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作業場所 愛知県名古屋市中区錦
本日は飲食店ビルの中のお店から「バールのようなものでこじ開けられて店舗を荒らされたので直してほしい」とのご依頼で出動!
バールで攻撃されると鉄枠でもこうなってしまいます。
デッドボルトはあまり損傷していませんが変形しているので動かせません。
ドアも枠もスチールでしたのでアルミサッシや木扉よりは丈夫ですが、ワンロックしかついていなかったため側圧が掛かった時に一点に負荷がかかってこのように簡単に壊されてしまいます。
バールでこじ開けられた場合、扉や枠の材質や取り付けてある錠前によって様々な壊れ方をします。
①錠ケース内部破損
デッドボルト(カンヌキ)を直接攻撃されて、錠前の中に納まる方向に力が掛かることにより施錠されていてもデッドボルトが引っ込んでしまう。
②デッドボルト変形
デッドボルトに側圧が掛かることにより曲がってしまい開いてしまう。
③受け部破損
枠についている受け金具が壊れてめくれてしまい、デッドボルトが出ている状態で開いてしまう。
などがありますが今回は③の壊れ方です。
また、これらの要素が複合的に合わさって開けられてしまう場合も多いです。
予想ですが、今回の犯人は恐らく開けるのに3分掛かっていないのではないでしょうか?
やはり最低でもツーロック。そしてできればデッドボルトを直接攻撃されない面付補助錠を付けると、かなりバールに強くなります。
ただ、こちらは賃貸物件になっていることと、予算的にそこまでかけられないという事で、補助錠の設置はせず元通り鍵がかけられるよう原状回復+αの補強でご成約いただきました。
ステンレス受け金具(ストライク)もろとも枠がめくれています。
上のストロングトロヨケは向かって右側が分厚くなっています。
幸いドア自体は錠前部分がくぼんでしまっているものの少しのダメージで済んでいました。
しかし、美和ロックのレバー錠LAは変形したことによってデッドボルトが動かせない状態になっていて使用できません。
壊された錠前と受け金具を全て取り外し、新しい錠前に交換します。
めくれてしまった枠も叩いてできる限り元通りにして塗装し、通常のトロヨケを分厚い鉄板で補強したストロングトロヨケを使用して受け金具を設置します。
なかなか綺麗に修理出来ました。
これで普通に使用する分には問題ないレベルにはなりましたが、このままでは再度狙われた時に簡単に開けられてしまいますので、追加でガードプレートを取り付けさせていただきました。
これだけでも随分違いますので、補助錠を設置するほどの予算はないけれど、バール対策したい方にはお薦めです。
バールこじ開け被害、バール対策、扉の修理、応急処置、錠前交換、補助錠設置はカギの救急車 黒川店 上飯田店までお気軽にお問い合わせください。