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作業場所 名古屋市 北区 黒川本通
本日は「SUBARU(スバル)サンバーのイグニッションシリンダーの中で鍵が折れたので取り出して新しい鍵を作って欲しい」というお客様がご来店!!
イグニッションシリンダーの奥まで折れた鍵が入ってしまっています。
お話を伺うと、会社の車で、一本の鍵を多くの従業員が共有して使用していたそうです。
恐らく、誰かが荒っぽい使い方をして鍵にヒビが入っていたんでしょうね。
お客様は運が悪いと嘆いておられました。
イグニッションシリンダーを外すのは結構骨が折れる作業で、ハンドルも外さなければならなかったそうです。
大変ですね。
という事でやっていきましょう。
ドアシリンダーの場合は、単純にシリンダーシャッターの後ろにタンブラーという部品が6本~8本ほど入っていますが、イグニッションシリンダーの場合はシリンダーシャッターがない代わりに差し込み口の所にスイッチが飛び出ています。
イグニッションに鍵を挿しこむとピピピっていうあの音のスイッチですね。
これがなかなか厄介なんです・・・
普通スイッチというと、単純に真下に押し下げるのをイメージすると思いますが、このイグニッションスイッチの場合は、シリンダーの奥に向けて斜めに沈み込んでいく感じの動作をします。
パントマイムで下りエスカレーターに乗ってる人の真似するのありますよね。
あんな感じで下がっていきます。
と言いう事は、差し込んだ鍵を抜く時は、逆に斜めにせり上がってくるわけです。
折れていない鍵を挿した場合は、その鍵自体がそのスイッチを押さえているので鍵の先端部分にくるまでスイッチは飛び出ていない状態になってます。
これが折れ鍵の場合、奥に鍵があるのにイグニッションスイッチは押さえられていませんから、飛び出ています。
という事は、イグニッションスイッチが釣り針の返しのようになって邪魔をするので折れ鍵が取り出せないんです。
これをクリアするには、上手い事イグニッションスイッチを押さえながら、同時に鍵を取り出すという作業になりますが、このイグニッションスイッチのバネがなかなかの強さになっているので手強いんです。
様々な鍵抜きツールを使用し四苦八苦しながら格闘すること30分。
なんとか取り出せました!
新しく作製した鍵で動作確認
コードマシンでデータカットします。
続いては、折れた鍵の復元です。
折れた鍵をつなぎ合わせて段差を読み取りメモします。
それを元に合鍵マシンとは別のコードマシンという機械を使って、鍵のデータ通りに切り直します。
これはそんなに時間は掛かりませんのでサクッと作製し、動作確認しようと差し込んで回すとクルッと回りましたが抜けなくなりました(汗)
落ち着いて、鍵用の潤滑剤を大量に噴霧してもう一度チャレンジするも全く抜けそうもありません(滝汗)
10分ほど頑張っても抜けないので作戦変更し、イグニッションについているパーツを全て外したら無事に抜けました!(安堵)
その後、パーツを組み直し、恐る恐る鍵を回してみるとスルスル回ります。
何だったんだろ?
まあとにかく無事に取り出しと作製ができて良かったです。
お客様はお待たせしてしまいましたが、とても喜んでいただけました。
折れ鍵の取り出しや紛失鍵の作製以外にも、合鍵や鍵開け(開錠)のみでも承っておりますし、もちろん現場に伺って作業もさせていただきます!
トヨタ(TOYOTA)日産(NISSAN)三菱(MITSUBISHI)富士重工業(SUBARU)マツダ(MAZDA)スズキ(SUZUKI)ダイハツ(DAIHATSU)
車の内溝キー、特殊キー、イモビライザーキー、合鍵などのご相談はカギの救急車 上飯田店 黒川店までお気軽にご相談ください。