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作業場所 愛知県名古屋市豊山町
本日は、以前補助錠の交換をさせていただいたお客様から「シリンダーが緩んだので自分で直そうとしたら戻せなくなってしまった」とのご依頼で出動!!
日本でツァイスイコンというとカメラを思い浮かべる方が多いと思いますが実はシリンダー錠のトップメーカーでもあるんです。
現在は世界一位のセキュリティーグループ企業ASSA ABLOYの傘下に加わり、社名もIKON AGに変更。ブランドマークには旧ZEISS・IKONのシンボル「ZI」を残し、世界50カ国以上に輸出されるシリンダー錠の世界的メーカーに成長しました。
そんなツァイスイコンですが、日本では15年以上前の鍵業界でいうピッキングバブルの時期に補助錠が足りなくなり止むを得なく使われたケースと、一部の高級住宅やマンション、デザイナーズハウスに採用された以外は殆ど使われていません。
そのため、ツァイスイコンと言えばカメラだよね~って方も多いと思います。
えぇ、私も鍵屋になるまではそう思っていましたから(笑)
そんなツァイスイコンの補助錠は、防犯性の高いダブルロック機構を備えており鍵の開け閉めをする際に鍵やサムターンを2回転させることでデッドボルト(かんぬき)が2段階突出し、より深く受け金具に入るためこじ開けに強いという特徴があります。
ちょっと面倒ですけどね(笑)
さらに鍵は普通のギザギザ形状になっていますが、精巧なパラセントリック・キーシリンダーで細かいキーウェイ(鍵の縦断面)の鍵溝が心線の反対側まで入る設計構造で、通常のピッキング工具は使用できません。
合鍵もセキュリティーカードと身分証明書を提示して初めて作ることができます。
さて、予備知識はこれくらいにして作業内容に移ります。
ツァイスイコンのリムデッドロックは面付本締錠といって、箱形の錠前本体を扉の内側にビスで固定する面付本締錠タイプとなっています。
このタイプは、デッドボルト(かんぬき)が室内側にあり直接攻撃されないため、バール等の破壊に強いタイプになっています。
この本体をお客様が外したところ、本体を落として変形してしまった上に部品がバラバラになり上手く作動しなくなってしまったそうです。
まずは、本体のへこみを修正後、部品を組みなおして剥げた塗装を塗りなおして扉に設置して無事動くようになりました。
DIY全盛の時代ですので、ご自分で修理や交換をされる方が増えてきましたが、作業中に分解してはいけないところをバラシて壊してしまったり、作業中に扉が閉まって閉じ込められたり締め出されたりする方もちょこちょこいらっしゃいます。
セキュリティは生命と財産を守る大切な事ですので、是非プロである私たちにお任せ下さい!
ZI-IKON(ツァイスイコン)、ウエスト(WEST)、ゴール(GOAL)、美和(MIWA)の装飾錠(サムラッチ錠)や住宅錠、引き違い錠、引き戸錠の交換、取り付け、修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。