
綺麗に斫ったら、底面にモルタルを入れケースをのせて水平を取ります。
水平が出たら、隙間からモルタルを流し込み固定します。
ケースが固定できたら、フロアヒンジ本体を設置し、前後左右の位置を調整します。
トップセンタ-(ドアの上側の軸)も交換
交換後
トップセンタ-(ドアの上側の軸)も交換したら、扉を釣り込んでステンレスプレートで蓋をします。
施工後、きちんと閉まるようになりました。
あとは、扉の閉まるスピードを調整して作業終了です。
扉が閉まらない、鍵がかけづらい、開け閉めしにくい、扉が床にこすっている、扉の立て付け調整、丁番調整、ドアクローザー、フロアヒンジの交換などのご相談はカギの救急車 上飯田店 黒川店までお気軽にご相談ください。