作業事例について　名古屋市でカギのことなら カギの救急車 上飯田店/黒川店 にお任せください！ 鍵のトラブル / 合鍵 / 開錠 / 防犯対策 等、お気軽にご相談ください。

スマートリムロックに限らず、電池錠は一般の電気錠に比べて寿命が短い傾向があります。

当店で新規に取り付ける場合は、この点をご説明してから取付させていただいております。

日本ロック工業会が定めた錠の耐用年数は、一般錠で10年、電気錠で7年ですが、おそらくここで言う電気錠には電池錠は含まれていないと思われます。

電気錠とは、100Vを制御盤ないし電源装置に入れて12Ｖにしてから電気錠や認証機器に電源供給して作動させる電気錠システム全体のことで、電池錠は電池を使用することでスタンドアローン（他の機器に接続しないで単独で動作している環境）で動く錠前ということです。

あくまで私の体感ですが、電池錠（電子錠）の耐用年数はひいき目に見て平均5年といったところかなぁと思います。

電気を使用する製品ってのは使用環境にもよりますが、テレビやパソコン、スマホしかり、購入した製品自体に当たり外れがあるので、保証期間一年が過ぎたころに壊れる物もあれば7年くらいもつ物もあったりしてこればっかりは運です。

ただ、電池錠は電気錠に比べコストが安いですし、まだまだ日進月歩の製品ですので、５年くらいで壊れるのは承知の上で、壊れたら最新の電池錠に交換するってのが一つの正解だってのは間違いないと思います。

で、このスマートリムロック。

【二階からリモコンで開錠したい】という作業事例でも書きましたが、INAHOがスマートリムロックを廃盤にしてしまいました・・・

リモコン見通し100m届いて比較的簡単に取付できるという唯一無二の特長を持った電池錠だったのに・・・

むしろ廃盤にするならインターロックの方やろ・・・

などというINAHOへの恨み節は置いといてw

廃盤になったのなら違う錠前に切り替えるしかありません。

当店では様々な電池錠を在庫してますが、面付タイプの電池錠は室内側本体が横型の物ばかりです。

ドア形状がフラットな物ならそれでなんの問題もないのですが、お客様のお宅のドアは縦框が比較的狭いうえに出っ張りがあり、更にドア・枠ともに煙返しがついているため取付られる部分が限られます。
ロックマンジャパンの「ID-602Bhook (引戸対応型)」と、タッチパネル＆非接触IC式電気錠 イージスゲート(AEGIS GATE)を持って行ってドアに当てて取付できるか確認しましたが無理でした。

で、色々調べたところ静岡県にある株式会社エナスピレーションが販売する電池錠EPICの縦型次世代スマートロック「ES-F500D」ならなんとか付けられそうなので取り寄せして後日お伺いさせていただくことになりました。

EPIC「ES-F500D」は、暗証番号、非接触ICカード（フェリカ・マイフェア）、指紋、スマートフォンアプリ、Bluetooth、別売りリモコンなど様々な開錠方法を備えた次世代スマートロックです。

この作業事例で見たEPIC「ES-F300D」の室内側本体縦型タイプです。

ということで入荷したのでやっていきましょう。

まずはスマートリムロックを取り外します。

次に、EPIC「ES-F500D」を取り付けしていきますが、取付穴はスマートリムロックの物をそのまま流用できます。

しかし、このままだと室内側本体のデッドボルトが枠側煙返しに干渉してしまうので、専用の厚み調整座板を挟み込んで高さ調整をします。

最後にストライク（受け金具）を取り付けたら電池を入れ問題なく作動するか確認します。

設置が終わったら、お客様と共に暗証番号の変更、付属カード二枚およびICタグ二個の登録、お客様の指紋登録をしてその他諸々の使い方のご説明をして作業完了です。

「見た目がスマートで格好よくなったし、指紋が使えるようになってとても便利」とお喜びいただけました。

これを機に当店はEPICの販売店に登録しましたので、スマートリムロックが壊れてお困りお客様は当店にお任せください。