作業事例について　名古屋市でカギのことなら カギの救急車 上飯田店/黒川店 にお任せください！ 鍵のトラブル / 合鍵 / 開錠 / 防犯対策 等、お気軽にご相談ください。

作業場所　愛知県春日井市朝宮町

本日は「玄関に鍵をもう一つ付けたい」とのご依頼で出動！！

本日はまず引戸のお話をさせていただきます。

引戸には種類がありまして、

１枚の扉を開閉する「片引き」

もっとも一般的で、２枚の扉を左右どちらにでも引き違えることができる「引き違い」

お寺などでよく使用されており、２枚の扉を左右に引き分ける「引き分け」

工場や作業場などでよく使用されており、複数の扉を開閉する「３枚引き」、「４枚引き」

主に室内間仕切りに使われていて玄関に使われているのは見たことがない、壁の中へ引き込む「引き込み戸」

などがあります。

引き違い戸の場合、扉と扉が重なっている中央の部分で鍵をかける「召合せ錠」（めしあわせじょう）という物が初めからついている物が殆どです。

片引き戸は構造上、戸を閉めた時に枠に接触する部分である戸先につける「戸先錠」しかつけつけられません（厳密に言うとつけることは事はできますが一般的ではありません）ので戸先錠がついているわけですが、

今回のお客様のお宅は、引違い戸なのに召合せ錠しかついていないタイプでした。

他には、引違い戸に、召合せ錠と戸先錠が両方ついていて、一本の鍵で開け閉めできるという物も多いです。

現在、引違い戸がついているお宅の錠前比率を個人的感覚で言うと、

召合せ錠のみが55％、召合せ錠と戸先錠のセットが40％、戸先錠のみが5％ってところでしょうか。

それくらいレアなんです。

で、この戸先錠ってのが厄介でして、基本的に扉に最初からついている錠前にしか交換ができません。

サッシメーカー各社によって種類が違うのはもちろん、同じメーカーであっても扉の種類が違えば寸法の違う戸先錠がついているので流用ができないんです。

という事で、例えば「ディンプルキーにしたい」と思ってもできませんし、専用品のため廃番になったら別の錠前を新規で取付けするか、扉ごと交換するしかありません。

ちなみに、最近の狭小住宅では開き戸と違い、扉が開くスペースを確保しなくていいのと、高齢化社会を反映して車椅子でも出入りしやすいため、取っ手付きの引戸がついているお宅も多いですね。

デザインもお洒落です。