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防犯コラムcolumn

泥棒の真の姿とは

トラディショナル泥棒ファッション

■泥棒へのイメージ、合ってますか?

黒っぽい服装でパーカーのフードや帽子にマスク姿。監視カメラの映像等で見ると、夜間に活動する忍込みや店舗・事務所への侵入盗は、だいたいイメージ通りだと思います。
しかし昼間の空き巣居空き、窃盗前の下見をする時はどうでしょう?

コロナのせいで季節関係なくマスク姿は怪しまれませんが、真っ昼間にこんな黒っぽいテンプレな姿では、目立ちすぎて警戒しますよね。

ということは、警戒されない姿を装い、景色に馴染んでいるということです。
実際の忍者が農民や商人の格好をして、目立たない顔立ちの人が適任だったのと同じように。

では昼間、泥棒が住宅街や商店街にいても警戒されない、目立たない格好って何でしょう?

■泥棒かも!?と、疑うべき人

①スーツ姿の会社員
②各種配達員
③メーター検針員
④何かしらの施工や修理業者
⑤集合住宅・ビルの管理人や清掃員
⑥ランニングやウォーキングの格好
⑦犬の散歩

会社員風のスーツ姿というだけで、人物の中身や業種に関わらず、組織に属する者としての社会的立場があり、責任の所在が掴みやすい。
…というイメージで、人は安心します。
また、うろうろしていても「セールスで回っているのかな」と推測できます。
実はこの「視覚情報から脳が勝手に推測できる」ことが危険なのです。

①~⑦すべて、視界に映った際、推測できてしまう格好であるがゆえに、景色に溶け込む存在です。家の前、あるいは敷地内でさえ、堂々としていれば怪しまれないかもしれません。
勝手に門扉を開けてサラリーマンが出てきても、見送り不要の押し売りかと近所の人は思うでしょうし、特に制服は効果抜群!②③④はそれっぽい服装で仕事のフリをすればよいのです。それらしく見せる為に工具等を持参すれば、こじ破り等にも活用できて一石二鳥でしょう。
⑤も掃除道具等を手にしていれば怪しまれません。

⑥のランニングやウォーキングをしている人は朝昼夜かなり見かけます。
⑦は犬を連れているので、侵入よりは下見の格好に多いのでしょう。犬の散歩はまさに日常風景すぎて、微笑ましく思うか気にも留めない。しかし普段見かけないオーナーや見かけない犬には要注意です。
と言われて、現オーナーや犬好きさんならいざ知らず、犬に詳しくない方には難しい!なのでやはり人間を観察しましょう。ランニングやウォーキングも同様です。

住宅街で愛犬の為にお散歩しているオーナーさんは犬が匂いチェックすれば止まりますが、それ以外は移動します。景色も堪能するけれど、それ以上に愛犬へ注意を払っている筈です。
泥棒が散歩を装う場合、さりげなく家の周囲や車庫、庭を見ている筈です。犬を待たせ、あるいは犬がオーナーの遅すぎる足取りに合わせて、同じ家の前で時間をかけている場合は要注意です。
また、門扉やフェンスのない敷地部分、契約駐車場等は犬が入ってしまった態や通り抜けを装って侵入しやすく、車両の下見等に使われる可能性があります。



■特殊詐欺と共通する部分も

「厚生労働省委託の〇〇と名乗って電話が…」「ガス会社の社員が近所からガス臭いと通報があったから点検します」「警察官が訪問してきたけど…」等、特殊詐欺が話題になりますが、同県で似た手口が頻発したり、他圏へ拡がっていくこともあります。
そうやって人の心理を巧みに突く特殊詐欺の手口が次から次へと流行ります。インフラや金融絡みのトラブル、法律や制度が云々と言われたり、役所関係や法人を名乗られるとつい質問に答えたり、敷居を跨がせてしまいますよね。
すべては相手の心の隙へつけ入ってお金を出させることが目的です。窃盗も防犯上の隙を見つけたり、屋内へ怪しまれず侵入する為の偽装等、共通する部分があります。
つまり特殊詐欺の流行りに乗って窃盗犯も①~⑦以外の格好や手口で現れる可能性を想定した方がよいということ。
つまり⑧です。

次回はそんな特殊詐欺と空き巣・強盗の合わせ技な犯罪についてです。

→空き巣・強盗が特殊詐欺と合体!





【NEWS】真夜中の脚立男

いよいよ暑い日が続く季節になってきました。寝苦しい夜、エアコンはもう使っていますか?まだの方は辛抱されているか、暑さに強いのでしょうか。梅雨時期でも熱中症になるおそれがあるので、就寝前の水分補給はお忘れなきよう……って、もしや窓を開けて眠っている!?


大阪府貝塚市の住宅に深夜、脚立を使って2階の窓から侵入し、現金の入ったかばんを盗み、逃走の際に住人を転倒させ軽傷を負わせた犯人が7月7日逮捕されました。
脚立を使った侵入盗は逮捕容疑含めて2020年11月から7件起きており、「真夜中の脚立男」と呼ばれていたそうです。
…捜査チームに映画好きな捜査官がいらっしゃるんでしょうか。

便利な道具は泥棒にとっても便利

以前の記事で紹介した【侵入経路ナンバー1は窓、階数は関係なし】【居空き・忍込みの危険性は金銭を盗まれるだけではない】という内容通りの事例ですね。

それでも最も無防備な就寝中に窓を開けますか?窓を開けて外の空気を感じながら過ごす心地よい時期ってありますよね。正直、開けておきたい。そしてエアコンを使うまでもないけど開けないと過ごしにくい時期も。つらいところではあります。


窓を開けたままの就寝を決して推奨しませんが、安全と安眠の為に、窓と出入口の防犯対策(過去記事を参照下さい)+αの部分をご紹介します。

①敷地内、特に庭の整頓、道具を外に出しておかない。
→今回は脚立持参でしたが、足場になる物や窓のこじ破りに使える物を現場で調達できる家は狙われやすい。

きれいに並べてもダメ。屋内か施錠できる物置へ

②常夜灯が望ましい。
電気代がかかる!しかし常夜灯は「住人の不在」「就寝時間」を読み難くさせます。逆に、門扉灯や玄関灯を夕方から点けて家族全員帰宅後、または就寝前に消してしまうパターンは逆に狙われやすくなります。
また、門扉や玄関が常に照らされていればこの2ヶ所は侵入経路からほぼ外されますので、防犯対策は他の部分だけで済みます。

常夜灯の素晴らしいところは、通行人も助かるということです。深夜に徒歩で帰らねばならなくなった際、ある通りで並びの家殆どが常夜灯を点けていたんです。向かいが公園で薄暗くて本来なら狙われやすい分、防犯意識が高いのでしょうね。だいぶ心強かったです。
物理的に明るいだけでもここで犯罪を犯す気になる人は少ないでしょうし、他にも防犯対策してそう、何なら近所で連携してそうと思わされます。

センサーライト
人感センサー付き自動消灯タイプのライトは侵入盗除けに役立ちます。設置場所は侵入経路と死角になる場所です。さりげなく忍び込もうとした場所、忍び込んでさっと身を隠そうとした場所が突如パッと照らされて侵入を諦めさせることが狙いです。
例としては窓のある場所(お風呂場やキッチンは実は狙われやすい)、玄関・勝手口、身を隠したり登る足掛かりになる車庫や物置等。
庭を美しくみせる兼防犯用として、センサー付きガーデンライトもありますね。

④砂利敷きにする
→泥棒は音を出すことを嫌います。防犯に特化し、音の鳴りやすい防犯砂利もあります。但し防犯に特化している分、一般的な砂利にはない特徴もあるので、ご自身のニーズと庭に合ったものを選択しましょう。

防犯カメラ(監視カメラ)
→防犯カメラが設置されていることで、侵入を躊躇わせる効果があります。
設置場所としては、侵入経路と死角になる場所の、壊されない位置(届かない場所)、何をしているか全体像が映る位置。但し隣近所のプライバシーを侵害しないことが重要です。
そして200万画素以上であること。画質が悪いと犯人の顔どころか特徴も分かりません。

但し覆面をしてカメラを気にしない大胆な犯人もいます。しかし今回の犯人も周辺の防犯カメラに脚立を持ってうろつく姿が映っていたそうなので、逮捕の手がかりになりますね。



今回は忍込み事件のニュースでしたが、昼間に換気の為、窓を開放している時も居空きには十分にお気をつけください。


庭師じゃないので砂利は無理ですし、センサーライトは電気屋さんに頼むのが安心安全ですが、監視カメラならどんと来い!
【防犯カメラ・監視カメラの作業事例】
現地調査をして死角を無くす設置、カメラの性能詳細を説明の上、ご提案させて頂きます。また、設置後は操作説明致しますので安心してご使用になれます。
「出先から留守中の様子を確認できるようにしたいんだわ」等、お気軽にご連絡ください。
防犯診断・対策のご相談・防犯商品のご紹介・お見積もり、受け付けております。

【お問い合わせ方法・各種】




鍵屋さんの選び方③

2021/06/22

「ウェブに書いてあるより(または問い合わせ時より)高額になった」
「あれこれ追加料金を取られた」
「約束の時間に来ない」
よく耳にするクレーム3点を元に、できるだけトラブルに遭わないポイントを業者側の目からまとめる続きです。


■電話対応が鍵屋さん本人じゃない場合もあります

フリーダイヤルに電話した場合、3パターンありえます。

・電話対応 → 提携会社さん等を経由で鍵屋さんへ依頼
・コールセンターで電話対応 → 割り振られた工事担当が出動
・鍵屋さんが電話対応 → 本人または工事担当が出動

鍵屋さんと提携している会社(保険会社やロードサービス、管理会社等)の間で価格帯が決められている、または鍵屋さんの回答を提携会社が伝える為、価格の誤差はあまりないと思われます。但し、電話対応する提携会社さんは現場を知るプロではありません。

コールセンターの仕組みは大抵の場合、契約社員や派遣社員が電話応対の研修を受け、マニュアルと価格表を元に対応します。現場経験はなく、鍵の知識はマニュアルの中を出ないでしょう。
またコールセンターは大抵全国対応なので、問い合わせ時に管轄エリアを調べる手間は省けますが、電話対応する側に地域情報はあまりないでしょう。例えば鍵屋さん自身が対応する場合、地元の大型マンションや以前対応したマンションならどんなドアに何の錠前がついているか知っている為、対応もスムーズで見積もりもほぼ実価格が答えられるでしょう。

提携会社さんやコールセンターの価格表が作業ごと一律に決められており、現場状況で追加費用が大幅に発生しない、出張費が変動しないならば、お客様が困ることはないです。
しかし現場見積もりで追加費用の発生や出張費等が計算されるならば、問い合わせ時の回答も幅を持たせた価格回答になる筈です。

鍵屋さんが直接電話対応する場合、工事担当以外の者が対応したとしても一定の知識と業務経験があるでしょう。状況によって価格帯に幅を持たせた回答だとしても、その理由が具体的に返ってくる筈です。
ちなみにカギの救急車は全国に店舗展開していますので、メール・電話ともに当該店舗の工事担当または店頭業務スタッフが直接対応・回答します。

鍵屋さんの直接対応のデメリットとしては、電話がひとつだったり少人数で対応する為、問い合わせが重なるとお待たせすることです。逆にコールセンターは回線も受付者も多い点がメリットです。

■時間通りに来ない

鍵屋さんは工事車両で出動するので、渋滞が原因として考えられます。
また、繁忙期で依頼が重なり、前の依頼に時間がかかってしまった場合もあり得ます。
2つとも、遅れることが分かった時点でお詫びと何時頃になるのか連絡し、お客様に待っていただけるのか、キャンセルかを判断してもらうのことになると思います。

鍵屋さん本人が電話応対してスケジュールを組む場合(提携会社さんが鍵屋さんに予約する場合含む)は遅れる可能性は少なくなります。
繁忙期、難しい案件が入っていれば加味して回答しますし、遅れる可能性も事前に伝えられます。
コールセンターの場合、工事スタッフとの連携がしっかり取れる仕組みの業者であれば、遅れる可能性は少ないでしょう。しかしスケジューラーに当て込むだけで案件状況が把握できていない等があると、繁忙期・難しい案件後に遅れが生じる場合もあるのかもしれません。

以前聞いたお話では、到着時間が遅いと思ったら、工事担当が遠方から来た(空いている担当に割り振った結果でしょうか)というもの。
一拠点で仕事を請け負い、各地の担当へ割り振るのは効率的です。但しこの場合、しっかりしたシステムの構築と、サービスレベルの標準化が不可欠であり、各拠点担当への教育がとても重要になります。


■サイトを見るポイント

・会社情報(責任元の所在・連絡先)をはっきり明記し、画像等の埋め込みにしていない。
・全国対応、あるいは○○圏全域対応の場合、各拠点の所在地・連絡先があるかどうか。
・Web値段のに載ってる値段の注意点①~⑤(前記事参照)
・ウェブ上の表記、ブログやSNS等の内容が誠実かどうか。

フリーダイヤルやメールは便利ですが、いざトラブルになった時に連絡すべき責任元及びその所在・連絡先が明記されていない、大事な部分が画像等になっていて検索しにくいのでは、不安です。

各拠点ごとに所在地や連絡先がない場合は実店舗・拠点責任元が無く、コールセンターで全国一括対応になります。トラブル回避を考えれば、電話受付担当の名前、工事担当の名前等は忘れないようにしましょう。
これは鍵屋さんに限ったことではありません。お客様窓口がコールセンターの場合、必ず担当者も名乗ります。

前記事で書いた値段の分かり難い表記や階層、埋め込みも同じく、誤解を招きやすいということはトラブルの可能性があるので、メールや電話でしっかり確認した上での判断が必要です。

また、最終的に依頼した業者は一時的にブックマークをしておくとよいと思います。
実は間違い電話が少なくないからです。

直近の例を挙げると、お客様から「約束の時間がとっくに過ぎたのに来ない!」とお怒りの電話があり、内容を確認にすると、ウチではない、しかし名前がよく似てる!業者とお約束していました。
うどん屋さんでも元祖はウチ!という問題がありますが、最初に知名度を得たゆえの宿命で、我々「カギの110番・カギの救急車」の名に似た業者さんは幾つもあって、よく間違いや勘違いが起こります。
たくさんサイトを巡ったことで履歴が見覚えのあるサイトだらけになり、どこに電話をしたか分からなくなることもあります。

■おまけ

どの業務形態でも、どんな広告・Web戦略であれ、結果としてお客様に安心できるサービスを提供できる鍵屋であればよいのです。

私自身は「カギの救急車」の考え方に納得して勤めているので、何を良しとするか、コラムの論調もその考えに影響されてはいるでしょう。

例えば、カギの救急車は全国展開していますが、必ず実店舗をかまえている。各店舗ごとに必ず責任者がおり、直接お客様とやり取りをして、地域に根差しています。
各店舗ごとのサイトに個性があるのもその為ですし、依頼を受ければサイトの写真に顔の映っている人間が制服を着て技術者証を胸に訪問します。
これらは自分たちを律し、高い倫理観と責任感で仕事をする為の社内ルールです。

ちなみにカギの救急車の経営姿勢のページがサイト上でひっそりしているので、リンクを張らせてもらいます。

【カギの救急車の想い】 【カギの救急車が選ばれる理由】





鍵屋さんの選び方②

2021/06/10

近所にお店がない限り、Web検索で選ぶと思います。どこのお店も自分たちの長所をアピールしているのは当然です。

「ウェブに書いてあるより(または問い合わせ時より)高額になった」
「あれこれ追加料金を取られた」
「約束の時間に来ない」

こんなクレームも耳にします。
お店選びはお客様のカンやニーズで変わってくると思いますが、できるだけトラブルに遭わない為のポイントを、業者側の目でまとめてみます。





■広告はコストがかかる!最終的に誰が負担するの?

どの業者も大抵はウェブサイトを運営していますが、より目に触れやすいようWeb広告を出します。当然ながら広告料が発生します。Web上でも電話帳でも目立つ広告ほど高額です。
例えば検索した際、最初の方に数件、広告・URLで表示される物が検索連動型広告と呼ばれ、表示が上位ほど高額で、広告からアクセスされる度にコストがかかる仕組みです。高いものだと1クリック1000円以上!

ウェブサイトにイメージキャラクターとして芸能人を起用、これも非常にコストがかかります。TVよりWebの方が安いとはいえ、芸能人にとってCM起用されるのが短時間で一番稼げるそうですし。
また、イメージ画像等を広告モデルで撮影すれば、ぎこちないシロウトより笑顔もポーズもカメラ映りは良いですが、同じくコストがかかります。

「他店より目立つ」「見栄え」を重視すればするほどコストは上がるのです。

では、その高額な広告料は誰が負担するのでしょうか?
検索エンジンへは当然、業者が支払います。しかしそのコストは業者が別の部分をコストカットするか、お客様へ提供する商品やサービス料へ上乗せされます。
業者側の何かをコストカットすればサービス品質が下がる可能性もあり、商品やサービスに上乗せすればお客様の負担が増えてしまう。
優先順位は何かを踏まえ、このバランスをどうするかが経営手腕であり、経営姿勢に出ます。

これは鍵屋さんに限ったことではなく、どの業界でも同じこと。
広告に力を入れすぎている所であれば、「値段が高いかも?」or「忙しすぎてサービス品質の方は大丈夫?」という可能性も踏まえて要確認です。

値段については下の段落にまとめます。
サービス品質に関しては、コストカットが社員へしわ寄せとなった場合、キャパオーバーで約束の時間に来ない、教育が行き届かず作業態度が悪い、仕事がずさん等の不満につながると思いますが、直接対応されて不快な思いをするまで分からない面もありますね。

ちなみに我々「カギの救急車」もリターゲティング広告(一度Web訪問された方が他Webを閲覧する際、広告枠に表示)は出していますが、検索連動広告は出していません。
広告は必要ですが、そこに大きく投資はしていません。実店舗を持っている業態が強味であり、コストにもなりますので、後は企業努力で集客することになります。


■鍵でピンチに陥るケースはお金が心配!

鍵がらみでピンチに陥るケースは、予定外の支出であり、高額になる可能性も。慌てている状況で見積もりが曖昧だと不安だし、できるだけ安く済ませたいというのが実情だと思います。

鍵を無くして家に入れない=出張料+解錠料金
防犯を考えて交換すれば、+交換料金

しかし、ウェブ上で安さをウリにして例えば「¥3,000~ 」と最安値だけ表記されていたりすると、実際いくらなのか?~の続きが心配ですよね。

「¥3,000~¥10,000」上限~下限、出張料等の記載、注意書き等で、できるだけ誠実に表記しようと工夫されているサイトもありますが、お値段をWeb上でズバリ明記!は難しいのが実情だと思います。

解錠作業を例にすると、数多ある錠前の種類や数だけでなく、錠周りの状態や防犯対策状況によって解錠方法も変わります。その際、追加料金(ドアスコープからサムターン解錠の場合、ドアスコープが固定タイプだと交換料金)が発生することも。
鍵屋さんは現場を確認し、できるだけ現状維持のまま解錠できる方法を判断し、お客様へ提案します。
ですが電話でお問い合わせの時点では、プロと一般人の会話になります。分かりやすい説明・状態確認の質問を心がけますが、普段自分の家の鍵がどんな物か意識し、記憶している方はどれくらいいるでしょう?

「お客様は普通のドアだと思っていたけれど、鍵屋さんが現場を確認したら防犯サムターンだった」等、よくあります。この場合、防犯対策品を攻略せねばならないので、お値段が上がってしまう(汗)
逆に行ってみたら特殊な道具を使うことなく安値な解錠方法ができた!こともあるので、現場を確認しないと判断しづらい点は否めません。
電話でも少し幅を持たせた回答になる場合がありますし、Web上なら尚更「~」でしょう。

価格については遠慮せず「不明点」と「理由」を確認した方が良いと思います。
事前に電話で確認してから現場に来てもらうべきなのは、技術者が現場に到着してからだと、キャンセル料または出張費が発生する可能性があるからです。
キャンセル料や出張費についての説明がない場合も、必ず確認しましょう。


■Webに載っている値段の注意点

安値をアピールしていても殆ど上限の値段を請求される、さらに追加料金まで発生して結局相場と同じ、またはそれ以上の金額払うとなれば、お客様の不審につながると思います。
Webに載っている値段を見る際、以下のようなら注意が必要です。

①見にくい、階層が深い
②1件の依頼をするのに、あちこち飛んで確認しないと総額が見えてこない
③紛らわしい項目(作業費、工賃、技術料等似た項目)がある
④注意書きが小さい、はっきりしない
⑤価格表が画像等で埋め込みにしている(画像は検索から外れるので確認しづらい)

見にくい、分かりにくい、あちこち確認しなければならない状態だと、お客様の閲覧漏れがあって、いざ依頼してから誤解が生じて揉める危険をはらみます。
階層が深すぎたり、画像埋め込みで検索できなくされていると、最終確認しにくいでしょうし、揉めた場合の再確認にも手間取ったりと、問題解決がしにくくなります。
①~⑤の特徴があるけれど依頼する!場合、メモ書きと一時的にでも確認したサイトをページ単位でブックマーク、あるいはスクリーンショットで保存しておいた方がいいです。


■最終的に提示された価格は合計金額ですか?

問い合わせ時、鍵屋さん側は「現場で話が違う!」とならないよう質問と説明をあれこれしますが、お客様からすると色々言われて混乱、結局いくら?となってしまう可能性があります。
現場に鍵屋さんが到着し、聞いた話と違う気がするけれど断れない雰囲気はツライと思うので、電話を切る前に下記を確認しましょう。

・追加される料金の有無
・出張費は込みか別か、別ならいくらか
・キャンセル料はいくらか
・合計金額(支払うことになる金額)はいくらか

※出張費の高い理由が、工事担当の移動する距離ごとの計算方式で、出動できる担当が遠方だった為という例も。

※よくあるのが「鍵屋さんとの電話を切った後、ひとまず安心してもう一度探したら、無くした筈の鍵が出てきた」「連絡のつかなかった家族から返事があった」ので家に入れたけど、キャンセル料は払う羽目に。
無くした際は探した場所でも念の為、依頼する前にもう一度探しましょう。



次回は鍵屋さんの対応とサイトを見るポイントについてです。



鍵屋さんの選び方①

2021/06/04

「カギを無くした!車に乗れない!家に入れない!スーツケースが開かない!」
慌てている時だからこそ、冷静な判断で選ぶことも大切です。

■錠前の所在(住所や車・金庫等)と【鍵】をセットで明け渡すことが最もハイリスク

『鍵を無くしたので、家まで来て解錠してほしい』

この依頼で鍵屋さんにあなたが明け渡した情報は、【住所】【鍵】です。
その住所の家の玄関に備わっている錠前を鍵屋さんが解錠して依頼主は無事、帰宅できました。
が!鍵が無くても開けられる人物が窃盗犯以外にも存在することに、ちゃんとお気づきになりましたか?
『無くした鍵を誰かが入手したかもしれない。不安だから交換してほしい』
無くした鍵を持っているのは窃盗犯やストーカーかもしれませんもんね。でも新しい錠前に換えたから、もう安心?確かに。けれどひとりだけ、あなたの住所と新しい鍵・錠前に関する情報を持っている人物がいますよ?目の前に。その人物、大丈夫ですか?信用できます?

そもそも、鍵屋さんは入れない家を開ける技術を目の前で披露したわけです。現場ですごく感謝されます(実際それが我々のやりがいではあります)が、“鍵が無くても入れてしまう”ことも、どうか意識の上、用心して下さい。

※鍵を紛失した後に空き巣に入られる主なケース
「住所を知る顔見知りに鍵を盗まれた」
「住所の分かる物と一緒に鍵を盗まれた」
「カギを差したままだった」
「家の前で落として特定された」
「落とした後、尾行された」
賃貸や中古物件購入の場合「旧住人が使用していた錠前のまま交換されておらず、合鍵等を不正利用された」「悪意のある大家さんや業者に不正利用された」等もあります。

鍵とその鍵で開く場所・物を、外部に知られることが最も危険




■財産や生命を守るものを渡すということ

合鍵を作る場合、鍵屋さんに鍵を渡しますよね。
鍵や錠前を渡す、または鍵や錠前に関する情報(メーカーや種類、刻印、写真)を他人に教える、ということは、あなたの財産や生命を守るものを明け渡すことになります。

鍵や錠前の種類によっては、知識のある者がその鍵を見る、または鍵の有する情報から簡単に合鍵作製や、解錠ができることもあります。
最近、事件も起きています→【NEWS】キーナンバーから合鍵作成侵入盗事件

鍵を無くして合鍵作成を希望の場合、運び込める物(手提げ金庫やスーツケース等)、または錠前(シリンダー)を外してお店に持ち込まれる方もいらっしゃいます。
鍵屋さんは錠前から入手した情報(メーカー名や錠前の種類・刻印、鍵穴の形状等)と、プロだから有する錠前の知識をもとに、実物の鍵を見ずして鍵を作成します。

見ただけで作れるなんて凄い!と言って頂けるなら、技術者にとって嬉しいことですが、だからこそ鍵とそれに類する情報の取り扱いには気をつけてください。
鍵を託す場合は、『あなたの鍵とその情報を大切に取り扱う、信頼できる鍵屋さん』を選ぶことをお勧めします。


■鍵屋さんに求められること

お客様の生命や財産を守る為の鍵を取り扱うわけですから、鍵屋さんは高い職業倫理が求められる職種です。

技術者はその技術と知識を決して誤ったことに利用してはなりません。その技術や知識を外部に漏らすことによる二次的な犯罪への加担もあってはなりません。
泥棒の手口をよく知らねば務まらない、泥棒と同じことができる鍵屋さんにとって、これは大前提です。

だって困っている人を助け、泥棒からの防衛方法を提案する筈の鍵屋さんが突如、闇落ちして泥棒を副業にし始めたら?ぶっちゃけ今より大儲け(苦笑)できてしまうと思います。
もしくは鍵屋さんの持つ情報や知識、道具・専用機器等(鍵屋さんにしか購入できない物)は窃盗団からすれば価値がありますから、横流しすれば儲かります。泥棒候補生に講義して育成することもできてしまう。
鍵のプロが泥棒になることは言語同断ですが、知識や道具の横流しもそこから広がる被害件数、被害総額を考えるととんでもないことになり、決して許されることではありません。

故意なく漏洩してしまうことも注意せねばなりません。
例えば知り合いに鍵屋だと話すと、大抵興味を持たれます。気の緩む相手や場所で、テクニックや専門知識を自慢したくなるかもしれません。
しかし「ピッキングはこうやってするんだよ」など、知っている技術や情報等を漏洩する軽はずみな言動は許されません。今ならネットで検索すればヒットする手口、あるいは大した情報ではなかったとしても、です。
理由が鍵を無くした友人の為だとしても、プロが不正解錠の手口を世に広めることになります。教えた相手が悪用しない、更に他へ広めないとは言いきれません。
もし、ある日通りすがりの人物が鍵屋さんの知り合いの知り合いから得た知識で、あなたの鍵を開けたら嫌ですよね?
ひとつ情報漏洩をしてしまえば、次も考えられます。もっと重要な解錠方法や合鍵作成の情報を流しかねないと。
そうでなくても、口が軽い鍵屋さんに鍵の情報や住所を教えるのはお客様に不安を与えかねません。だから一切口外してはならない。鍵屋は自分に鍵をかけておくべきだと私は考えます。

普通は職業倫理と良心、リスクを考え、犯罪に手を染める、あるいは犯罪に加担することはありません。しかし追い詰められれば人は何をするか分かりませんし、あってはならないことですが実際に鍵屋・元鍵屋が犯罪に関わったニュースを耳にすることもあります。
そういった事件が起きると、多くの鍵屋さんは襟を正し、注意喚起する等して業界全体の信頼回復に努めることになります。

以上のことから、『鍵屋さんは高い職業倫理を持って信頼を得られる業務姿勢であるべき』と、私は思っています。

鍵屋さんには国家資格の類がありません。技術さえあれば誰でもなれます。だからこそ自主的に高い職業倫理を守る会社、技術者でなければなりません。

※参考までに【鍵屋さんになるには】

鍵屋さん選びには慎重になった方がよい理由、お分かり頂けたでしょうか?次回は実際に探す場合について、です。



ガラス製の扉

この仕事に就いて、実際に被害に遭われたお客様から侵入者の手口を聞くこともありますし、業務外でウォーキング等の際に「この家はあそこが危険だな(=侵入ポイントになるな)」という目でついつい観察してしまいます。あくまで仕事上の勉強と訓練としてですよ💦
そして、「あ、ここ入られたんだな」という痛々しい傷跡の残る所も発見してしまいます。
大通りから少し入った、閑静な住宅エリアにある和ティストなお店。店内の明かりが分かるようにガラス製の引き戸です。きっと常連さんをほっこりさせているのでしょう。
でもある日通りかかったら、引き違いの錠部分が割られ、テープで塞いでありました。

窃盗犯の侵入経路ナンバー1が『窓』である理由と同様に、ガラスを用いた扉も先端の尖ったどこにでもある道具で簡単にこじ破ることができてしまいます。
そして意外とガラス製の扉、一部ガラスを用いた扉は多いです。

格子付きガラスですがこじ破れます
何よりポストから工具を差し入れられちゃいますね

勝手口や事務所でよく見かけるタイプのガラス扉
上半分だけガラスのタイプや、格子付きも有り

ガラスならではのおしゃれなお店

プレハブ等によくあるガラス引き戸

ガラス扉は住宅にも用いられていますが、店舗や事務所が多く見られます。
住宅より店舗や事務所の方が不在日時が明確なので仕事もしやすく、現金の在処も分かりやすいでしょう。
しかし窓の対策・防犯格子『防衛くん事例・事務所』にもあったように、一度成功すると味を占めて同じ場所に何度も侵入する、あるいは情報が出回って別の窃盗犯に狙われるようになります。

防犯対策をすると、機械的だったり物々しくてカントリー風やレトロなデザインの外観を損なうと思われるかもしれません。けれどもし泥棒に目をつけられた場合、壊された部分の修繕を含めた被害、そのまま何も対策しなければ再び狙われる危険性を考慮すると、デザインをあまり損ねない方法で、最低限の対策をオススメします。

ちなみに入られた跡を発見した和ティストのお店ですが、私も気になって再び前を通って確認しましたが、窃盗犯も壊された部分をどう修繕したか、何か防犯対策を講じたかどうか、見ているかもしれません。加入や設置をしていないのに警備会社や防犯カメラのステッカーを貼っても見破られることが多いけれど、少しでも「おや?」と警戒させることは大切です。


対策については過去記事もご参照ください。
 【出口を守ろう!】
 【引戸・引戸違を守ろう】
 【窓こそ守ろう!ガッツリ編】
電池錠・電気錠等はコチラ 
【リモコン錠】 【キーレス錠】



「お店のコンセプトデザインを壊さない対策を提案してほしい」「ウチも二度入られているので防犯診断&対策を提案してほしい」…等々、お気軽にご連絡ください。
防犯診断・対策のご相談・防犯商品のご紹介・お見積もり、受け付けております。

【お問い合わせ方法・各種】




引戸・引違戸を守ろう

こうなる前に

前回の「出入口を守ろう」の内容は、押し開き扉のことでした。まるで出入口といえば押し開き扉と言わんばかりだな、と思われた引き戸・引き違い扉の方、すみません。誤解です。
押し開き扉の方が色々大変💦という思いから、押し開き扉を先に掲載しました。

引戸・引違戸はバリアフリーの観点から近年増えているように感じますが、防犯対策の面ではどうでしょうか。

①バール等によるこじ開け
外開きの押し開き扉と同じく、力で無理やりこじ開けられますが、手間からすると狙われることは少なく、この場合なら窓が狙われます。

②サムターン回し
彩光の為にガラスを用いた扉が多く見られますので、こじ破りには注意。
ドアスコープはありませんが、ポストが扉についている、または小窓が隣接していタイプがあります。
また、引違戸の特徴として扉と扉が重なっている為、隙間ができやすく、工具を入れられる危険があります。

③ピッキング
ピッキングされやすい錠前の場合は押し開き扉同様、対策することが望ましいです。

ガラスの引違戸でポスト付き
こじ破りもサムターン回しもできてしまう。


危険度は①の他はあまり違わないのでは?と思われるかもしれませんが、実はいざ対策するとなった場合、引戸・引違戸にはアドバンテージがあるのです!

引戸・引違戸の場合、防犯対策品の補助錠を新たにつけるのではなく、現行の錠前から防犯対策品の錠前にまるっと交換することが可能!余計な穴を開ける工事が必要がありません。
外開き扉のお客様がよく悩まれる穴開け工事が不要というだけで、選択肢としての強みがあります。

一般的な鍵の耐用年数は10年。いずれ交換は必要。調子が悪くなったタイミングでどうせなら防犯用品にさくっと交換をオススメします。

KABA社の防犯対策品『引違戸錠 8800』『引戸用・戸先鎌錠 8700』

こちらは対ピッキング性能、対カギ穴壊し性能も高く、セーフティサムターン機能は勿論、隙間から工具を入れる解錠防止機能もついているので、安心感が違います。
※引戸・引違戸は規格がほぼ同じなので殆ど適合しますが、もし現行の錠前が小さい場合、埋込み部分を少し広げる作業が発生します。

【作業事例】



「早速対策したい!」「最近鍵の回りが悪いから調子見てもらって検討しようかな」…等々、お気軽にご連絡ください。
防犯診断・対策のご相談・防犯商品のご紹介・お見積もり、受け付けております。

【お問い合わせ方法・各種】



【NEWS】キーナンバーから合鍵作成侵入盗事件

福岡県で他人のキーナンバー(鍵に刻印されている)を暗記して合鍵を作製し、自宅へ侵入する事件が起こりました。
容疑者も被害者も大学生であり、サークル活動などで共有スペースに荷物が置かれた際に鍵を盗み見ていた模様。同様の手口で100件余り繰り返していたそうです。

鍵のメーカーと刻印を第三者に知られれば、鍵は作成できてしまいます。鍵や錠前に関する情報(刻印や鍵の写真)は他人に知られないよう、取り扱いには注意をしましょう。

合鍵を使用して侵入されると、住人が侵入されていることに気づきにくいことがあります。現場に残る証拠も少なく、犯人へたどり着きにくくなります。何より他人が出入り自由自在なんて、怖いですよね。

今はネットから合鍵注文もできますし、もし実店舗へ注文に訪れたとしてもマスクをしていることに鍵屋さんも違和感を覚えませんし、顔を覚えにくいです。
ピッキングやサムターン回しといった技術と道具が必要な侵入方法、バール等で錠前ごと壊すこじ開けという乱暴な侵入方法よりも簡単な、合鍵を作成して侵入という手段が増えるかもしれません。そうなる前に是非対策を。

■鍵や錠前に関する情報(鍵の刻印や鍵の写真)は顔見知りであっても他人に見せない。
※合鍵での侵入は今回の事件同様、顔見知りが多いです。

■共有部(ロッカー等の荷物置き、待合室、飲食店の席・特にイートイン等)では荷物の管理をしっかりする。鍵や財布が見えないようにする、しっかり閉じる鞄を利用する。

■鍵を使用後、その辺に置いておかない
玄関のすぐ側(靴箱の上等)にそのまま置いておくと、来客時に見られる可能性があります。

■鍵の写真をネット上にUPしない
※不特定多数に見える状態は勿論、仲間だけの空間でも同じです。
※SNS等で普段写真をUPしている方は住所を特定される可能性(位置情報オフで撮影しても、間取りや窓・窓の景色から特定されやすい)があり、鍵情報とセットになると特に危険です。

■ネットで合鍵依頼はリスクがあることを把握し、情報漏洩に注意する。
※フリーメールは漏洩しやすい

■キーキャップやキーカバーをつける。

ビス留めでしっかり!のMIWA専用から、最もリーズナブルなシリコン製ヘッド、可愛い犬猫シリーズ、ディズニーやアニメキャラのヘッド等まで、色々あります!

少し前にTVで放送していましたが、病院で隣りに座った人の荷物から鍵と住所を特定する物(番組内では保険証や診察券等のカード)を盗み、相手が受診中に盗みを働いていた事件を紹介していました。
鍵そのものを盗む、鍵の情報を盗む、どちらの手口もあり得ます。しっかり鍵を守って、くれぐれも被害に遭われませんよう。


出入口を守ろう!

窓対策はお手軽お手頃から始めましたが、出入口は前回怖い話をして終わったので、バール等によるこじ開け対策から。


■バール等こじ開け対策

『耐破壊性能の高い補助錠』
防犯対策品として開発された補助錠は、バールこじ開け時の側圧は勿論、ドリルによる破壊等も想定した強度を有します。
また、『KABA社 カバスターセーフティーリムロック』はバールでこじ開け難い形状の鎌デッド(鎌状のデッドボルト)タイプも採用しています。
リンク先では2種類紹介していますが、どちらもサムターン・ピッキング対策もされているので、これひとつで出入口の弱点をカバーしてくれます。


「鍵が増えるのは管理が面倒」「穴は開けたくない」「リーズナブルな対策がいい」等の場合はコレ! ↓ ↓

『T型防犯ガードプレート』
L型もありますが、強度的に断然!T型をオススメします。

詳しくは【作業事例】ご参照ください。
サイズは様々、合う物をお選び頂けます。作業事例のように、お客様のニーズや見栄え・扉と錠前に合わせて加工・設置承ります。
一般的なガードプレートなら穴開け加工不要、従来の錠前を固定するビス穴を利用して固定します。

煙返しのあるドアには設置できません
 側面がフラットなドアは設置可能

煙返しのあるドア


「賃貸で穴を空けられないし、煙返しがあるドアだからガードプレートも付けられない」そんな場合は、

『カギ穴の無いカギ リモコンロック NOAKEL® +賃貸物件向け取付け金具』
以前、掃出し窓に便利なリモコン錠として紹介しましたが、とても利便性の高い補助錠です。
穴を開けずに設置する賃貸物件向け取付け金具を挟む隙間のある扉なら、設置可能です。
破壊行為に強い設計で、こじ開けを感知すると大音量が鳴ります。
電池錠でリモコン施錠の為、カギ穴もサムターンも無くなるので他の防犯対策品の補助錠と同様、これひとつで出入口の弱点をカバーしてくれる上、自動施錠機能でうっかり無締まりも防止できる!オススメです!!



■サムターン回し対策

バール等こじ開け対策で書きましたが、防犯対策品の補助錠が各種不正解錠もこじ開けも全部解決してくれます!
「でも鍵が増えるのは嫌…面倒だし無くす率が増える」という場合、

現行の錠前から、『KAKEN社インナー錠』『KABA社セーフティサムターン』といったサムターン対策に特化した錠前に交換する手段があります。
※但し交換の場合、現行の錠前によっては交換できない場合もあります。

また、徘徊防止対策等に用いる『両面シリンダー』という手も。その名の通り外も内も鍵付きにすることです。
※こちらも現行の錠前によっては交換でいない場合があります。

いっそ、以前ご紹介したメリット盛り沢山な
電池錠にしてしまおう!オートロックで管理も楽だし、うっかり締め忘れもなくて安心!


「でも予算がねぇ…できるだけリーズナブルに!」

一番お手頃お手軽はサムターンカバーでしょう。こちらはMIWA製のシリンダーのみ対応になりますが、『MIWA 防犯サムターン』をオススメします。

サムターンカバーやキャップの商品はたくさんありますが、当然のことながらお値段相応で、簡単に壊したり外せてしまうことはご承知おきください。

また、前回も書きましたが防犯対策されたサムターン(『MIWA スイッチ式サムターン』等)も有効ですが、こちらも特殊工具を持参の窃盗犯だった場合、解錠できてしまいます。


■ピッキング対策

防犯商品【シリンダー】をご参照ください。
対ピッキング、対カギ穴壊し性能の高い製品を取り揃えております。
※錠前(シリンダー)の交換は、現行の錠前(シリンダー)によって交換可能な物と不可の物がありますので、交換可能な物の中からお選び頂くことになります。

他の不正解錠対策のことも考えると、防犯対策品の補助錠なら最初から耐ピッキング性能も優秀。もしくはいっそ電池錠にして鍵穴を無くせばいいんじゃない!?防犯性も利便性も時代は電池錠!
と、同じ答えに行き着いてしまっていますが💦
工事(穴開け)できない場合も多く、事情はそれぞれ。現行の錠前を交換する際は、防犯性能を意識したシリンダー選びをお勧めします。


「早速検討してみたい!」「ウチはどのシリンダーに交換できるの?」「安い対策品を各種付けるのと、高品質の対策品ひとつ付けるの、どっちが安全+お得?」…等々、お気軽にご連絡ください。
防犯診断・対策のご相談・防犯商品のご紹介・お見積もり、受け付けております。

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被害に遭いやすい家の特徴 其の参

被害に遭いやすい家の特徴の続き、今回は出入口です。

・入口に鍵が1ヶ所しかついていない
・サムターン、ピッキング対策がされていない



近年建築された建物の場合、最初から対策済みの場合も増えています。しかし家は長く住み続けることのできる財産です。築数十年でも現役の建物も多く、当時はまだ錠前も1ヶ所が普通、サムターン・ピッキング対策などない頃の建物もまだまだ多い。
ひと昔前、カム送り解錠が問題になって今やほぼ対策できたように、サムターン・ピッキング対策もそれに続くべく、古い錠前の交換時には対策された錠前の選択を、そして今一度防犯意識を持つことで、これらの手口を撲滅できる日が来るのだと思います。

しかし対策をすれば次の手口が横行するもの。既に今はサムターン・ピッキング以外の手口をも心配せねばならない時代です。
ということで、玄関・勝手口の現状を改めて確認してみましょう。

■錠前の性能だけじゃなかった

その出入口が侵入可能かどうかを判断する場合に見るべきは、錠前の性能だけではありません。では、どこを見るべきでしょう?

集合住宅
戸建て

・ドアにポストがついている
・ドアスコープがある
・ドアにガラス部分がある、または小窓が近接
・サムターンが一本の指で押せば回るタイプ
・上記サムターン(室内側から錠を開閉するつまみ)が露出している

サムターン(内側から錠を開閉するつまみ)
ドアノブと一体型のサムターン

当てはまるものがあれば、サムターン対策が必要です。
どこかしらの隙間や穴から工具を差し入れてつまみを回し、解錠する手口がサムターン回しです。

ドアにポストがついているタイプは言わずものがな、ドアスコープもくるくる回して簡単に取り外せるタイプは、工具を入れる絶好のポイントになってしまいます。埋め込みタイプだとしても容易に壊せます。

無いと確かめたい時困るけど、あれば意外と危険!

窓の記事でも書きましたが、ガラスは容易にこじ破れる為、彩光にガラスを用いている扉、玄関に近接した小窓がある場合も対策が必要になります。

つまみが一本の指で回らない防犯サムターンだった場合、少しは安心できますが、既にそれらをも解錠可能な特殊工具が存在する為、万全ではありません。

上記ポイントでサムターン回しができてしまう出入口は、例えどれだけ防犯性能に優れた錠前をつけていても、侵入されてしまうのです。


■錠前(シリンダー錠)

・古い錠前で、鍵穴をカバーするカラーを引っ張ると動く場合

ドアを開いて刻印を確認してください→【カム送り対策】
※美和ロック(MIWA)は刻印に下線があれば既に対策済み品です

 カム送り解錠可能なシリンダーに該当する場合、簡単に解錠されてしまう為、シリンダー交換か補強パーツで対策が必要です。


・鍵が一ヶ所しかない
・耐ピッキング性能10分以上

鍵が一ヶ所しかない場合、補助錠をつけるか、既設の錠前を耐ピッキング性能及び耐カギ穴壊し性能の高い強固な錠前に交換することをお勧めします。
二ヶ所鍵があっても同一の錠で性能が低ければ解錠は手間ではありません。
ちなみに、経験からすると防犯意識を持って慣れてしまえば二ヶ所別鍵でも面倒に感じなくなります。むしろ安心感がありますね。

いずれにせよ、防犯性能の高いシリンダーが望ましいです。侵入の手間に5分以上かかる場合、7割の泥棒が諦めるというデータから、各シリンダーメーカーは防犯性能の高い錠前を開発してきました。→【防犯商品 シリンダー】
その中でも基準を満たし、防犯性能試験に合格した錠はCP認定錠と呼ばれます。


■外開きという、日本のドアの欠点

日本の家の中では靴を脱ぐという文化は、清潔な暮らしという観点からとても大切なことです。

が!! …それが欠点になることも。

日本家屋は靴を脱ぐスペースとして三和土を維持する為、横開きの扉(引き戸や引き違い戸)にするという合理的な設計でした。しかし洋風家屋もイイよね!ということで普及した現代、洋風扉は三和土の為に外開きにしかできません。
防犯上、外開き扉の防御力は物理的に弱いという欠点があります。サムターンやピッキングといった工具とテクニックで華麗に解錠する泥棒ばかりではありません。
近年増えている侵入手口はパワー型です。扉の隙間から覗くかんぬき部分にバール等を差し込み、テコの原理で錠前や扉の枠ごと壊して開ける手口が横行しています。
知識も技能も工具も不要!バールやゴツいドライバーが1本あればカップヌードルが出来上がるより早く侵入でき、万が一の際にはバールで住人を制圧することもできてしまうのです。
バール等でこじ開ける手口は警察も注意喚起をしており、不況等で治安が悪くなればなるほど、更に増える手口でしょう。

痛々しいバールこじ開け被害の跡

今更、三和土を無くして内開きの扉に換えるのは難しい。侵入の手口からして荒々しい窃盗犯と遭遇するのは命の危険を感じます。

普通の工具、でもこれ持って侵入されたら怖いですよね


次回→「出入口を守ろう!」

バールの話なんてしといて!怖くて連載なんて待っとれん!具体的なことをはよ!…という方は、お気軽にご連絡ください。
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