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現場住所 愛知県名古屋市千種区
本日はマンション管理会社様より「マンションのエントランスの鍵が回りにくく、たまにきちんと閉まらず開きっぱなしの時があるので取り替えて欲しい」とのご依頼で出動!
古いタイプのU9シリンダーは内筒と呼ばれる鍵穴が大きめになっています。
お伺いしてみると、MIWAのU9AHがついていました。
こちらのマンションはオートロックのため、集合玄関機(インターホン)についているキースイッチで開錠することができるはずなんですが、一カ月前からキースイッチを回しても開かなくなって入居者の方々は皆さん、エントランスドアについているシリンダーで開錠して出入りしていたそうです。
で、最近はその鍵まで回りにくくなったのと、きちんと閉まらずに開きっぱなしになっていることがあるということでご依頼となりました。
キースイッチの故障についてはまた今度書きますので本日はAHのみについて書きます。
左がメンテナンス部品のAHT-HS
MIWA AHシリーズは自動施錠ができる本締錠です。
基本的には電気ストライクASシリーズと組合わせてマンションの出入り口ドアに使われていますが、電気錠と組み合わせた強化ガラスドアなどにも取付けられていたりします。
AHシリーズには下記のように三種類ありますが今回ついているのは常時施錠タイプのAHTです。
AHT:扉を閉めると常時自動施錠。
AHS:自動施錠機能に加えてラッチストップねじにより、ラッチを引っ込んだままの状態にできる。
AHB:自動施錠機能に加えてキーまたはサムターンでラッチを引っ込んだままの状態にできる。(この状態では自動施錠になりません。)
この錠前はマンション建築時から交換したことがないようで、おそらく20年ほど経過していると思われます。
たまにしか回らないのはシリンダーの摩耗と汚れが溜まっていることが原因で、ドアが閉まらない事があるのは錠前のラッチの動きが悪くなっていることが原因でした。
このAHタイプは現在廃番となっており、代替製品はADシリーズになります。
しかし、この錠前がついているドアは、狭框ドアの場合がほとんどで、代替品であるADシリーズのが取り付け出来ない場合がほとんどです。
それはAHに比べADの方が大きく、アルミの框部分が狭いため錠ケースの奥が框に当たってしまいきちんと納まらないのです。
しかし、廃番とはいいながら2020年現在まだAHはメンテナンス部品として手に入れることができます。
もし在庫が無くなった場合は、有無を言わさず加工なりしてADに交換するか、なんなら電気錠システムごと交換しなくてはならなくなる可能性もあります。
ですので、現在お住まいのマンションでMIWA AHと刻印のある錠前がついている場合は、管理組合で錠前を購入して保管しておくか、早めの交換をお薦めいたします。
上についている小さいものはトリガーです。
鍵を回すとラッチが引っ込み解錠出来ます。
で、とりあえず逆マスターシステム付きのシリンダーが入荷するまでは注油メンテナンスで対応させていただき、約三週間後に入荷したので交換にお伺いしました。
まずは新しい鍵で既設シリンダーとキースイッチを回せるか確認したところ回りましたので交換していきます。
全ての部品を取り外して新しい錠前と入れ替えます。
左側が電気ストライク「MIWA AS」
交換後はきちんとドアが閉まるか、問題なく開錠できるか確認して付属の鍵を管理用のキーボックスにしまって作業終了です。
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