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作業場所 愛知県名古屋市千種区赤坂町
本日は、「浴室の錠前の調子が悪いのでかえて欲しい」とのご依頼で出動!
まずは円筒錠について。
ドアノブの室内側にボタンがついていて、それを押してドアを閉めると施錠されるタイプの錠前です。
こういう構造のため、インロックして締め出されてしまい解錠依頼が来ることもあります。
非常に防犯性が低く、現在日本では玄関錠としては認められていませんが、昭和30年から50年代にかけて作られた木造2階建てアパートの多くにはいまだにこのタイプの錠前がついています。
アメリカのSCHLAGE(シュラーゲ)社によって初めて発売されたタイプのロックで、アメリカでは「シリンドリカルロック」とよばれ、現在も住宅では主流として使われていますし、日本でも輸入住宅はこのタイプが使われています。
なぜ防犯性が低いのに現在でも欧米で使われているかというと、欧米のドアは「ワンドアー・ツーロック」が当たり前で、円筒錠の他に補助錠がついているため、円筒錠ワンロックより比較的に破壊侵入が困難なのです。
ということで、玄関に円筒錠がついている場合は、補助錠をもうひとつつけるか、円筒錠よりは多少防犯性の高いインテグラル錠に切り替えるのがベターですが、今回は浴室錠ですので防犯性は関係ありません。
作動不良で斜めってます。
ラッチが引っ込んだまま出てきません。
錠前は、非常開錠装置付きのGOAL ULW-4Eです。
こちらは、万が一施錠状態で中の人が倒れたりした場合も、コインやマイナスドライバーで室外側玉座の中心にある溝をひねれば開くタイプです。
さびさびです。
全部品
円筒錠には、バックセット(錠ケースのフロント面からシリンダーやレバーハンドルやノブの中心までの水平寸法)が色々ありまして、50mm、60mm、64mm、70mm、89mなどがあります。
この寸法が合わないと交換することができませんので注意しなければなりませんが、当店では全てのサイズの在庫を持っていますので、即交換が可能です。
ほとんどの場合はバックセット60mmですが、今回は比較的珍しい89mmでした。
取り外してみると、案の定ひどく錆びついていました。
浴室錠で調子が悪くなるのは大体錆のせいですが、あまり酷くなると錠前を取り外すことすらできずに壊さないといけない場合もありますが、今回はなんとか普通に取り外すことができました。
交換後
あとは、新しい錠前に交換して動作確認して終了です。
お客様には、「とてもスムーズに動いて気持ちがいい」と喜んでいただけました。
ゴール(GOAL)美和(MIWA)カバ(KABA)の円筒錠、補助錠、インテグラル錠、勝手口の防犯、住宅錠、引き違い錠、引き戸錠の交換、取り付け、修理は カギの救急車 黒川店 上飯田店 までお気軽にご相談ください。